葬儀屋日記 byノブアキ

つれづれなる葬儀屋さんの日記です

人にはそれ事情があるから

2006年03月24日 | 葬儀屋ポエむ&葬儀屋はなし

「小声で伝えてごらん

怒鳴ってばかりじゃ だめさ

人にはそれぞれ事情があるから・・」

久しぶりに、橘いずみさんのCDを聞いています


急に亡くなってしまう人
治らない病気で、20年寝たきりで死んでしまった人
この仕事をしていると

フツウにはあまり耳しない人たちに
沢山会います

みんないろんな事情をもって
悲しんだり
立ち直ったりしながら

生きています

フツウの人なんていないのかもしれません

みんなみんな
その人なりの事情があって生きているんだと
思います


だから

辛いことがあっても
悲しいことがっても

気がつかないだけで
人は一人じゃありません

みんなあまり大きな声でいいませんが
何かしら事情があるもんです

だから まあ

ぼくは
 
小さな声を聞き逃さない用に

しごとをしていきたいですね


約束

2006年03月13日 | 葬儀屋ポエむ&葬儀屋はなし
ぷるるっ
夜の10時ぐらいに電話が鳴りました

「はい、佐藤葬祭です」

「葬儀のお見積りに対して、聞きたいのですが・・・」


「HPの見積り実例の通りで葬儀が出来ますか?」

「ええ、出来ますよ。そのための実例集ですから」

すいませんが、正確なお見積もりって出していただけますか?

「大丈夫ですよ」

「見積り実例集の、○番目のベースで
人数が○○人に変更になります。それで見積もってもらえますか?」

「ええ、分かりました」

それから細かなことを、いくつか質問されて
一つ一つ答えながら、お見積りを作ってお送りしました


しばらくして電話が来て


「本当にこの金額で出来ますか?」と
念を押されましたので


「何かあったんですか」と思わず聞いてしまいました


聞けば、一年前にある家族葬の会社の会員になったのですが
一年前から、同じ金額で入っているものが含まれなくなったり
どんどん内容が変わってきてしまい不安になったのだそうだ

お客さんと交わす約束は大事なものです

内容を会社の都合で変えるのは
約束を守らないのも同じことのような気がします

大事な約束を守る、それはお天道様に胸張って生きていくための
大切なことのような気がします。




棺の窓

2006年03月10日 | 葬儀屋ポエむ&葬儀屋はなし
お通夜の式がおわったら

なんだかおばあちゃんの顔が見たくなって

棺の蓋を開けていたよ


いつもと変わらない顔で

寝ているだけだったよ


おばあちゃんの顔見たら

なんだか安心して

涙が出てきちゃったよ


おばあちゃんがいなくなるのは

なんだかさびしいね


たくさんたくさんの思い出をありがとうね


・・・・・と


そんな話しでもしていたのでしょうか


お通夜が終わって

式場の整理整頓に戻ると


孫娘さんがおばあちゃんの棺を覗いて
一人で泣いていました


うなずいたり じっと棺の中を見つめたり

それはとても大事な家族の時間なので

そっと見守って

後で窓の蓋を閉めにいきました

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葬儀のコツをおしえます葬儀・葬式・密葬の佐藤葬祭
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東京葬祭が8億円 お布施の一部申告せず

2006年03月09日 | 葬儀屋ポエむ&葬儀屋はなし
[所得隠し]東京葬祭が8億円 お布施の一部申告せず 

葬儀会社「東京葬祭」(東京都江戸川区)が東京国税局の税務調査を受け、05年6月期までの7年間に約8億円の所得隠しを指摘されたことが分かった。僧侶に読経の仕事を紹介し、お布施の一部をリベートとして受け取りながら申告していなかった。追徴税額は重加算税を含めて約3億円に上るとみられる。

03月06日 毎日新聞 /

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葬儀屋があんまりお金にとらわれると、ろくなことがないという話でしょうね・・

住むところがあって、食べるものがあって
一生懸命できる仕事があればそれで十分て感じが僕はします
税金はまじめに納めましょう(笑)

先代も先々代も

「葬儀屋は、お客さんから大事なお金を頂戴しているんだ
 そのことをよく肝に銘じなきゃいけない」って言っていましたね

ふと思い出しました

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仕事が止まらない

2006年03月08日 | 葬儀屋ポエむ&葬儀屋はなし
ご遺体の搬送、積み込み、火葬のみ二件出棺、お通夜・・
と一日で詰め込んだら体が動かなくなりました(笑)

ばたんきゅーと倒れていたら
夜中に仕事が入りました


この日は自分のことを働き者だと思いました
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葬儀のコツをおしえます葬儀・葬式・密葬の佐藤葬祭
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