葬儀屋日記 byノブアキ

つれづれなる葬儀屋さんの日記です

静かに流れる涙、葬儀屋の本分

2005年03月31日 | 葬儀屋ポエむ&葬儀屋はなし
やることは

してあげられたから


ええ

納得してるんです



私達にとってもやさしくて

いい父でした



本当に



年も年だし

天寿全うですね



そう言って そのご家族は
目には涙を浮かべたまま
すこし笑顔を見せてくれました


昔師匠に言われました

「葬儀屋ってのは泣くよりも

そういう人の気持ちを大切に

少しでも安心できるように

落ち着いて振舞うのが大事ことだ」




ぼくの心にも涙が出てても

こらえて

静かにやさしく、平静に

「そうですね」


「天寿全うですね」

そういう風に、言いました



自分の中の

気持ちの波に飲まれぬように

お客さんが少しでも安心できるように


相手の心の涙の分まで

自分の心の涙の分まで

いい仕事が出来るようになると



「葬儀屋」になれるんです

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TVの取材を受けました

2005年03月30日 | つれづれ日記
今日はテレビ東京の
ワールドビジネスサテライトという番組のの取材を
受けました。

いやあ、テレビの用のあの大きなカメラで
撮影されながら話をするというのは緊張しますね

初めて社葬の司会をしたときぐらい
緊張しました。(笑)

お話は、テレビのスタッフさんが
ある葬儀社に行っても「大体○○円ぐらいですね」とか
口頭だけで見積もり書を提出してもらえなかった
話から始まって、どうして見積書を提出してくれないのか

また葬儀の見積もりと請求が大きく違ってしまうといった
トラブルがあるのかなどをお話させていただきました

普通にきちんとどの葬儀屋さんでもやっていれば
そういう問題は起こらないはずなんですけど

気をつけましょう的な内容をお話させていただきました



でも緊張して思うようにしゃべれないし
テレビの取材って難しいですね。


放映は4/16 23時から ワールドビジネスサテライトで
ちょこっと出ます
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若手を育てる

2005年03月29日 | つれづれ日記
当社にも若手社員が居ます

一人前になるまで、3年とも五年とも言われる葬儀業界ですが
勉強する環境としては、佐藤葬祭はましなほうだと思っています。

自分で興味をもって、勉強したいということであれば
仕事に関することなら、会社として全面的にバックアップする体制をとっています

それだけではなくて若手の育成ということで、課題の本を与えたり
ロールプレイを繰り返したり。巻くの張り方を覚えたり知識、実務ともに鍛えてゆく
毎日です。

若い人は、学生のころよりはるかに大変ですが
がんばってください、それが仕事です




厳しいだけじゃ勤まりませんから、
会社の雰囲気はアットホームな感じなんですけどね

HPもいつかは、自分たちで更新できるようにと
ベテランの社員さんのもと練習として現在「丁稚の小部屋(仮)」ブログを運営中です

まだまだなところもありますが
若手もがんばっていますので、
どうか皆さん暖かく見守ってやってください

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今日のおやつ

2005年03月28日 | つれづれ日記
今日のおやつは、お客さんにもらった「バームクーヘン」
後飾りの台を下げにいったら、お世話になったねということで
おばあちゃんからいただきました 感謝

会社のみんなでおいしくいただきました
うちの母は三つ食べました(太るぞぉ)

おばあちゃん、どうも有難うございます。



つながりがあるから

2005年03月27日 | 葬儀屋ポエむ&葬儀屋はなし
「ちっちゃいころ 

よくあのお店でお世話になったんだ」

そう60過ぎのだんなさんが奥さんにつぶやいてた



「やつとは、親友って言うか こっちだったな・・」

そういって 白髪のおじさんが牌を打つしぐさをして

すこし恥ずかしそうに笑ってた



最後のお別れのときに

花を入れながら 泣いてるおばさんがいた



たくさんの人が居て

たくさんの別れを自分なりにしてた


みんな 笑顔のままで

その人なりの涙をこぼしていました


「あいつとはよく飲んだなあ」

通夜振る舞いの会場ではそんな声も


 すこし




やかましくもなく

されとて

沈んだこともなく

みんなが自分の分をわかって

できることを

できるなりに

何事も無い

火葬上でのお葬式

お葬式が終わって


佐藤さんね
あたしあんなに、去年何本もお葬式を挙げたんだけど

あんなに何事もなくうまくいったのは

初めてだった

ありがとうね




でも僕が偉いことはなにもありません

いままできちんとお付き合いしてきた

その奥さんと亡くなった旦那さん

いいご両親に育てられた

人のいいお子さんたち

付き合ってきた皆さん

みんないいひとだったんで

私がふつうにお葬式を手伝っただけで

いい葬式になったんですよ



そういうと 奥さんは

静かに



「ありがとね」



そう

もう一度いいました




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あるまちの商店のオヤジさんを送ったときの話です
そこかしこでそのオヤジさんとの思い出が
話されていました

人生の最後で、その人やその人の人柄や
周りに人たちがいったいどんなふうに


生きてきたのかなんとなくわかります


お金があるから幸せとか
お金が無いからうまくいかないとか


そういうことじゃなくて

どんな人に囲まれて
またどんな風に生きてきたのか

そんなことがとても大事なことなんだと
わかるような気がします

いい人生を送って
いい最後を迎える

そういうのってあこがれます

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