葬儀屋日記 byノブアキ

つれづれなる葬儀屋さんの日記です

別れの気持ち

2006年11月24日 | 葬儀屋ポエむ&葬儀屋はなし

「うん、ぼくは覚悟がついてたから

そんなに悲しくないんだよ」

その旦那さんはそういう風に言いました

火葬許可証を書くときには

手が少し震えていました



言葉にする気持ちと

心の中の気持ちは、違うもんなんだな・・・


そんなふうに思いました


無くなったおばあちゃんは部屋の奥のほうで

ゆっくり寝ています

「口が開いているので、お直ししましょうか?」


一通り打ち合わせも終わったので

旦那さんにそう聞くと

静かに「お願いします」と旦那さんはおっしゃいました


お母さんですもんね


いっぱいやってあげたから

かなしくは無いんでしょうが


でも


きっと寂しいんですよね


だって口を直して、ちゃんと閉じて
紅を引いてあげたら・・・


だんなさん優しい笑顔で泪がすこし

にじんでました

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僕が仕事をするときに、やはり気をつけていることは
言っている言葉だけではなくて。相手の本当のメッセージを
感じることのような気がします。

家族をなくした時点で、動転しているし
気持ちの整理がつかないし

言葉にはウマく言い表せないものです
でも、それをお客さんの半歩先をあるいて
「こうですかね?」って道を照らしてあげるのが
この仕事の面白いところだと思っています

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