葬儀屋日記 byノブアキ

つれづれなる葬儀屋さんの日記です

紹介センターの実力

2005年05月31日 | 葬式豆知識
葬儀の紹介センターをしているところの仕事は
お客さんの依頼で、「いい葬儀屋さん」を紹介します

というのが仕事です。


さて、どうやっていい葬儀屋さんを比べるかというと
まず複数社からみつもりをとります。

残念なことに、彼らの持っているノウハウはこれが主体です


僕の知っている、昔からの葬儀屋の親父さんは
面白いことをいいました。


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ああいうところに登録するって事は
自分のお客さんをもってないってことだろ

なにが悲しゅうて、ブローカーの下で
働かなきゃいけないんだい?なあノブ

ウチも、おめえのところもそうだけど
昔からお客さんにちゃんと嫌われないで
葬儀屋って家業してれば

あんまり儲からなくたって、食っていくには
苦労はないだろ

ブローカーなんてのは長く続く商売じゃあるめえ
むかしからそんなのは竹の子みたいにでてきて
すぐに消えていくもんさ

だからそんなおかしな連中と関わらずに
自分の商売一生懸命がんばんなよ
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こういう生きのいい親父さんは
けっして、紹介センターで言う
いい葬儀屋さんではありません


でも、ちゃんとしたことを言うし
腕は本当に確かです

未だにざっくりとした
見積もりを紙に書いて渡すだけですが
親父さんの見積もりが狂うことはマズありません

それだけ、しっかりと頭の中で葬儀が組み立てできるからです


でも、こういう親父さんのやっている店の
見積もりは明細の細かくない、見積書だけで
比べれば「よくない」見積もりになってしまいます


得たいの知れないプロデュース料や
司会作成料なんて今風の言葉が踊っている
見掛けのいい見積もりがよいとされてしまいます


見積もりは、見かけじゃありません
それを書いた人が本当にその約束を守るかどうか
そして、その見積もりにどれだけ責任をもてるかどうか

そういった本当のことが大事なんです
だから結局見た目とか、わけの分からないことに
引っかからないように、自分達の葬式なんですから
自分達で判断すれば一番いいんだと思います

話している人が、信用できるかどうか
それはリアルで感じれば分かることです。

だから、皆さんもし葬儀をするときには
自分の感覚を信じて、「その人」が信用できるかどうか
まずはそこから見てください。

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葬儀ブローカーという仕事

2005年05月30日 | 葬式豆知識
葬儀ブローカーという仕事を皆さんご存知ですか?
葬儀屋さんを紹介して、葬儀屋さんからピンはねするという仕事です

昔は、お寺や警察、病院などで仕事をしていまして
仕事を請けてそのまま、葬儀屋さんに流していました

そうすると、仕事に困っている葬儀屋さんに
やってくれる?なんて感じで電話をして葬式を流していました

そういう昔ながらの葬儀ブローカーってやっぱり
悪事は長く続かずっていうか、悪銭身に付かずって言うか
ほとんど最近では見なくなってきました

代わりに現れたのが、「葬儀の紹介業」っていう名前の
ブローカーさんたちです

ネットとか電話帳とかみると、まあまあ沢山います
本当にちゃんとしたところなら、なんにも言わないのですが
葬儀が実際よくわかっているのかとういと
わかってないのだと思います

いいところ、「複数の見積もりを取って、葬儀社を事前に比べましょう」
といったところです。

ホントにお客さんのためを思うんだったら自分で出来る範囲は
ちゃんと自分で仕事をするべきだと、僕はおもって仕事しています

遠いところとか仕方ないですけど。もしお客さんに頼りにされて
自分で葬儀を提供できるだけの力があるのなら
それをしないのは、怠け者だし不誠実だとおもうのです。

お葬式を安くやってあげたいなら、自分で安くやってあげればいい
安心できるお葬式をやってあげたいなら、誰かに任せるのじゃなくて
自分でそういう葬式をしてあげたらいい

苦労して、汗して、眠たい目をこすって初めて
葬儀屋なんて仕事は成り立つんだって
僕はお師匠さんにそう教わりました

人任せで、いい葬儀を提供する責任を持たないひとは
葬儀ブローカーって、本当の呼び方はそういいます。

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TB企画:心に残るあの人の思い出

2005年05月30日 | TB企画
最新記事は、この記事の下にあります。4月のTB企画:最後の晩餐への沢山のコメント、TBありがとうございました
5月のTB企画は「心に残るあの人の思い出」です
大事な人が亡くなったときに、感じた思い出
お葬式での失敗談・・
伝えられなかった・・・あの言葉
おおきな感謝
笑える思い出
今はもういない、あの人への思い出を

どうか
心の赴くまま、つづってください


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TB記事
静凛さん>誰だろう。。。 命日の不思議な話です Xjapanのhideのお話し
jinistさん>心に残るあの人の思い出 中学の同級生のお葬式若い人の死は悲しいです
波音さん>天使と過ごした日 大切な人は会った時間じゃないっておもいまだしました
hichako.kさん>天国への手紙TBではないですが、僕ははじめてこの記事をよんで、親の愛を思い出しました。
昼行灯さん>心に残るあの人の思い出 みんなにもあった、甘酸っぱい思い出
めいぷるさん>君が思い出になる前に。 予期しなかった友人の死
Succiさん>友達の父親の死 命をつむぐってことの大切さ
92さん>父の思い出 親を嫌いな子はいない
・・さん>不思議な思い出 不思議なことってあるもんです
lone_chuckさん>二人の祖母の話 二人のおばあちゃんを同時になくすという
珍しい体験をした話。
reicoさん>おちゃめな美枝子さんののど仏の話
magojirouさん>法事 祖母の十三回忌で縁をかんじる
ぴろりろりんさん>墓について考える 若くしてお亡くなりになった叔母さんのお話

ao-Rさん> 先生の思い出 怖くて優しかったおじーちゃん先生のお話し
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見守っていくという仕事

2005年05月29日 | 葬儀屋ポエむ&葬儀屋はなし
あなた方ご家族に出会って

僕は不思議な縁を頂いたと思っています

あなたのことも

小さな息子さんのことも

そして 亡くなったあなたの奥さんことも


僕はとてもとても

大好きでした


仕事として

あなた方に接しなければいけないので


一緒に泣いたり

一緒に笑ったりはできませんが


ここであなたたち事を見守るのが

僕にできることで


僕はあなたたちを見守ることが


僕にできる精一杯です


あなたたちが自分で生きていくために


僕は必要以上に手を貸すことはしません
僕はあなたたちを信じているので


きっと

きっと

大丈夫です

あなたたちにどうにもできない時だけ
僕の力が何かの役に立つときだけ

僕は貴方達の傍にいます・・・

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何かをしてあげたそう思うことで
人は傲慢に相手に何かを求めてしまうときがあります

そして、何かをしてあげる人が
人に何かを求めるのが当たり前になってしまう人がいます

僕は幾人か、プロの人をしっています
その人たちは一様に、人のできないことを
本当に困ったときだけ提供しています

それはでも仕事だけじゃなくて
本当は人としてすごく大切なことで
助けすぎてしまうこと、手を出しすぎてしまうことで

その人の大切な思い出や
自分で行う力をうばってしまうのだと思います。

本当に優しい人は、「待つ」ということの
力を分かっているのだと思います

その人を信じること
その人ができるようになるまで待つこと

それが見守るって事のような気がします

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公開前に・・・

2005年05月27日 | 葬式豆知識
HPのほうで、このたび葬儀後の手続きについて力を入れていこうと話になりまして。

できるだけ、わかりやすく
できるだけ、シンプルな説明でという感じで
葬儀後の手続きというコンテンツを作っていきます

そこでですね、公開前にブログを読んでいただいている皆さんに
分かりやすいかどうかご意見をいただきたいと思うのです

一般の人にも簡単に分かりやすいという見地で書いていますので
よろしければご意見をくださいませませ

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銀行の口座の相続


故人の銀行口座は、なくなったことがわかると凍結されます
この手続きは数ある死後tの手続きの中で一番面倒くさいといっても過言ではないでしょう。


必要なものは、相続の手続きになるので
・遺産分割協議書(これは一般の人が作るのはまず無理、税理士さんにこれだけでも頼みましょう)
・相続人、全員の印鑑証明、と署名捺印を銀行所定の用紙に記入します
・除籍謄本(しかも本人の出生からのやつになるので、ほとんどの場合取り寄せになります、区役所に言って相談して下さい)

この手続きがなんで一番メンドクサイというかというと
・銀行によって手続きが違います
・銀行の人が、必要な書類を言い忘れたりします
・合併などで、その銀行や支店がない場合は本店などに呼びつけられます

通帳がなくなっているときは、再発行の手続きをしなければなりません。

間違いがあっちゃいけない職種ということはわかるのですが
もうちょっと、簡単でもいんんじゃないかというぐらい
メンドクサイです

手続き自体は、指定の書類をそろえて提出するだけので簡単なのですが
とにかく銀行のほうはアレが足りないとか、今手続き中だとかいって

父の相続のときほとほと疲れたので
皆さんにもお知らせしますが

時間かかりますから

すぐ終わるとおもっておいると、精神的に嫌になっちゃいますから
気長にゆったり構えてください。

必要な書類を、銀行様のいうとおりそろえて
気の長い手続きを大きな気持ちでまってあげる
そのくらいの度量が必要です。

それでも、口座のお金をいつまでも凍結しておくわけにも行きませんから
まずは、銀行にお電話から

直接行くと待たされたりするので、まずは電話で話しを聞きましょう

手続きはそれからです




おまけ
とりあえず、ここからは独り言です
聞き流してください。銀行の手続きは限りなくメンドクサイです
だから、カードとかあるひとは本人が亡くなった後に、どうも口座から全額だしてしまっているようです。お金の流れさえきちんと記録しておけば特に相続上は問題ありません。

今は、実際銀行に「亡くなりました」と言いに行かなければ凍結もあんまりしないようですから
その間にざっとすばやく引き出してしまうんですね。

たしかに空っぽの口座だったら手続きをする必要もありません。
3000円預けてある口座の手続きをするのに、みんなの印鑑証明をもらって
謄本をとってなんてことしていたら赤字みたいなもんですから
気持ちはわかります。

小口の口座に関してはいたしかたないかとそう思います。


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