駆け足のマダガスカル

24日早朝よりマダガスカルに入り、今日、土曜の深夜便でパリに戻ります。
相変わらず駆け足ですが、いつもと違う人達や企業から話を聞くことができ、
良かったと思います。

とはいえ、3月にはじめて入った時から比べると、ますます政治経済は袋小路に
陥り、このようにポテンシャルの豊富な国が（ポテンシャルがあるからこそ）
腐敗政治家、（おそらく）外国企業等により貧困のどん底に落とされ、
この先の展望がまったく見えない状況になっているのが本当に残念だし、
憤りを感じています。

今日はいつも行く市場最大のマーケットで最後のインタビューですが、
数日前より何度か人々（あるいは大統領選挙の候補者）のデモが起こり、
警官との衝突も起きているところ、市場で何かあると警告されているので、
朝早くインタビューに行き、危なくなる前に撤収しようと思います。
マダガスカルの場合、デモといっても流血騒ぎにはならないのが不思議な
ところです（同じような袋小路にあり、略奪、強姦等が蔓延する他アフリカ
諸国とは大違い）。

マダガスカルは今真冬で、日中は日差しがあり半そでで過ごせますが、
朝晩は長そでがないと寒い（9度くらい）。ちょうどよい避暑になりました。

さて、できれば今日中にレポートを書いてしまわないと、パリにもどると
みかどんと両親がちょうど日本から到着するので、それ以降は、
本来業務もあるしマダガスカルの作業はできないでしょう。

この4カ月の間、結局3回マダガスカルに駆け足で入り、一応現地調査は
今回で終わりなのですが、ホテルやコーディネイター/通訳、調査の
カウンターパートとのよい関係が構築でき、まだまだマダガスカルに
入ることができればなぁと思います。こちらが入ることで、仕事を生み、
現地にお金をおとすことになるので、このように人々に全くお金が
回らない最悪の状況では、そうするしか手段がないようにも感じます。