葬儀屋日記 byノブアキ

つれづれなる葬儀屋さんの日記です

葬儀屋の四方山話「友引前(びきまえ)」29

2010年10月30日 | 動画
葬儀屋の四方山話「友引前(びきまえ)」29


葬儀版ディープピープル」
ラジオのような映像コンテンツ
葬儀屋の四方山話「友引前(びきまえ)」29【10月30日(引前)更新】です。
今回のテーマは「東京と地方の風習」の3!!

【番組ダイジェスト】
◆東京は地方の文化の集合体!
◆東京の葬儀の文化的特徴
◆東京の常識が地方の非常識!?
◆身内にボリビア人がいる葬儀?
◆僕らが怖がること
◆地方から来る僧侶に気をつけろ!
◆頑固というより意地悪やん!!


☆☆ご意見ご感想、疑問質問などございましたら
tomobikimae@yahoo.co.jp
まで、メールをお寄せください。
お待ちしております!!

☆☆びきまえブログを立ち上げました!☆☆
番組で伝え切れなかったなどを更新しております!
こちらもぜひ!
葬儀屋の四方山話「友引前(びきまえ)」ブログ
http://ameblo.jp/bikimae/

※ 葬儀屋の四方山話「友引前(びきまえ)」とは?
この番組は、東京23区で葬祭業に携わる男たちが
思う葬儀とは何なのか?
本音と建前を交えながら、
重箱の隅をつつくように、
時には茶化しながら葬儀のあり方を検証していこうじゃないかという、
葬儀業界の業界人による業界のための四方山話です。
その話の中に、
「一般の人にも伝えられるメッセージが込められるのではないか?」
と思っております。

あーでもないこーでもないと好き放題話していますが、
目くじら立てずに観てもらえるとうれしいです

葬儀屋の四方山話「友引前(びきまえ)」28

2010年10月24日 | 動画
葬儀屋の四方山話「友引前(びきまえ)」28


「葬儀版ディープピープル」
ラジオのような映像コンテンツ
葬儀屋の四方山話「友引前(びきまえ)」28【10月24日(引前)更新】です。
今回のテーマは「東京と地方の風習」2!!

【番組ダイジェスト】
◆白いものを食べる風習?
◆今の日本人の穢れの意識と宗教的感覚
◆葬儀が持つ色々な側面とは?
◆葬儀の形骸化の爪あと
◆葬儀に意味を見出す作業
◆納棺に麻縄を!?何に使う!?


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※ 葬儀屋の四方山話「友引前(びきまえ)」とは?
この番組は、東京23区で葬祭業に携わる男たちが
思う葬儀とは何なのか?
本音と建前を交えながら、
重箱の隅をつつくように、
時には茶化しながら葬儀のあり方を検証していこうじゃないかという、
葬儀業界の業界人による業界のための四方山話です。
その話の中に、
「一般の人にも伝えられるメッセージが込められるのではないか?」
と思っております。

あーでもないこーでもないと好き放題話していますが、
目くじら立てずに観てもらえるとうれしいです。

葬儀屋の四方山話「友引前(びきまえ)」27

2010年10月19日 | 動画
葬儀屋の四方山話「友引前(びきまえ)」27


葬儀版ディープピープル」
ラジオのような映像コンテンツ
葬儀屋の四方山話「友引前(びきまえ)」27【10月18日(引前)更新】です。
今回のテーマは「東京と地方の風習」!!

【番組ダイジェスト】
◆地方のスタンダードは東京のスタンダード?
◆東北の人が受付で取った行動とは!?
◆葬儀に紅白饅頭!?
◆東京の葬儀屋が戸惑った風習?
◆葬儀を質素にしたらこうなった!!
◆九州から東京に親戚が大挙来た!
◆納棺で行う風習にS本が親切暴露!?


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http://ameblo.jp/bikimae/

※ 葬儀屋の四方山話「友引前(びきまえ)」とは?
この番組は、東京23区で葬祭業に携わる男たちが
思う葬儀とは何なのか?
本音と建前を交えながら、
重箱の隅をつつくように、
時には茶化しながら葬儀のあり方を検証していこうじゃないかという、
葬儀業界の業界人による業界のための四方山話です。
その話の中に、
「一般の人にも伝えられるメッセージが込められるのではないか?」
と思っております。

あーでもないこーでもないと好き放題話していますが、
目くじら立てずに観てもらえるとうれしいです。

お葬式の見積書の見方

2010年10月05日 | 書籍
何回か、取材を受けて・・その度に「見積書の見方を教えてください」「見積書を見るときに何処に注意したらいいですか?」と取材先から聞かれる。

いつも、答える事は同じで
この見積書は総額ですか?お布施のほかに全部入れて金額を出してください。
って言えばいいんですよと答えます。あとは、話してみてチャンと信用できるかどうか
自分の目で判断すればいいですよ。自分に合う、合わないはありますし、
絶対に失敗しないやつは居ません。万が一失敗するに
してもこいつだったら仕方ないと思える人が見つかるといいですね。

「それだけなんですか?それじゃ記事にならないですよ」といわれるが事実それだけなので、私も困ってしまうのです。


葬儀の見積り仕様はは、各葬儀社によって異なります。例えば納棺に関わる人件費を「棺代」として計上する会社もあるし、納棺手数料と言う項目にする会社もあります。

葬儀社にとって大切なのは、項目がどうこうではなくて、全体で幾らの利益がでるかということなんです。だから、項目ははっきり言うとどこに入れてもいい、トータル売上げが幾らで、トータル経費・原価が幾ら掛かるのかと言うことが重要になってきます。

なんでも相手の立場にたてば、本質は見えてくるものです。
皆さんは葬儀屋さんになったつもりで、考えてみればいいのです。

葬儀の見積りはわかりにくいと言って、みんな同じ項目で同じようにして比較検討できるようにするべきだ
と言われたとします。そうしたら一体どんなことが起こるでしょうか?

隔たった前提ですが、お客さんが皆金額で物を決める人だったら、一番利益の薄い会社がお客様に選択されます。
葬儀のように人生で一回きりで、なかなか比較検討がしにくい事だったら
金額は大きな指針になって、葬儀の仕事は利益ゼロに近づいていきます


一般の皆さんが、葬儀社を経営しているとしたらどうでしょう?
そんな自分の達が生きていけなくなるような事をやりますか?しないのが当然でしょう。

だから皆が全く同じ見積りで比較検討できる状況を作るわけがありません。
出来る事はちゃんと総額で幾らぐらいになっているか確認を取っておくことぐらいです。


雑誌の特集やセミナー、テレビ番組では
「葬儀は事前に見積りを取って、明細ごとに聞き比較検討することが大切です」
という言葉をよく聞きます。

そんな風な言葉が一人あるきしています。これは一般消費者のせいではなく、そういう風にアドバイスする輩が居るからです。10年前はわりとぼった繰る会社も多かったのでボッタクリよけとしては非常に効果的な方法でした。

しかし「でした」なんですよね

悪人はいつでも進歩しています。「葬儀は事前に見積りを取って、比較検討することが大切です」が通じないようなやり方が今は沢山増えてきました。

昔は葬儀で利益を通常以上にあげようと思えば「ぼったくり」、つまり高い金額を吹っかけて買わせるやり方が一般的でした。(あくまで悪い葬儀屋さんのやる事ですよ、むかしから良心的な葬儀社もいるので御理解下さい)


さぁ、アナタが悪徳だったらどうします?

どうやって、月間で大きく粗利を捻出しますか?


答えは簡単です。高く売るのが無理なら、安く売っても利益がでるようにすればいいのです。
つまり「品質を下げる、納入価格を下げさせる」というのが手法になってきました。


一見安くて良心的にみえる葬儀社にしてネットやチラシで展開します。

うたい文句はこう付けましょう

「葬儀業界の不透明に徹底的に対抗しました。皆様にとって誠実な会社 ABC(仮)葬祭」

さぁ、僕が悪徳だったら何からしましょうか

まず、棺は安く入ればどうだって構いません。底板の釘が多少足りなくても、隙間があっても、やすいのだから仕方ありません。中国からライン検査もしてない(検査すると高くなるから)棺を商社を通して買いましょう。

そして、料理もがさっと利益をだしたいですから。品質を落として安く入るようにしましょう。それを普通の値段で売ります。量も、本当は50人分じゃないけど水増ししてお客さんには50人分用意しましたって言っておきましょう。追加がでればその分又儲かりますからね。

人件費もぎりぎりまで落とします、基本のセットプランには人件費を一人分だけ付けておきましょう、仕事が入ってから、一人じゃ運営できませんよといって追加で人件費ももらえるかもしれません。

生花も小さく作って、今までより少し安くみせればお得な葬儀社に見えるでしょう。実際には安くした分納入金額も安くさせていますから、懐は痛みません。

従業員は給料を歩合にしておけば、沢山取ってこないといけなくなるからがんばるってお客さんから取ってくるだろうし、仕事が無いときは給料も少なくなるからラクチンだね


と、書いていて反吐が出そうですが。上に書いてあるみたいにすればいいのです。
見積りはクリアーです、明細も問題ありません。

複数社から見積りを取って比較検討すれば勝つ業者のできあがりです。


実際には当社に寄せられる相見積りを見ると、私たちはプロですから人を動かす原価、見積りやカタログで保障されている事に対するコストが見えます。そうすると明らかに出来ない事を平気でできるというネットの業者さんなどがふえてきました。


小規模化でお店の金回りがわるくなっているのでしょうか。とりあえず受注すれば後は何とかなるという思いか・・

それって原価無視でつくったでしょ!という見積りを公表しています。

業界の横のつながりで話しを聞けば、やっぱりネットやチラシ出している金額ではやってないのが本当の話のようです。

ネットやチラシに乗せている部分は守ったとしても。
プラン外の料金でプチぼったくりを数多く繰り返すことで、全体の粗利益を確保したりします。

寝台車の料金が10KMまで無料なのに、以降10KMごとに1万円以上上がるとか(通常は基本外の10kmで3千円から5千円ぐらいの加算)

バス料金が基本で70000円だったり通常は基本の10KMで3万~4万)

お寺の紹介が、信士のお戒名で50万円からだったりとか(バックマージンをガンと取ってる、通常は30万ぐらいが相場)

これは、全部実際にあった話。こわいけど事実。


見積りだけですべてを判断することは出来ません。
見積りで判断できる事は、「私の払うお金は、お坊さんに払う以外でお見積書にのっている金額で全部ですか?」と念を押して、総額なんだという事を確定させる事だけです。


例えばの話しで言うと
話しとしては、見積書だけでいい工務店の見分け方を教えてくださいっていうのと同じ話しなんですね。ちゃんと総額のでっていうのは、確認できるけど良心的にやってくれるかどうかは、人や会社の考え方。だから紙ばっかり見てても答えはそこに無いんです。人に触れて見定める事が必要になってきます。



人の見定め方は、又次回にでも・・・ではでは