葬儀屋日記 byノブアキ

つれづれなる葬儀屋さんの日記です

市営斎場、公営斎場利用の時の葬儀の出棺時間の設定

2008年08月28日 | 葬儀屋ポエむ&葬儀屋はなし
マニアックシリーズをつづけています

すでにブログと言うより仕事用のメモですが(笑)

全国1000万人の葬儀屋ファンのために書いています

市営斎場の、火葬場の時間は
予約が同じ2時でも

・2時から着棺OKで2時59分までに入ればOKと言う場合
・2時までに着棺しなければダメ、1時半から2時までに火葬場に来い
・2時の前後30分はOK

などと様々です
しかも、時間の制約の条件が年度によって変更があったりします
このような条件を考慮しないと痛い目(お客様に時間を伝えた後の葬儀時間変更)
などに会います


自社で施行があまりない、公営斎場に当たってしまった場合は

火葬場の予約を取る

霊柩車の会社に、その火葬場の出棺時間を伝えて
距離と火葬場までかかる時間があるので
どのくらい前に出棺すればいいのか尋ねて
出棺時間を確認して霊柩車の予約を取る

出棺時間から逆算して
葬儀の時間を決定するといった、段取りを取ります


並べるとどのくらい?

2008年08月27日 | 葬式豆知識
葬儀で会葬者の案内はとても大切です

ですが、一体何人並ぶと列がどのくらいになるかのデータがありません
気になったので測ってみました

たての並びで470cm/9人 一人当たり53cm
横が280cm/5人 一人当たり 56cm

少し余裕を取ると、約60cmの円が一人当たりの整列時のパーソナルスペースと言うことが判りました

一般会葬者が100人来た場合
二列で50人ですから、50×0.6=30m
3列だと33×0.6=19.8≒20m

コレが一分間に焼香一台に付き2人進んで行くわけですから
(一人当たりの焼香目安は30秒)分速1.2mで次のステップへすすみます

社葬などで1000人来た場合は間口が6尺で三人列、一間半あれば5人列が可能です
すると列は1000人来て5人列並ぶと1000/5で200人
長さは200×0.6で120m

単位を間にすると66間・・

120M屋根の下に収容できるとなると・・テントを張っても
増上寺か、築地、青山というところでしょうが

実際には焼香台数を増やせば列の進みは速いので
1000人でも半分以下の屋根キャパシティで出来ますね

まあマニアックですが、自分たちの勉強用のメモです

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葬儀、苦情、トラブル

2008年08月21日 | 葬儀屋ポエむ&葬儀屋はなし
消費者センターへの葬儀に関する苦情の件数が過去最多になりましたね。

出来ることと出来ないことが自分でも良くわからないような
素人ちゃんな葬儀屋さんが増えてますから

そんな苦情も増えるでしょう

苦情の本当の原因は、葬儀屋さんとお客さんのコミュケーションが取れていないことと
相互の信頼感が不足していることなのだと思います

きちんとお客さんとのコミュニケーションが取れていれば
苦情はこんなに増えていかないと思います

不安なことを聞き出し、一つ一つに丁寧に答えて
わからないことはわからないと正直にお客さんに伝える
そんな当たり前の姿勢が失われつつあるように思います

多分、お客さんは葬式っていうのが
不慣れで怖くて、誰かになにか文句いわれないだろうか・・
ってとっても心配なんだと思うんです

葬儀屋さん再度は出来ること出来ないことを正直にお客さんに話して選んでもらう
お客さんがその葬儀屋さんを気入らなくて仕事来なくたって
後でもめたり、料金払いたくないなんていわれるより

正直に話して、納得していただけるお客さんを大事にすれば
いいんじゃないかと思います


経営が苦しくても、その仕事は自分のところじゃないほうがお客さんにとっていい結果になるときは歯を食いしばってでも

この仕事はウチより、こういうところのほうが向いてますよという
勇気と正直さをもって仕事をしていきたいなと思います


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新しい火葬場計画と言うのは多分・・・

2008年08月15日 | 葬儀屋ポエむ&葬儀屋はなし
新しい火葬場計画が去年から新聞記事になっている

前提としては、高齢者が増えて火葬場が足りなくなる
しかし都心部では、近隣住民の反対で火葬場が建築できなくなるので
海上や地下に新しく火葬場を作れます。
という企画がある

まず、現実問題で都内の民営火葬場は現在でもフル稼働なんかしていない
むしろ半分ぐらい炉が埋まればいいほうだと思う

一部にものすごい忙しい時期、忙しい火葬場もあるが
フル稼働させれば火葬体数は後三割は伸ばせると思う

それから、都内の民営の火葬場では
火葬の開始時間が九時から15時まで一時間サイクルで火葬炉を回している
一基の火葬炉に於いては、一日に理論値7回回転できるわけである
実際には4回転すればいいほうというのが現実なのである・・
年末などの忙しいときには、四時、五時の火葬炉も出現するわけだから

火葬数が増えるのであれば、火葬場が本気をだせばイイだけで
現実的にはまだまだ余剰能力があるので
死亡者が増えすぎだよ~となれば、本気をだせば解決しちゃうと思う

混んでる混んでると騒がれるのは
火葬炉ではなくて実際には火葬場の併設の斎場、式場のことであり
火葬炉はまだまだ時間さええらばなければ余裕があり

都心部に新しい斎場をこれ以上増設する意味は
あんまりない

葬儀屋としては選択肢が増えるので有難いが
それに対して税金が何十億円も使われるのは納税者として
なんだかばかばかしい

みんながみんな
葬儀をする時間帯を早すぎず遅すぎずの昼時をねらってくるから
火葬炉は混むだけであって、現実的に不足してるわけではないし
海上も地下も実際には火葬場として作りこむには不可能だと思うが

だれも突っ込まないので、あえてココで一人つぶやいてみる

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駐車場から見た斎場選び

2008年08月13日 | 葬式豆知識


こう、なんて言うんでしょうか
巷では斎場は色んなところがあって、いろいろお客様のニーズに合わせて
色んな斎場が選べるんですよ~~~~

っていう「セールストーク」がまかり通っていますが

実際に現場の目から見ると、いろいろな観点からそのエリアエリアで
使いやすい斎場っていうのはそんなに数があるわけじゃありません

使いやすい所はやっぱり稼働率が高いし
それにはそれだけの理由があるわけです
(交通が便利でそんなに式場使用料が高くなくて
駐車場もあってテント張らなくても受付が出来るとかね)

式場を選ぶ一つの基準になるように今回からシリーズを追って
色んな角度から考える

式場の選び方を考えて見ましょう


まず今回は式場についている、駐車場のキャパから
式場の使いやすさを見てみましょう

本来は葬儀に車で来るもんじゃありませんということが
マナーなのですが

え~、現実から言うと会葬する人は
完全に車で来ないマナーを守りません(笑)

経験上の話しですが
100人いたら、2~4組は「車で来ちゃダメよ」という
ルールを守ってくれません


例えば駐車場が5台しかない、お寺の式場があったとします
家族の人はお骨もって帰ったりしなきゃなりませんので自家用車で来ます

それから料理があるので、直前まで温度を冷やしておかないと
寿司などは腐りますから、料理屋さんの冷蔵車は斎場に止めておかないといけません

ハイここまでで、残り駐車スペース三台

そして、亡くなった人の兄弟が二人居たとします
一人は近いので、タクシーで来ましたが

もう一人は足がそんなに良くないので息子さんが車で連れてきました


これてよかったね~・・・と話をしていると
菩提寺の住職が、プリウスでやってくるわけです
かなり「エコ」ですね、環境に優しい!

でも駐車スペースには優しくないわけです


料理屋さん、家族、親戚、お坊さんと
ここまでで計4台駐車場がなくなりました

さて、後一台と思ったら
お坊さん実は運転が上手くない
元々いっぱいいっぱいでやっと5台止まる駐車スペースだったのですが

二台分止められるスペースのところを
広々とつかってしまい
どーみても、普通車だと一台止めるのはムリって感じの止め方をしています

まぁ、もう一台来たら寄せて貰いましょう・・
と思っていると

なんと親戚さんが来て

「車止めるところ何処ぉ~!」とおっしゃっております
しかも二台・・・

止まりませんねぇ・・・

困りましたねえ・・

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とまぁ、良くある葬儀の風景を書き出してみたわけですが
フツウに考えると駐車場五台あれば、なんとか車できても三台ぐらいだから
家族葬ならいいんじゃない?と
考えがちですが

5台だと、家族葬でもちょっと不安なラインですね
一般的な親族の数がだいたい30人から40人ぐらいこの規模は家族葬といえば
家族葬なわけですが

駐車場が5台ぐらいだと、ちょっとパンクと言う感じです
ちゃんと通知するときに「駐車場」はないですよ~と言ってあれば
なんとかなりますが

それでも皆さん色々事情があったりして
守ってくれるとは限りません

一般的な親族数で想像すると小規模でも、通夜・葬儀と行い
親族みなさんに通知するのであれば10台ぐらいは駐車場は
あった方が無難ですね

車で来ちゃだめよと言っておいても
車で来る人は来ますから仕方ないです



ハイ!ここで一つ目の格言
駐車場は10台ない斎場は、葬儀の規模がよっぽど
小さくないと危険!


これですね
これものすごく大事です、テストに出ますから
ノートに取っておいてください(笑)


ここまで言うと、ここ15年ぐらいで自宅葬儀が少なくなってきた
原因の一つがわかってきていただけたでしょうか?
そんな理由も自宅で葬儀を行わなくなった一因なんですね


ではでは一般葬では、駐車場は何台ぐらいあったら
「使える式場」なのでしょうか?

こんだけあればまず安心だろうという、安全圏は15台
まぁソコまで贅沢を言わなくてもなんとかなるねという
ラインで行けば10台ですね

この数をクリアーする式場だと小規模ではなく
中規模になってくるので式場費は30万円ぐらいは相場かな
って感じがします

また駐車場の必要な数は
アクセスのいい斎場では、少なく
アクセスの悪い斎場では多くなります

不便なところにわざわざ苦労して行きたいと思う人は
少ないからですね

それもひとつの人情だと思います



山の中の市営斎場とかでは
ほぼ全員車で来ます

逆に都心の駅近い式場では
車で来る人数は減ります

親戚さんは一般会葬者さんより
車で来る確立が高いです


このように、駐車場から式場の選択をするというのも
無事に葬儀を終えるためには必要な葬儀の要員になります

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