つれづれ読書日記

SENとLINN、二人で更新中の書評ブログです。小説、漫画、新書などの感想を独断と偏見でつれづれと書いていきます。

か・み・な・り・斬り~!

2006-01-26 11:25:38 | 木曜漫画劇場(白組)
さて、これも時代劇……? な第422回は、

タイトル:YAIBA(全24巻)
著者:青山剛昌
文庫名:少年サンデーコミックス

であります。

扇:暗黒淵って何よ? と相方に突っ込むSENでぇーす!

鈴:やみわだ、と読むのだよと言っておくLINNで~す。
って、「でぇーす」の「ぇ」はやめなさい。似合わないから(笑)

扇:どぇーす。

鈴:いったいどこの人間だ、おぬしは。

扇:どこから来たのと聞かれたら~、それは土星と答えるの~。
で、今回はYAIBAなわけだが……どこまで読んだのかね?

鈴:全部読んだぞ、どっかで……ないなぁ。
たぶん、古本屋で全巻買って読んだ憶えがある。

扇:珍しいな! お前が少年漫画全巻買うなんて!
私は新刊でほぼ揃えたぞ、最後らへんは……まぁ、深く追求するな。

鈴:古本だからな。

扇:作家が泣くと言っておろうが!

鈴:古本屋の利用率は君のほうが高いはずだぞ。
いったいどっちが泣かしまくってんだか……。

扇:応援してる作家さんは新刊で買うの~。
どうでもいい奴とか、読み捨てとか、絵以外興味がない奴とかは古本で買うけど。

鈴:応援してる作家を新刊で買うのは当たり前だってば。
まぁ、どうでもいいのに新刊の値段払うのはイヤなのはしょうがねぇけどな。
金返せ、とか言いたくなるし(爆)

扇:やっぱり、さぶいぼってカテゴリはいるかね?

鈴:別にさぶいぼだけが「金返せ」ってわけじゃないからな。
さぶいぼだけど、おもしろいのもないわけではないぞ、「乃木坂春香の秘密」とか(笑)

扇:よっぽど当たりだったんだな……珍しく。
表紙は、フ○ンス書院にしか見えなかったが。

鈴:当たり、とはどうかな。確かに、お約束の塊だったが、そのぶんよかったと言えたがね。
にして、フラ○ス書院かぁ。なら、同種の話を書く作家として、雑破業あたり、けっこう嫌いではないのとも関係してるのかもしれんな(笑)

扇:ざっぱGOGOGOか……読んでないけど、君の評価は高かったねぇ。

そろそろ真面目にやろうっと。
本作YAIBAの作者は『名探偵コナン』で知られる青山剛昌氏。(絵、全く変わってません)
現代を舞台に、サムライを目指す少年・刃と宿敵・鬼丸の戦いを描きます。
かなり勢いで描いてたのか、歴史上の人物が敵として出てきたり、最強のアイテム竜神の玉を求めて全国回ったり、路銀が尽きて競馬やったり、と先の読めない漫画でした、面白かったけど。(笑)

鈴:少年マンガらしい少年マンガだったねぇ、これ。
おもしろかったのはおもしろかったけど、そう何回も読み返せるものではなかったがね。
少年マンガはたいていそうだが。
……で、じゃぁ、解説もしたことだし、キャラ紹介行っとくかね。

扇:それはCMの後で。(俺、CM担当かよっ!)


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扇:では、キャラの紹介のコーナーに参りましょう。
主人公の鉄刃(くろがね やいば)。
真のサムライを目指す少年、なぜか最初はジャングルで修行していた。
実は400年間生きていた宮本武蔵に師事し、雷神の剣を手に鬼丸と戦う。
性格はスケベでお調子者、ただし、戦う時だけは真面目……でもないな。
せんぷう剣、かみなり斬り、風車など、誰かに敗れるたびに新しい技を覚えていくのは王道。(笑)

鈴:漢字にすると、間の抜けた名前だよなぁ、刃……。
って、なんかキャラとは関係のない話なので、キャラ紹介……って全部相棒が書いてるし!(爆)
まぁでも、お調子者というか、何も考えてない脳みそまで中山きんにくんと言うか……こういうコメディには合ってるキャラではあるね。

扇:ジンって言うと、どっかの格ゲーキャラになるがな。
では、ヒロインの峰さやか。
刃の居候先の娘……て、定番過ぎる。
あっぽで無宿人の刃に痛いツッコミを入れる役。
ちなみに、自分は可愛い普通の女の子だと思ってるフシがあるが、全然違う。

鈴:あぁ、あの関節技かましたときの音がすばらしく快感なゲームだな(笑)
さて、ヒロインか。
……絵も、性格も、コナンのヒロインの毛利蘭そのまんまに見えるのは私だけではあるまい。
まぁ、弱冠違うと言えなくもないが、まー、「まじっく快斗」のヒロインともぜんぜん一緒に見えるのも、気のせいではないだろう。

扇:まー、だからこそ灰原が目立つんだろうが。
では、刃のライバル鬼丸猛。
刃は雷神の剣の呪いに打ち勝ったが、こちらは風神に呑まれて鬼と化した。
プライドは変に高いが、脳の中身は刃並み……それでも格好良いけど。
部下のクモ男が提出する変な作戦を次々と実行し、日本を荒らし回ったが、実のところ一般人はノンビリと平和を謳歌していた。(笑)
鬼丸天下統一プロジェクトを成功させるも月世界から来たカグヤに敗北、その後ちょっとだけ刃と共闘した。

鈴:共闘したあと、また鬼丸との対決があったが、次の敵は前の敵より強い、と言う少年マンガの王道を思いっきり無視したこともあって、なんだかなぁで終わったな、鬼丸。
そう言う意味では、パワーアップすらさせてもらえなかった時点で作者の愛は冷め切ってたんかなぁ。

扇:ゾンビみたいな顔色で復活したナンパ剣士・佐々木小次郎とか、ことあるごとに腹を斬ろうとする柳生十兵衛とか、サブキャラで好きなのも結構いるんだけど、とりあえずこの三人だけにしとくか。
ギャグ漫画だけあって、スポッとかコンッとかスカッとか、気の抜ける効果音は多いですが、戦闘シーンは結構盛り上がります。掛け合い漫才みたいで楽しいし。(笑)

鈴:そう言う意味では、コナンとはまったく逆で、頭のないキャラばっか出てるよなぁ、これ。
まぁでも、コメディとしてはこういうのがたくさんいて、かき回してくれるほうがおもしろいので、成功している話ではあるな。

扇:さぁて、次回は明治を舞台にした妖怪話……だよね?
それでは、さーーーーーーーーーーーーーーーーよーな・ら。

鈴:あぁ、あーんなキャラやこーんな妖怪が出てくる妖怪話だ。
と言うわけで、気を持たせつつ今回はこの辺で。
さよ~な~ら~~~~~~~~~~~~~~~~~~


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