迷子になったのは、妹ちゃんです。
電車通学の、帰り道。
どういうわけか、ねーちゃんより一足早く学童を出てしまいました。
ちょうど、5時の集団下校の少し前。先生が一番忙しい時のことで、
先生が気づいた時には跡形もなく。
焦って、のんびりね―さん(さすがにこういう時はのんびりしてませんが・・)と追いかけてくれたそうです。
しかし、最寄の駅に妹ちゃんはおらず、
この段階で、自宅に電話がかかってきました。
大急ぎで、降りる事が予想される自宅近くの最寄り駅に車を走らせます。
「やられたー!」
というのが率直な感想。
慎重なのんびりねーちゃんと違って、こちらは「こわいものしらず」ですから、
「勝手にどんどん」が心配だったんです。
だから、毎日必ずねーちゃんと帰るように配慮してあったんですけど、
すり抜けられちゃァね。
駅について、いつもの待ち合わせ場所を見ても、いない。
学童に電話して、そこを出た正確な時間を掴んでもらえるよう依頼。
しばらくして、「5時ごろ学校から駅に向かう道で見た」という目撃情報が届く。
それなら、そろそろ着いてなきゃいけない時間。
でも、妹ちゃんの気配は無い。
学童の先生が、反対方向にいったかもしれないからと、
反対向きの電車に乗って探してくれる。ありがたい。
駅員さんに依頼して、各駅で「困ってる1年生の女の子」をみかけたら連絡してもらえるよう手配してもらう。
しかし・・・
妹ちゃんは、泣き出したり困ったりという子じゃないんだよね。
「自分で何とかできる」って思っちゃう子。
見つけてもらうのは難しいだろう。
全部の電車で車内放送をしてもらう以外、方法は無いような気がするが、それはどうやら無理らしい。
困った。
保育園で一緒だったママたちや、学童ママの帰宅時間になって、何人かが私のピンチに気付いてくれた。
そのうちの一人が、
「うちのこも去年やったよ。1時間かけて、この駅から一人で家まで歩いて帰ってた。
自転車で通った道を覚えていたみたい。だから、もしかすると家かもよ。」
って言ってくれて、「ありえない!」って思っていた自宅を見に行く気になった。
すでに、これで駄目なら「捜索願」しか手がないかと思える時間になっていた。
自宅までは駅からバスに乗り換えて15分。
妹ちゃん一人で利用したことは無い。
だいたい、私は家で待っている母親では無い。鍵だって持たせていないのだ。
「たぶん駄目だろう。」って思いながら自宅まで車を走らせた。
だけど、妹ちゃんはそこにいた。半べそかいて、そこにいた。
おそらく、家に帰るまでは「意気揚揚」だったのだろう。
「一人で帰れるんだ!」って、ちょこっと自慢だったんだろう。
でも、ママはいない。待っても待っても帰ってこない。
寂しくて心細くて泣いちゃったんだろう。
あちこちに迷惑掛けたけど、最初の迷子がこの程度で済んで良かったよ。
心細い思いをした妹ちゃんは、これで少しは大人のいう事を聞く気になるだろう。
右から左に流していた「電話のかけ方」も、「困った時の対処法」も、自分から一生懸命に聞いてきたもんね。
学童の先生(本当に感謝してます)も、より目を光らせてくれるだろう。
そして、ママの私はといえば、
読み誤まってた妹ちゃんの能力をキチンと把握できた。
次は(ないと思うけどね)、読み誤まらずに探せると思うんだ。
のんびりねーちゃんは、心配して心配して、そしてまたお腹をすかせて可愛そうだったね。ご苦労様でした。
電車通学の、帰り道。
どういうわけか、ねーちゃんより一足早く学童を出てしまいました。
ちょうど、5時の集団下校の少し前。先生が一番忙しい時のことで、
先生が気づいた時には跡形もなく。
焦って、のんびりね―さん(さすがにこういう時はのんびりしてませんが・・)と追いかけてくれたそうです。
しかし、最寄の駅に妹ちゃんはおらず、
この段階で、自宅に電話がかかってきました。
大急ぎで、降りる事が予想される自宅近くの最寄り駅に車を走らせます。
「やられたー!」
というのが率直な感想。
慎重なのんびりねーちゃんと違って、こちらは「こわいものしらず」ですから、
「勝手にどんどん」が心配だったんです。
だから、毎日必ずねーちゃんと帰るように配慮してあったんですけど、
すり抜けられちゃァね。
駅について、いつもの待ち合わせ場所を見ても、いない。
学童に電話して、そこを出た正確な時間を掴んでもらえるよう依頼。
しばらくして、「5時ごろ学校から駅に向かう道で見た」という目撃情報が届く。
それなら、そろそろ着いてなきゃいけない時間。
でも、妹ちゃんの気配は無い。
学童の先生が、反対方向にいったかもしれないからと、
反対向きの電車に乗って探してくれる。ありがたい。
駅員さんに依頼して、各駅で「困ってる1年生の女の子」をみかけたら連絡してもらえるよう手配してもらう。
しかし・・・
妹ちゃんは、泣き出したり困ったりという子じゃないんだよね。
「自分で何とかできる」って思っちゃう子。
見つけてもらうのは難しいだろう。
全部の電車で車内放送をしてもらう以外、方法は無いような気がするが、それはどうやら無理らしい。
困った。
保育園で一緒だったママたちや、学童ママの帰宅時間になって、何人かが私のピンチに気付いてくれた。
そのうちの一人が、
「うちのこも去年やったよ。1時間かけて、この駅から一人で家まで歩いて帰ってた。
自転車で通った道を覚えていたみたい。だから、もしかすると家かもよ。」
って言ってくれて、「ありえない!」って思っていた自宅を見に行く気になった。
すでに、これで駄目なら「捜索願」しか手がないかと思える時間になっていた。
自宅までは駅からバスに乗り換えて15分。
妹ちゃん一人で利用したことは無い。
だいたい、私は家で待っている母親では無い。鍵だって持たせていないのだ。
「たぶん駄目だろう。」って思いながら自宅まで車を走らせた。
だけど、妹ちゃんはそこにいた。半べそかいて、そこにいた。
おそらく、家に帰るまでは「意気揚揚」だったのだろう。
「一人で帰れるんだ!」って、ちょこっと自慢だったんだろう。
でも、ママはいない。待っても待っても帰ってこない。
寂しくて心細くて泣いちゃったんだろう。
あちこちに迷惑掛けたけど、最初の迷子がこの程度で済んで良かったよ。
心細い思いをした妹ちゃんは、これで少しは大人のいう事を聞く気になるだろう。
右から左に流していた「電話のかけ方」も、「困った時の対処法」も、自分から一生懸命に聞いてきたもんね。
学童の先生(本当に感謝してます)も、より目を光らせてくれるだろう。
そして、ママの私はといえば、
読み誤まってた妹ちゃんの能力をキチンと把握できた。
次は(ないと思うけどね)、読み誤まらずに探せると思うんだ。
のんびりねーちゃんは、心配して心配して、そしてまたお腹をすかせて可愛そうだったね。ご苦労様でした。