沖縄の日常

日々変わり行く沖縄と自然とつれづれなるままに

「風と共に去りぬ」

2008年08月20日 | 日々のこと

 若い日映画をよく見ました。よく見た所は、新宿にある「テアトル新宿」。あの頃そこは学割があって、二本立てとかオールナイトがあり、よく利用したものです。ヴィヴィアン・リー主演の『風と共に去りぬ  (1939)を観たのがここでした。バイト先の友人と二人して弁当持参で、超大作の映画にわくわくしながら観ていました。

 当時バイトしていた小田急デパートの13、14Fにあったニユートーキヨーのさがみの松田の親方が、オールナイトの映画を観に行くといった私たちの為にお弁当を作って持たせてくれました。いつも怒鳴っていて、一見怖い感じを受けましたが、みんなに慕われている親方でした。

 前編後編あわせて、6時間ぐらいの映画だった?かしら。激しい情熱を持ったスカーレットオハラ役は女優ヴィヴィアン・リーその者のようで、演じているとは思えないほど当たり役だったような気がしました。 70年も前の作品とは思えないすばらしい演技と迫力のある映画です。

 その映画とともに思い出すのが親方の弁当です。とってもおいしいお弁当でした。ありがとう親方!

 


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浦添商ベスト4 ご苦労さん

2008年08月17日 | 日々のこと

 浦添商対常葉菊川4対9負けちゃたけど、よく頑張って、ここまで勝ち進んで、県民に感動を与えてくれたと思います。感謝。

 甲子園球児の言葉「この仲間で一日でも長く勝ち進んでいきたいです」ジーンとくるせりふです。本当にこの一戦一戦こそがチームメイトと一緒にいられる日なのです

 うちの息子もかつて高校球児でした。私は野球のことはあまりわかりません。ただ、彼がキャプテンになった時、言ったことがあります。「誰も辞めさせるなよ」・・と。

 高校最後の夏、最後の試合を終えた彼はチームメイトとともに泣いていました。私は、終わったね、ご苦労さんと握手しました。

  ある時、息子が「おっか、俺たち誰も辞めてないぜ」・・と。私に自分の仲間が一人も辞めずに頑張って続けていることを得意そうに話してくれたことがありました。

 最後の野球を終えた彼らに母たちがメッセージを送りました。

 私は・・

 私が、なぜ、あの時、誰も辞めさせるなよそういったのかを話しました。

 チームメイトは多いほうがいい。みんなはレギュラー争いで大変かもしれないけど・・でもだからこそ強くなれたんだよ、一人で強くなったと思わないで欲しい。仲間の肩を貸してもらったから強くなったという気持ちと、三年間頑張ったけど、試合に出られない仲間もたくさんいたことを忘れないで欲しい。

 炎天下の中での厳しい汗と涙の練習も、この仲間がいたから絶えてこれたと思います。

 高校野球は終わって、それぞれの道に進んでいきますが、これからの人生の方がもっと辛いことがあるかもしれない。だけど、合宿で同じ釜の飯を食べて,辛い体験をともにしてきた仲間というのは、一生の友人になります。苦しい練習の日々は、これからの人生に大きな励みとなります。

 この仲間が25人もいるということは、誰かがめげそうになったら助けあうことができる、自分がめげそうになったら、自分だけじゃない!みんなも頑張っているんだ、というのが励みになります。ここで培った友情を大事にこれからの道を進んでいって下さい。

 と、そんなことを私自身の高校時代の体験をも交えながら話しました。


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日本文学

2008年08月14日 | 日々のこと

 卒業論文を書かなくてはならなかった大学4年の頃。

 作家研究、ずいぶん迷った。サマセット・モームの小説が好きだったので、彼にしようと思っていたが、しばらくして、漱石か、藤村川端康成、その中から決定しようと変わっていた。 

 あの頃、読んだ彼らの小説を今、読んでみたいなという気持ちがある。文学離れと言われる最近ですが、もったいない。

 日本文学100選、その小説は時代が変わっても読み継がれていってほしい。時代ごとに流行はあるが、変わらないで、読み継がれたほうがいいと思える本(作家)がある。良い本はすばらしい栄養となり、体の隅々まで行き渡り、骨太なゆるぎない核を持った人間を作り上げていくような気がする。  忙しさにかまけて、子ども達に本の楽しさを教えてあげられなかったと後悔している。 

 十代のうちに、良書をたくさん読んで欲しい。

 しかし、40代の初めまでは寝る前の一時間の読書タイムが何よりの至福の時間だったが、老眼が入ってからすっかり遠のいてしまった。それが、なぜか、今頃、昔感銘した本を読見返してみたいと思ったりする。老眼が慣れてきたのかしらん?


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盆の中日

2008年08月14日 | 日々のこと

 今日は盆の中日。町中にエイサーの音がはじけている。青年たちは仕事を終えて毎夜練習してきた。 

 今日の甲子園は、浦添商対関東第一の試合。八回ぐらいからしか見れなかったのですが3対1で勝利。「関東第一は強いよ、今度はどうかな・・?」とみんなちょっと、期待と不安のようだったが、なんと8強入り

 東京に住む友人へ、早速、「勝ってしまいました」とメールすると、なんと、彼女は、故郷沖縄の応援をして、夫と息子は関東第一の応援をしていたと!ったく、島人だねKは。でもうれしいですね~

 

 立秋を過ぎてから、日差しが幾分和らいで来た。

 昨日、東京から帰省した友人曰く。「東京は暑くて、ゴーヤーを簾のように這わせている所があっちこっちに見られるよ、ゴーヤーもなっているし」。確かに、最近の気温をみると、沖縄より東京の方が高い、なぜか沖縄は台風が来ないので、拍子抜けしたような夏だ。今年に入って、今までにないスピードで地球規模の異常気象が進んでいるような気がして不安になる。


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穏やかな日

2008年08月12日 | 金武町の風景

 こんなにきれいな海は久しぶり。息子を宜野座まで送って帰る途中、あまりにもきれいなので、一度通り過ぎたが、車を止めるために少しずつバックして、バックして停車し車から降りて撮影。宜野座村字漢那・道の駅前の海。

 穏やかで波ひとつない朝の海は湖のようだ。きれい。

 こんなにきれいな海なら、ずっと眺めていたい。もったいない、仕事に行くなんて・・・と思ってしまった。哲学したいな~。

 遠くに、金武町の人なら誰でも?知っているエーグ岩が見える。小さく写ってるけど、分かるかな

 エーグ岩の由来は、「金武町の民話」の中に載っている。

 (それにしても、我ながらよく撮れているなと思ってしまった)

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いざ行かん、我らの家は五大州

2008年08月11日 | 金武町の風景

 今年はブラジル・アルゼンチン移民百周年記念の年。 

 我が町金武町は、百年前沖縄の窮地を救った偉大な父「当山久三」を代表とする移民発祥の地だ。 

 夢を抱いて次々と新天地をめざして飛び立っていった人々の行った先は未開発のジャングル。そこを開拓することから始まった移民者たち。血と汗の滲むような苦労は、時にマラリアと戦いながら・・・想像を絶する苦労の数々。第一歩を踏んだサントス港

 ペルー、ボリビア、アルゼンチン、ブラジル等の南米移民の1世の多くは幾多の困難に遭遇し苦労してきた。

 1世移民たちの証言記録。金武町史編纂の「移民誌」は一度は読んでみて下さい。一人一人ががたどってきた壮絶な生き様は頭が下がる。 

 第1回ハワイ移民からの送金を初めとして、沖縄の窮地を救ったのは、この故郷を思う移民の人々だったというのも忘れてはならない。 

 当山久三のことばいざ行かん、我らの家は五大州」が故郷で石に刻まれ、彼の地(伯)(亜)へ運ばれていく。


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金武町まつり

2008年08月10日 | 金武町の風景
 今日は金武町まつりだった。途中雨も降ったりしたが、雨の中フラダンスや民踊、ジャザサイズ、老人会の踊り等滞りなく進行していった。
 それにしても、人が少ない?その理由のひとつが高校野球。浦添商対千葉経付が第4試合に行われるとあってまだ人集まらない。まばらだった。何しろ高校野球の甲子園大会は県民の一大イベントだから。
 
 公民館ロビーのテレビの前の人だかり。前半大差で勝っていたのに段々追い詰められていくので、みんなハラハラ、ドキドキ目が離せない。一点差を追う者、追われるもの、背負うものが大きくて・・17、8歳の両投手の顔がアップに映し出されると、まだあどけなさの残る顔がりりしくて、緊張して・・・目頭が熱くなって来る。
 ようやく三点差を守り勝つことが出来た。祭りということもあって、祝杯が挙げられていた。
 高校野球が終わってしばらくすると、祭り会場も人があふれんばかりになっていた。
 今日のビールはおいしいだろうなあ。

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「フライドグリーントマト」

2008年08月08日 | 日々のこと

 子育て真っ最中の時は、あまり映画を見ることが出来なかった。主人に子どもを預けて、本当に久しぶりに見た映画が「フライドグリーントマト」(1991年)。練馬区光が丘の「IMA」の映画館。

 内容は、村人を困らせていた男をふとした弾みで死なせてしまったが、善良な村人たちみんなが、それを隠蔽してしまう。でもそれでみんなが平和に暮らせる。しかし、一人一人の心の中の動揺や罪の意識が交錯するも、人々は普段の暮らしを取り戻していく。という内容だった?と記憶していますが?ちょっと違うかも知れません。でも感動的な音楽と映画だったと覚えている。それとジェシカ・タンディという素晴らしい俳優さんも忘れられない。

 いい映画は心に残り、その当時の自分も蘇ってくる。

 (写真は金武町福花の億首川・ここではいろいろな自然体験が出来る・ネイチャーみらい館http://nature-kin.com/のカヌー)


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「ベストフレンズ」

2008年08月06日 | 日々のこと

 映画「ベストフレンズ」。今から25年も前の映画。ジャクリーンビセットキャンディスバーゲン二人の主演映画。知的でクールそれでいて繊細なジャクリーンビセットに惹かれファンになっていた。 

 男の友情はあるけど、女の友情は、結婚したら続かないとか言われていましたが、私は女にも友情はある、ありたいと思っていた。          

 私にも幼なじみが6人いる。みんな結婚して、それぞれの家庭を持っている。女の幸せは男次第と言われることがあるが、なるほどと思わせられることも多々ある。 が、お金や物があってもなくても、要は心が満たされているかどうかという心の持ち方なのだ。

 いろいろな家庭の事情はあるが、会えばいつでも14歳の自分に戻れる。そこには、自慢も虚飾もない。何も持たなかった頃の私たちに戻れる。それこそが一番の宝物だと思っている。

 そんな女の友情について考えさせてくれるのがこの映画。私は3度くらい見ている。お薦め。DVDであればいいけど?

  (写真:海岸にすてきなゆうなの花一輪)

 

 

 

 

 

 


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「黄昏」

2008年08月05日 | 日々のこと

 夕焼けっていいよね。いつも違う景色を展開してくれる。どの日も、どの陽も感動的。

 昔、むかし、「黄昏」という映画を観た。24歳だった私。タイトルや大女優が出演するとあって楽しみだった。日比谷の映画館で観た。 今でも記憶にある映画の中でも、ベスト10に入る映画だと言える。

 調べてみると、キャサリン・ヘプバーンはこの映画出演はなんと77歳でした!夫役のヘンリー・フォンダや彼の実の娘、ジェーンフォンダが出演。

 燦燦と輝いていた若く美しい時が過ぎ、人生の黄昏を迎えている老夫婦役の二人に、二人の偉大なスターの人生がそのまま重なり、観るものに、せつなさと哀愁を感じさせてくれた。

 年老いてなお映像に映る彼らは演技というより、彼らの私生活をそのまま見せているのかと思うほどの自然な演技だった。

 夕陽のように、優しく、やわらかく人生が黄昏ていく・・・・のだろうな・・と思わせ、静かな感動がひたひたと押し寄せてくる、すばらしい映画だった。もう一度見たい。


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