つれづれ読書日記

SENとLINN、二人で更新中の書評ブログです。小説、漫画、新書などの感想を独断と偏見でつれづれと書いていきます。

純国産ファンタジー

2004-12-20 22:18:54 | ファンタジー(異世界)
さて、今回は純国産ファンタジーであります。

タイトル:三剣物語
著者:ひかわ玲子
出版社:角川スニーカー文庫

であります。

極めてノーマルなファンタジーで、炎、水、地の三本の剣で悪を撃つ……なんか時代劇っぽいな。

でも、基本的な線はこんな感じ。

純国産ファンタジーというのは、ロードス島戦記とかがダンジョンズ&ドラゴンズのパクリだったりとか、そういうのではない、と言うこと。

まぁ、もっとも、完全なオリジナルはないとは思うけど。

もともとひかわさんはファンタジー黎明期に、純ファンタジーでデビューしたひとだし、パクリとは書いたけど、ロードス島戦記とかと同様、いまのファンタジーブームの先駆けとなったひと。

だから、と言うわけではないけど、比較的初期の作品には、いわゆる中世ヨーロッパを基盤にした剣と魔法の世界の話が多く、いまどきの「なんでもありがファンタジー」ではない、らしいファンタジーが読めます。

好き嫌いはあるとは思うけど、らしいファンタジーを読みたい、というなら薦めるかな。

実力のあるひとなので、ストーリーや設定に破綻はないので安心して読めるよ。


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