みかどん育児日記

自由を愛するみかどん(7才)を育児中のワーキング・マザーの日記です。

パリから本を郵送する場合

2015年03月29日 | 仕事
印刷物のみを1箱5キロ以内に押さえて郵便局に
直接持ち込み、tarif livre(印刷物専用価格)を
お願いすれば、約14€で海外(日本)に発送できる
仕組みがあります。

この背景には、「仏語の本の輸出=仏文化の輸出」という
仏政府の言語政策があるようです。

仕組み自体はとても良いのですが、肝心のフランスの
郵便局は非常にいい加減なので、
我が家は郵便局で箱の中身を抜いたり組み替えたり
しました。

具体的には、以下のような面倒事が。

①家で図った重量と郵便局の重量が違う(郵便局内の
秤もそれぞれ違っている有様)。5キロを1グラムでも超過
するとはねられるので、現地で組み替えられるよう
鋏とガムテープを持って行った方がよい。
5キロを超過して送ってしまった場合、普通の小包扱いとなり
一気に1箱100~200€くらいになるので、重量は慎重に
見積もった方がよい。

②郵便局員は、tarif livreは知っていたが、「船便での
郵送なので1か月以上はかかる」と、船便だと頑として譲らず。
(1週間ほどで日本に到着したので、どう考えても航空便)
人によりシステム自体知らない場合がある(フランスの行政
ではよくあることですが)。

③廉価なシステムのため、トラッキング一切なし。
領収書にも単に「6箱85ユーロ」とプリントされたのみ。
追跡番号がないため、仮に到着しなくても、何も申告できない。

④おまけに扱いが非常に雑。6箱送ったうち、3箱は破損、
日本での受け入れ先だった神奈川県の郵便局でビニールに
くるまれ配達。隙間があった箱に入っていた本は、
新品とは思えない滅茶苦茶に折れ曲がった状態で到着(涙)。
いまどき中古でもここまでひどくならないレベル。


→少しでも汚れ、折れをつけたくない大事な本は
手荷物に限ります。あるいは、写真集など重たい本は
頑丈なので、お土産を送る場合に便利でしょう。