さて、第二弾な第314回は、
タイトル:新・世界の七不思議
著者:鯨 統一郎
文庫名:創元推理文庫
であります。
先々週紹介した『邪馬台国はどこですか?』の姉妹編。
バーテンダーの松永、早乙女静香、宮田六郎はそのままですが、三谷教授の代役として古代史の権威ジョゼフ・ハートマンが参加、再び歴史検証バトルを繰り広げます。
今回のお題は――
アトランティス大陸の不思議。
ストーンヘンジの不思議。
ピラミッドの不思議。
ノアの方舟の不思議。
始皇帝の不思議。
ナスカの地上絵の不思議。
モアイ像の不思議。
の七つ。
例によって宮田が独自の解釈を展開します。
前作よりパワーダウンしたなぁ、というのが正直なところです。
前よりこじつけがひどくなり、説得力が薄くなったと感じました。
他の三人が持っている知識を披露し、世界史に詳しくない宮田がそれらに疑問を投げかけるという形式に変えたためかも知れません。
すべてを日本につなげていくやり方もかなり強引。
これとこれは似ている……というだけではイマイチです。
音が似ているから論法も、笑い話にするにしてもやりすぎ。
前作が面白かったせいもあって、あまりオススメできません。
荒唐無稽な説が既に出ている題材だけに、新説をひねり出すのが難しかったのかも……。
タイトル:新・世界の七不思議
著者:鯨 統一郎
文庫名:創元推理文庫
であります。
先々週紹介した『邪馬台国はどこですか?』の姉妹編。
バーテンダーの松永、早乙女静香、宮田六郎はそのままですが、三谷教授の代役として古代史の権威ジョゼフ・ハートマンが参加、再び歴史検証バトルを繰り広げます。
今回のお題は――
アトランティス大陸の不思議。
ストーンヘンジの不思議。
ピラミッドの不思議。
ノアの方舟の不思議。
始皇帝の不思議。
ナスカの地上絵の不思議。
モアイ像の不思議。
の七つ。
例によって宮田が独自の解釈を展開します。
前作よりパワーダウンしたなぁ、というのが正直なところです。
前よりこじつけがひどくなり、説得力が薄くなったと感じました。
他の三人が持っている知識を披露し、世界史に詳しくない宮田がそれらに疑問を投げかけるという形式に変えたためかも知れません。
すべてを日本につなげていくやり方もかなり強引。
これとこれは似ている……というだけではイマイチです。
音が似ているから論法も、笑い話にするにしてもやりすぎ。
前作が面白かったせいもあって、あまりオススメできません。
荒唐無稽な説が既に出ている題材だけに、新説をひねり出すのが難しかったのかも……。
で、書こうかどうか迷ってました。
たしかに、前回から比べればひどいですねえ。
強引といやあ強引。ワンパターンといやあワンパターンでありますねえ。
これが、わざと、冗談で、というのなら、それはそれで、いい計算してるのかも・・・
それに、私は世界史に弱いので、通説、がよくわからない。そのためか、つまらない度が上がってしまいました。
ただ早乙女静香のツッコミが「快感」になってきています。(笑)
今回はそれが減ったのもあると思います。
魏志倭人伝読み下し文全部載せちゃったりとか、
詳しくない人へのフォローもそれなりにありましたし。
前回は宮田の方が知識でも上を行っていたので、
こてんぱんにやられているという印象しかなかった
のですが、今回は半教師役ということで静香のノリ
も良くなってますね。
宮田の説が納得いかないぶん、逆に静香を応援したく
なったりもします。(笑)