旅路 とまりぎ

いくつかのグループでのできごと(主に旅)

甲府城

2010年06月02日 | 歴史
                 甲府城 
                           とまりぎ
 ”とまりぎ”の旅に5人が高尾駅に集合し、身延線鰍沢口駅まで行くところだが中央線甲府駅で途中下車。
 工事中だった甲府城がきれいになったので、これを見ていくことにした。

 もらった現在の甲府城下町散策マップを見ると、過去に行った、大泉寺、妙遠寺、長善寺、東光寺、甲斐善光寺などが出ている。中心に城があり、円形の内側は徒歩30分圏内とある。 

新しくできた稲荷櫓。入れるようになっているので、
 この中に入る。


   JR線路のすぐそばにできた城壁の上の新しい塀。
  昔の城の縮尺全景模型。
  説明してくれる人の話では、天守閣が見えないが記録にないのだとのことだった。

 武田の城は北の武田神社にあったから、この甲府城は武田滅亡後にできた。
 徳川家康の家臣、平岩親吉が築城を開始し、その後豊臣の羽柴秀勝、加藤光泰、朝野長政により築城され、関ヶ原の戦後、徳川の支配になる。

 資料を見ると、昔の甲府城は広く、現在の甲府駅、県庁舎も敷地内であったようだ。
 関ヶ原から四百年以上経過したが、山梨県は武田信玄の印象が強い土地だし、質実剛健精神を受け継いでいるような気がする。

 山梨県出身の事業家は多い。
赤尾好夫(石和町)旺文社社長、穴水清彦(八田村)相模鉄道社長、岩下文雄(甲斐市)東芝社長、沢登千明(櫛形町)帝国インキ製造社長、志村彦七(中道町)東京三菱ふそう自動車販売社長、杉本三吾(都留市)西松建設社長、中村都通(塩山市)虎ノ門ベーカリー、名取政造(櫛形町)東芝商事社長、根津嘉一郎 東武鉄道社長、古屋哲男(一宮町)富国生命社長、福島静子 上野精養軒社長、保坂誠(塩山市)後楽園スタジアム専務、堀内光雄(御坂町)富士急行社長、松本生喜(山梨市)富士写真フィルム副社長、前田忠次(都留市)鹿島建設専務、三神良三(昭和町)東京會舘社長、水上達三(韮崎市)三井物産社長、森長英(竜王市)丸紅飯田社長、大沢孝(御坂町)鐘淵化学工業社長、中込達雄(甲府市)泉州銀行頭取、日向方斉(下部町)住友金属工業会長、今井友之助 サドヤ醸造場会長、小佐野栄 山梨交通社長、荻野浩 オギノ社長、岡島哲之助 岡島百貨店社長、笹本吾朗 常磐ホテル社長、武田与十郎 武田食糧会長、名取忠彦 山梨中央銀行頭取
 等々、甲州財閥という言葉があったくらいだ。

コメント
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