ちょっと前にプラ車体改造の419系を作るための資料集めをしていた時に、詳細な製作記録をアップされているブログに出会いました。その他の記事もなかなか魅力的な内容で、ついついお気に入りに入れて、たまに伺うようになっていました。ところが、ある日、そちらのブログで衝撃的なモデルを製作されており、ついついコメントしてしまったのであります。
それはEF64 1000番台の構体輸送時の姿です。当時、川崎重工が受注したEF64は東北線岡本駅至近の川崎重工宇都宮製作所で構体が製作され、それを甲種鉄道輸送し兵庫工場で艤装・完成させていたのです。なぜ、そんなことが起きたのか?
その前に川重宇都宮って、皆さんはあまり耳にしたことは無いと思われますし、最近そんな工場があることも聞かないと思いますので、手持ちの資料で、その辺を紐解いてみたいと思います。
いきなり出します。これが川重宇都宮の全容です。この写真は一般に配布された当時の会社案内の表紙写真です。業界の裏から入手した資料ではありません。
並んでいる車両は........ほとんどワム80000。屋根が白いFRP屋根のワムハチですね。実はこの工場、貨車製造専用工場として設立・稼働していました。昭和43年、国鉄貨物列車の高速化で大量に必要になった新型貨車の需要に応えるために、当時の汽車製造会社(通称:汽車会社)が作ったものです。数年後の昭和47年には汽車会社は川崎重工に吸収合併されてしまい、ココは川重宇都宮となった訳です。ところがその後、国鉄貨物は低迷、貨車需要は目に見えて減る訳です。そこで工場の稼働を少しでも維持するために、貨車と同様な機関車の構体製作までを宇都宮工場が担当した訳です。その後、国鉄も無くなり......川重は、ここを別の用途に変更するわけです。その辺はまた、ご希望があれば語りますが、ここでは貨車製造でにぎわった当時の写真を、工場紹介パンフレットで振り返ってみたいと思います。
ちなみに写真右側の側線を下の方に行くと、東北本線の岡本駅につながります。上の右側の森の中に伝説の鉄道省大宮工機部岡本分工場があったと言われています。
こちらが製造工程を紹介して写真です。メインはやはりワム80000の様です。
製造工程に電装や艤装の工程が見当たりません。ですから、電気機関車も構体を作るまでしかできないのです。
製造した貨車のラインナップの様です。
如何でしょうか?
その後の会社案内パンフもありますので、別の機会に今の状況もレポートしてみたいと思います。
それはEF64 1000番台の構体輸送時の姿です。当時、川崎重工が受注したEF64は東北線岡本駅至近の川崎重工宇都宮製作所で構体が製作され、それを甲種鉄道輸送し兵庫工場で艤装・完成させていたのです。なぜ、そんなことが起きたのか?
その前に川重宇都宮って、皆さんはあまり耳にしたことは無いと思われますし、最近そんな工場があることも聞かないと思いますので、手持ちの資料で、その辺を紐解いてみたいと思います。
いきなり出します。これが川重宇都宮の全容です。この写真は一般に配布された当時の会社案内の表紙写真です。業界の裏から入手した資料ではありません。
並んでいる車両は........ほとんどワム80000。屋根が白いFRP屋根のワムハチですね。実はこの工場、貨車製造専用工場として設立・稼働していました。昭和43年、国鉄貨物列車の高速化で大量に必要になった新型貨車の需要に応えるために、当時の汽車製造会社(通称:汽車会社)が作ったものです。数年後の昭和47年には汽車会社は川崎重工に吸収合併されてしまい、ココは川重宇都宮となった訳です。ところがその後、国鉄貨物は低迷、貨車需要は目に見えて減る訳です。そこで工場の稼働を少しでも維持するために、貨車と同様な機関車の構体製作までを宇都宮工場が担当した訳です。その後、国鉄も無くなり......川重は、ここを別の用途に変更するわけです。その辺はまた、ご希望があれば語りますが、ここでは貨車製造でにぎわった当時の写真を、工場紹介パンフレットで振り返ってみたいと思います。
ちなみに写真右側の側線を下の方に行くと、東北本線の岡本駅につながります。上の右側の森の中に伝説の鉄道省大宮工機部岡本分工場があったと言われています。
こちらが製造工程を紹介して写真です。メインはやはりワム80000の様です。
製造工程に電装や艤装の工程が見当たりません。ですから、電気機関車も構体を作るまでしかできないのです。
製造した貨車のラインナップの様です。
如何でしょうか?
その後の会社案内パンフもありますので、別の機会に今の状況もレポートしてみたいと思います。
川重宇都宮 貨車を作るために作られたんですね。じつは 私 貨車マニアでもあります・・・
>じつは 私 貨車マニアでもあります・・・
先日、アルミタンク車のお話を伺っていて、そんな気がしました。
守備範囲広いですね(^^;)
バレましたか(^^;)
その通りです。
川重宇都宮はもともと汽車会社のものだったんですね。
貴重な画像と詳細な解説、大変勉強になりました。ありがとうございます。
いらっしゃいませ。
先日はお邪魔いたしました。
あれがキッカケで、こんな資料が掘り起こせました。
また遊びに来て下さい。