つれづれ読書日記

SENとLINN、二人で更新中の書評ブログです。小説、漫画、新書などの感想を独断と偏見でつれづれと書いていきます。

家族ゲーム再び

2007-02-01 21:56:12 | 木曜漫画劇場(紅組)
さて、初の木劇リバイバルなのさの第793回は、

タイトル:そりゃないぜBABY(全11巻)
著者:立野真琴
出版社:白泉社 花とゆめコミックス

であります。

鈴:MSNメッセンジャーに突然蹴られていっそうMSに恨み心頭なLINNで~す。

扇:きっと国家転覆の陰謀がバレて、制裁食らったに違いないと思うSENでーす。

鈴:誰がそんなことを考えるかっ!!

扇:考えてなかったのか?(素)

鈴:考えてはおらんぞ。
そんな面倒くさいこと(素)

扇:まぁ、確かに面倒だけどな。
でもせめて世界制服ぐらいは目指そうよ。

鈴:そっちのほうがよっぽどめんどくさいわっ!!
まぁでも、楽に出来るんならやってみたいなぁ、くすすっ♪

扇:何を着せる気だ?

鈴:なに着せよう……。
そのあたりのフェチはないから、さして希望するものはないのぅ。
そっちは何がいいんだ?

扇:そうだな、君には『むじんくん』の格好をさせてあげよう。
あ、私は総統でいいや。(笑)

鈴:誰がするかっ!!!
で、総統? そうか、人間捨てたいんだな。

扇:ええ~、しないの~?
捨てた暁には、「ガ×ラ×に君のような人間は不要だ」と言ってあげよう。
で、マジでMSN転覆の原因は不明かね?

鈴:ん~、おそらくWindows Updateをやったことが原因だとは思うがね。
パッチと、「悪意あるプログラムの削除ツール」なんてのを入れたんだが、自前のアプリを「悪意あるプログラム」と判断したんじゃないかと、ふと思うと嗤えるが(笑)

扇:さすが『窓』。
やることがマクドとはちょっと違うな。
あ、もちろんいい意味じゃなくて。(笑)

鈴:それはマッキントッシュやっ!
とは言え、MacのMac OSは爆弾アイコンが有名だったんだがなぁ。
確か、爆弾アイコン=何も出来ずにシステムが落ちて、データが消えるのを覚悟しなさい、って意味だったはずやぞ。

扇:素敵過ぎて涙が出る仕様だな。
何かちょっと昔のギャルゲを思い出してしまったぞ。

鈴:昔のギャルゲ?
なんのゲームだ、それ。

扇:当ててみそ。
えーと、確か最初はPCエンジンで、次はスーファミ、その次がプレステだった筈。
友人がやってるのを後ろで見てただけなんで、俺も詳しいとは言い難いがな。

鈴:PCエンジン~???
このマニア向けなコンシューマ機じゃぁ、ハドソンのとR-TYPE以外のゲームはまったく思い出せん……。
ギャルゲも確かにあった気はするが……。

扇:答えは来世のお楽しみということで。
えーと、結局、君のSMNが死んだのは自業自得ってことでいいのかな?

鈴:来世って長すぎるわっ!
で、自業自得……かはわからんな、他にも心当たりがないわけでもないしなぁ。

扇:何をやったんだ?
脳とパソコン直結したりしたのか?

鈴:誰がそんな恐ろしいことをするかっ!
なに、単に登録していたフリーのメールアドレスが、あまりに使ってなかったんで削除されたから、ってのもあるんだがな。

扇:チッ……三連発で否定しやがるか。
まー、そんな自業自得因果応報半死半生なLINN君はほっといて、本題に入りましょう。
以前、LINNが単発で紹介したホームコメディです。
ストーリーについてはそちらを参照して下さい。(本稿の最下段にリンクあり)

鈴:……なんか、手抜きって気はせんでもないが、まぁ、いっぺん紹介してるからなぁ。
じゃぁ、とりあえず、CM行っとくかね。


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鈴:では、恒例のキャラ紹介。
やはり最初は主人公兼ヒロインの石野桃子。誰と誰をくっつけてつけた名前かは突っ込まないようにしましょう(笑)
高校を卒業し、プー太郎のところに、父であり、出版社の社長の友人である編集長の一言で、若手作家の中では人気No.1の朔原敬四郎の家の住み込み家政婦となる。
独自のペースで敬四郎の子供たちともうまく折り合いをつける柔軟な手腕を持っているが、放任主義の両親のもとで育ったため、ほんとうは家族と言うものに憧れを持つ寂しい一面も持つ人情派。
基本は磊落で細かいことを気にしないタイプ。

扇:細かいことを気にしないと言うか、無防備と言うか……男のコには人気出るわな、こういう人は。
では、作家としては一流、親父としては一.五流の朔原敬四郎。
物腰優雅、性格穏和、眉目秀麗という、いわゆる『ドラマに出てくる美人小説家』のまんま逆バージョンな人。
重度のシスコンであり、歳の離れた姉貴が他界した際、彼女の子供達四人を引き取った。
が……思い出を保存するという目的だけで子育てが出来るはずもなく、家事と仕事が両立できなくなると失踪してしまうという破滅的な行為を繰り返しており、長男のこだまからは半分見切りをつけられていた。(まぁ、それも愛故だが)
桃子が来てからは、多少、こだまとも和解し、対話の機会も増えたが、全然別の方向でもう一度対決することになる。
ちなみにまだ二十代後半、売れっ子作家、役者並みのビジュアル、と……結構美味しい物件である。(笑)

鈴:長っ!!
まぁ、作家として一流ってのはあるなぁ。だいたい、子供絡みのスキャンダルを報道した出版社で仕事しない、って言って、通るだけの作家だからなぁ。
こんな身分になってみたいもんだ(笑)
で、朔原家4兄弟の長男こだま。典型的な兄貴タイプの中学3年生(後、高校生)で、桃子を学校ではドブス扱いする素直ではない直情型少年キャラ。
以上。
……いや、いちおう、両親が事故で亡くなり、そのため、幼いながらも弟たちを守らんがために背伸びした結果であるので、ある意味、母性を刺激されるタイプのキャラと言えよう。
ちなみに、立野キャラには珍しく、直情系黒髪少年にもかかわらず、最終的に本命及びキープにもふられるという不遇を味わっている(笑)

扇:見事にふられたな。まぁ、散々可愛がってくれる美形の先輩方(男)がいるから良いではないか。
では、朔原家4兄弟の次男こだま。いつもニコニコしているが、皮肉の切れ味は全キャラ中トップで、イッコ上の兄貴を盾にできる要領の良さも持ち合わせている魔性の男。(笑)
立野定番の『女装が似合う男性キャラ』であり、その魔の魅力でこだまの同級生(男)を見事籠絡し、一時期本気で兄貴を心配させるものの、本人はどこ吹く風で最後まで誰ともくっつかずに終わった。
家では御子様二人組の優しい兄、学校では明るく社交的な少年だが、本質的には第三者的な視点で物を見るシビアな人物であり、最終ステージでは年長組三人をまとめてシメるという離れ業を演じる。
さすがひかり、各駅停車の誰かさんよりも上手であった。

鈴:まぁ、確かに、一番周りが見えてるキャラだぁね。
おそらく、1巻でS出版の編集者が現れたとき、こいつとあさひだけ、家を抜け出して桃子とラーメン喰いに行ったあたり、その傾向は最初のころから顕著だったねぇ。
実の親父がけっこうイラスト的におおらかな感じのキャラっぽかったので、おそらくこいつは母親似だろう。
では、朔原家三男ののぞみ。
外見はこだまと似た感じの少年だが、この男3人の中でもっとも柔和……まぁ、端的に言えば弱虫で、泣き虫。
ただし、そうにも関わらず、クラスの女のコたちに人気のある子だが、初恋の音楽の先生とのエピソードでは、明らかに天然女たらしであることを思う存分見せつけている。
個人の能力ではどうしても兄ふたりに劣る部分はあるものの、たぶん、この子のがいちばん世の中うまく渡っていける能力はあるはずだ。

扇:大人の階段を五段飛ばしで駆け上がりそうだよなぁ……さすが五百系。(笑)
では、今だとどっかの世紀末拳士と同じ名前になってしまった、長女あさひ。
小学三年生、末っ子、一家唯一の女子という最強無敵のポジションにおり、家族全員から庇護される、ある意味女王様。
当初は異分子である桃子に突っかかっていたが、次第に女の友情に目覚めたのか、話が進む毎に依存度が増していった。
皮肉の切れ味は兄貴のひかり並みで、おまけに女の子らしく鼻も効くという朔原家最強の生命体だが、血は争えないのか、涙腺が緩いとこだけは他の方々と同じだったりする。(笑)

鈴:涙腺が緩いのは、立野キャラの特徴ではあるがな。
D-WALKからこっち、立野マンガは「NIGHT HEAD」以外はいちおう全部読んでるが、まー、どいつもこいつもゆるゆるだからな。
しかし、家族ものにしては、オムニバスで各キャラの話をそれなりに不公平にならず、描いているし、設定はパターンだが、キャラの個性もはっきりしていて、おもしろいマンガではあるわね。
比較的、少女マンガにしては男性にもオススメできるほうだしねぇ。

扇:ん~、俺的には男性にはちょっと勧め辛いかね。
男性のキャラの殆どが何らかの形で少女属性帯びてるんで、違和感を感じる人は多いと思うぞ。
特にメインキャラは……絵の関係もあって、非常にアンドロギュヌス的だしなぁ。
ま、私個人で言うなら、好きな作家だけどね。

鈴:アンドロギュノスね……。
男性がOKかどうかは、そうかなって気はせんでもないが、アンドロギュノス属性はまぁ、その通りやね。
涙腺緩いのも、少女属性あたりの関係もあるんかもしれんな。
とは言え、話はおもしろいし、オススメってのに変わりはないけどね。
と言うところで、今回の木曜劇場はこの辺でお開きであります。
ちなみに、この作品を含め、木曜劇場は立野真琴シリーズでお送りする予定ですので、こうご期待!(笑)
と言うわけで、また来週~~~~~~~

扇:ま、話が面白いのは同感だぁね。
てなわけで、一度紹介した作品をもう一度やってしまう木劇リバイバル、いかがだったでしょうか?
片方しか読んでなかった作品をもう一人が読んだ時、以前紹介した時は連載中だった作品が完結した時、続かないと思ってた作品の続きが出たりした時等、どんどんやっていきたいと思いますので、これ前にやらなかったか? と驚かないで頂けると幸いです。
ではまた来週、このページでお会いしましょう。さよーならぁ~。



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