裏サロマニア

鉄道模型製作/国鉄型電車撮影を中心に徒然なる鉄ライフを紹介します

春の瀬戸内、103/105系撮影記

2011-03-31 19:07:57 | 撮影記
春の広島シリーズ前半3編は撮影成果をご覧いただきましたが、ここでお楽しみ(?)の撮影記です。先ずは出発から1日目の撮影の模様、および夜のお楽しみ(笑)までを報告させて頂きます。

世は震災後の自粛・謹慎モードが蔓延し、趣味的なこと自体が悪のような見方をされます。その一方では“早く日常生活/日常消費に戻るべき”なんてこと言う輩もいるし‥‥

私的には計画業務(えっ?業務?遊びでしょ!)は何があってもキッチリ実行します!

先週の金曜日、震災対応業務でヒッチャカメッチャカになっている頭を解きほぐすべく、タスクを完了後、会社をスッ飛び出しました。向かったところは羽田空港。このながーいエレベーターは節電で停まってはいませんでした。


南ウイング6番ゲートの待合室、暖房も切れていて待ち人もごく少数、本当に寒々しい風景です。


コレに乗ります。
えっ?現地の気温3℃? めっちゃさむ~


久しぶり乗ったMD-90、予約当初(2ヶ月前)にはもっと大きな機材だったはずですが、客が集まらなかったのか小さな機材に変更になっていました。当然座席も予約した席とは全然違うところ、通路側を予約したのに実際に割り当てられたのは窓側でした。


広島空港からは移動はバスしかありません。今回は呉線東部での撮影をしますので前ノリの宿泊地は三原です。幸い三原へも直通バスがあります。


同じ停留所に来た福山行きのバス、何処のバス?


トモテツ? テツ&トモ?(笑)


鞆鉄道でした。鉄道会社の様な名前ですが、鉄路はとうの昔に廃止されており、現在はバス事業のみ。ボンネットバスを走らせていますのでご存知の方もいらっしゃるでしょう。

こんなのに乗れたら良かったのですが、私が乗る三原行きは‥‥

いにしえの名デザインバス! いすゞキュービック!!
こんな所でお世話になるとは思いませんでした(笑)


と、いうことで深夜22時過ぎの三原に到着です。
さて、明日の朝も早いので直ぐに駅前ホテルで就寝‥zzz


早朝4時半起床!5時半にホームで出迎えてくれたのはコレ!


乗るのはコチラ、三原からの下りとしては初電になる115系8連、300番台と3000番台の併結です。


屋根の無いところに照明が無くお顔は真っ黒‥‥


乗った車輌はコレでした。ん?なんか違う?


3500番台でした! ちょっと資料写真を撮っているヒマはありませんが‥


安芸幸崎6:00着、いきなり目に飛び込んできたのはこの風景。どでかい造船所のクレーンです。目立ちます。

さて、最初の目的の103系が来るのが6:28、撮影地まで約1.6Km歩いたことのない道ですから、時間的にはキビシイ‥‥と、思って駅前を歩き出したらタクシーの営業所が! こんな時間に営業しているのかなあ?と車庫を見るとエンジンの掛かったクルマがあるではないですか! 速攻でお願いして目的の撮影地まで行って貰いました。料金720円、5分で到着、安いです!

これから撮影開始! ですが未だ暗い‥‥6時半ならもう太陽が昇っているはずなのに~
って、ここは広島県、そうです横浜の日の出時刻からは1時間弱遅いのです!ああ勘違いでした。

でも、間違えたからこそ、コレが撮れたんですがね。タナボタでした(笑)


ちなみにコチラの画像の別ショットをホビダスの“今日の一枚:3/26”に掲載して頂きました。

しかし寒い寒い、気温二度、ヒートテックインナーにマフラーに毛糸の手袋、真冬の装備をしてきて大正解でした。


近くにセブンイレブンがありましたので、海を見ながら、こんなので朝食。

撮影地に着いた時、お散歩中の地元のおばさんと挨拶を交わし伺ったお話が、今日は年に一度の地元神社のお祭りとか。流石にお祭りを堪能している時間はありませんでしたが、地元に敬意を表しワンショット。



安芸幸崎の駅前には御神輿が待機中でした。


明るくなって見てもドックのクレーンは大きいです。

駅舎の隅の方に目をやると こんな碑が。快速電車なんて走るほど本数があった時代があったんですね。いまでも名ばかりの快速電車はありますが広以東は全て各駅停車です。観光列車のマリンビューはありますが安芸幸崎には停まりません。


時刻表に目をやると‥‥運休のお知らせが。東日本大震災で被災した工場に直流モーターのカーボンブラシを作る工場があり、ブラシの供給が止まってしまったために、直流電車が使えなくなるという事態です。こんな所にまで被害が波及してくるとは思いませんでした。


須波へ行く電車を待ちます。(画面傾いてます。スイマセン)


須波の撮影地は駅から約2.8㎞、今回もタクシーで行くことを企てましたが、須波にはタクシー会社がありませんでした。切符の委託販売をしている店で聞いたら、三原から呼ぶとのこと。諦めてバスか徒歩で行くことにしました。

徒歩、途中からバスでナンとか到着。先ずは早めの昼食を摂ることにしました。温泉施設のレストランが利用できるようで、ここで昼食。

ハハハッ!早速ビール呑んじゃいました!


で、日替わりランチがコレ! このランチ、840円ですよ! 大変美味しゅう御座いました。

昼間からビール呑んじゃったせいか、ちょっと露出設定をミスッたコマが数点‥‥まっ、いっか!

ここから忠海に移動です。駅数は2ですが遠い‥‥

撮影地の前のバス停から安芸幸崎までバス、そこから呉線、素晴らしい連携で見事に忠海に到着です。


忠海の撮影を終え、三原経由で広島へ移動します。三原の乗り継ぎ時間は6分、在来線から在来線ならば問題はありません。が、今回は新幹線利用です。しかもコインロッカーに荷物を預けてあります。特急券を買っていません。
で、105系を降り、階段を駆け下りて改札をスイカでスッと抜け、コインロッカーから荷物を出し、スイカで特急券を買い、再び階段を駆け上がり新幹線ホームへ。間に合いました。

なんで急いだかって?


広島ではコレが待っていました!ミニオフ会!
幣ブログ御常連の皆様が一堂に会して下さいました!これは嬉しい!
まろねふさん、シンコーさん、ごっぱあさん、セノハチさん、F原さん、とても楽しいひとときをありがとう御座いました。

で、どんな話題で盛り上がったかって言うと‥



瀬戸内色の103系!
ヤバッ!うちの103系も仕上げなくっちゃあ~

ごっぱあさん!今年の夏の103系オフ会には一緒に参加しましょうね!

つづく










かつての名優達を思い浮かべて

2011-03-30 18:37:38 | 広島の電車
安芸幸崎での撮影を終えて次に向かったのは隣の須波です。ひと駅くらいは歩けるか?と多寡を括ってみたモノの時刻表を見ると駅間は6.8㎞もあります。既に安芸幸崎からも1.6㎞くらいの地点にいますので、あきらめてひと駅だけ呉線に乗車しました。


絵はがきのような風景をバックにローカル電車を撮影します。データイムになると103系も113/115系も来ません。105系のみです。


‥と、思っていたら来たのは「瀬戸内マリンビュー」キハ47ベースの観光列車です。この列車、三原で折り返してくるので往復2列車が撮影できるはずなのですが、実際には2往復4列車がここを通過しました。折り返し間合いを糸崎に逃がすのかと思っていたら、忠海まで待避に来ていたようです。
この絵も見覚えありませんか?観光パンフレットなどに使われている絵、その物でした。


造船所のクレーンをバックに‥‥と思いましたがあまり良い絵にはなりませんでした。この構図、何処かで見覚えがあると思ったら、かつてC59/C62牽引の客車列車や、EF58牽引の荷物列車を捉える有名撮影地でした。


例によって黄色い105系も来ます。右側の植え込みと柵が中途半端です。

ちょうどこの背後に温泉施設と海鮮レストランがありましたので、休憩と昼食を摂りました。安価で豪華な内容については街ほど‥

更に移動します。次は2つ先の忠海。ふた駅移動するのに約1時間、移動には事の程苦労しました。次回はレンタカーにします。

さて、忠海ではまた海の中を行く電車を狙います。

今度はかなり高い位置から狙います。こんな所ばかり走っている潮風で錆びるの早いだろうなあ。


ちょっと引いて‥


湊を行く105系です。夕日が当たってくれれば、また朝とは対照的な絵になったのでしょうが、残念ながら曇ってしまいました。


駅の直ぐそばにはフェリーのりばや漁港もあります。湊でのショットを最後に1日目の撮影を終了です。

この後は明日の撮影に備えて広島に移動です。三原経由、山陽本線で広島へ向かいました。

つづく



瀬戸内海の穏やかな水面と戯れて‥

2011-03-29 21:24:50 | 広島の電車
昨日のブログはいつもと趣向を変えてポエムチックに迫ってみました。

‥が、とある方面から“気取ってるんじゃない?”“出し惜しみしてるんじゃない?”

と言うご指摘を受けることに‥‥m(_ _)m

と、いうことで今回は安芸幸崎での成果を一挙公開です!


突端に近いところに来てみました。まだ太陽が低いために光線が赤いです。瀬戸内の新色が赤い朝日に映えます。105系は単色塗装の方が似合います。


徐々に空の青味が増してきます。この広島色も消滅の運命にあります。


更に青味が増して来ます。日差しは春めいてきましたが気温は相変わらず低く寒いです。


先程の103系が三原で折り返して帰ってきました。今回の狙いはこの103系。色々なシチュエーションで撮りたかったのですが、2往復の103系がまとまって来てしまうため、電車では移動している時間がありません。


今度は趣向を変えて砂浜に降りてみました。線路レベルより低い位置から狙います。海の青さが映えてきました。後ろに見える島は大久野島。日露戦争時代から太平洋戦争時代まで毒ガス製造工場があった島です。現在は国民休暇村などがある観光島になっています。
青い海と青い空、その真ん中に黄色い点が映えます。このカラー、末期色などと揶揄されているようですが、こうしてみると青空に映えて目立つカラーですね。


ちょっと引っ張って電車を画面の中心に据えてみました。


ダイヤにない何かが来たぞ!って思ったらフェリーでした(笑)


2本目の103系を捉えます。また、ちょっと高い位置に来てみました。呉線を跨ぐ国道185号線の陸橋なのですが、歩道が無く撮影してる背後を大型トラックが走りますので結構怖いです。


またまた引いて黄色の105系。


2本目103系の折り返しを撮りますが、ちょっと曇ってきました。ここまで小さくすると電車の形式はなんでもいいかも?


瀬戸内の水はきれいです。次回はPLフィルターを持ってこなければいけませんね。

ようやく暖かくなってきた空気の中、安芸幸崎での撮影を終えました。
3時間、変わり行く光線の中での撮影はとても満足のいくモノでした。

でも、また来たい‥‥

瀬戸内の夜明け

2011-03-28 21:40:26 | 広島の電車
朝焼けの瀬戸内海に浮かび上がるドックヤード








足元を見ると白い砂浜に一隻の船







摂氏2℃の張り詰めた空気の中、
        昇り行く太陽は周囲を皆赤く染めて行く








ミナモにキラッと光りが差した次の瞬間に現れたのは‥


103系!




“こんな風景の中で103系を撮影したのは初めて‥‥”

駅で交換してやって来た列車をファインダーの中で確認した瞬間‥‥



湘南色113系8連!‥‥‥と絶叫し卒倒‥‥


瀬戸内シリーズ、乞御期待!




2011/03/26 920M(103系)、5929M(113系)  安芸幸崎~忠海 久津陸橋にて










東マト#19編成 製作記:2

2011-03-21 21:13:36 | 東マト#19編成 製作記
この3連休、撮影に出掛けるのは無理ということで103系製作をガンガン進めます。
10両分の扉;合計80枚はあっという間に半田付け完了!
続いては車体アングルを取り付けます。


ブラス車体を組む私にとって、エコーモデルのアングル取付治具は欠かせないアイテムです。先ずはアングルを梯子状にサブ加工します。


車体に組込み取付位置を調整し、密着するようにアルミ製の洗濯ばさみで仮固定します。ドアを半田付けした車体は熱で結構歪みますが、アングルを取り付けることでそれを矯正し、これで車体強度が一段と高くなります。

ここでちょっと話が逸れますが半田コテのお話し。
皆さんは何処のメーカーの半田コテをお使いですか?

私は以前はアカエのコテを使っていましたが、既にメーカー廃業と言うことでサービスパーツが手に入らなくなりましたので、数年前にカツミで売っていたSUREに替えました。これは流石にカツミが売っているだけあって交換用のヒーターもちゃんとデリバリされています。もちろんメーカーの石崎製作所でも購入できるようです。


長く使っていると再研磨を繰り返してこんなになっちゃいますので、作業性維持のためにそろそろ交換です。以前は結構頻繁に再研磨を繰り返していましたが、最近は塩化亜鉛液を薄めにしたり、チップリフレッシャーなどを使うことでこまめにコテ先保護をしていますので、コテ先寿命が結構長くなってきました。


これも16番車体工作用に加工されたコテ先がデリバリされていますので安心して使えます。このコテ先はいつも新品を買い置きしてあります。(買いだめじゃないですよ(笑))


と、言うことで中間車8両のアングル取付完了!

先頭車2両は乗務員扉のサブ加工後にアングルを取り付けますので、また明日以降に。