葬儀屋日記 byノブアキ

つれづれなる葬儀屋さんの日記です

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病院付きの葬儀屋さんが高く付く・・

2009年06月30日 | 葬式豆知識


そんな話は、どこでも溢れています

しかし


しか~~~~~し

それがナゼと言う風に説明してくれる人が居ません


「ナゼ!!?」


実は物事を理解するときは、このナゼという風に考えるのが
ボクは結構好きだったりします。

なぜ、安い金額でやってくれる病院付きの葬儀社がないのだろう?
なぜ、安くは無くても良心的な金額のところが少ないのだろう?



実は理由はとても簡単です


まず病院付きの業者になるということは
お呼びが掛かったら30分から1時間以内に
二人体制で病院にいかなければなりません

なぜなら、病院付きになる為に
「そういう契約をしているからです」

病院側も、亡くなった後の事は
じっさいどうするのかわかりません

病室から霊安室への搬送業務の委託という
名目で、なくなった後の事を面倒見てくれる
人が居た方が、なにかと便利なわけです。


という訳で、病院は葬儀社を指定業者として
亡くなったら、葬儀がお宅に依頼されるかも
しれないから。呼んだらスグきてね~

ということで契約をしています。


「大抵の大型病院では、指定業者として
葬儀屋さんと契約して、呼んだら二人で
30~60分以内に病院に来てね・・という契約をしています」

ミソはここです


呼ばれる葬儀屋さんは
24時間の対応で二人体勢をキープしてます

そんでもって、その人たちは
最低でも4日にいっぺん、6日にいっぺんぐらい
宿直をしています

つまり、四~六交代で勤めて
葬儀屋さん業界で病院業務と言われる
仕事をするわけです

しかも2人体勢で

つまり
一人30万円給料を貰ったとして
一ケ月病院業務をするには

30万円*2人*5チームで。。

300万円かかる言うことです(最低そんくらい・・と言う金額)



その病院が一日の死亡者数が3人として
毎日病室から霊安室に運ぶとすると(この数字はものすごく大型の病院)

90件の死亡者数があるわけです

今時の病院業務で葬儀を依頼される確率はいい所10%ぐらい
少ないと5%ぐらいだそうです

葬儀に成る件数は
計算すると・・・うーん

9件-5件

んでもって、さっきの病院業務の人件費を件数で割ると
一件の葬儀あたりで30万から60万円の経費がかかると言うこと

高いでしょう

でもこれが病院付きの業者さんの真実ですね

言い忘れましたが
これは純粋な営業経費なので

葬儀を施行するコストとは別に

これだけ掛かるということ。



例えば、総額200万円の予算(お寺の分は別)でやった場合
葬儀屋さんの売上を80万円程度と見ると
病院での営業コスト60万円、施行経費30万円なんて具合で
赤字の可能性が出てくる。

するってぇと
病院に入っている業者は


「最低でも売上100万円は上げて来い!」
なんて図式になっちゃいます


そりゃあ、病院で待機している連中の分も稼がないと
会社は存続できませんから、しかたないです。


つまり

乱暴な結論で言うと、
病院付きの業者は
悪いやつだからぼったくるんじゃなくて
病院に待機しているヤツの分まで
稼がなくてはいけない葬儀社なんだと
いうことです


ここがポイントなので

病院付きの業者は
悪いやつだからぼったくるんじゃなくて
病院に待機しているヤツの分まで
稼がなくてはいけない葬儀社なんだと
いうことです

こういった構造を理解して
みなさん、葬儀屋さん選びをしていてください。
コメント

葬儀屋さんへ質問&回答

2009年06月26日 | 葬儀特集の感想
え~と

こういうコメントを頂きました
はじめまして。 (モチヅキ)
2009-06-26 01:35:02
「葬儀屋 ブログ」で検索し、はじめて拝見させていただきました。

こんにちは。
私は葬儀屋への就職を考えているモチヅキと申します。
以前とある葬儀屋さんのブログを読んで、葬儀屋にも利益だけを求める会社が存在するんだと衝撃を受け、質問をさせていただきたくコメントいたしました。
ただ、お忙しいと思いますので返事は遅くなってもかまいません。


まず、私が葬儀屋への就職に対して真剣だという事を知っていただいたほうが返事をしやすいと思いましたので簡単に志望動機を書いておきます。

①永く商売をする上で一番大切なのは「利益ではなく信頼を得ることだ」と考えている会社で働きたい
②大企業では難しかった「現場においてお客様ひとりひとりへ臨機応変に柔軟かつ適切な対応をとる」ことができる会社で働きたい
③人の記憶に残る仕事に就きたい
④仕事を通じて人に感謝の気持ちを伝えられる仕事に就きたい

以上の主な志望動機を踏まえ、さっそく質問に入ります。
①利益よりも信頼を得る事を大切にしている葬儀屋を見抜くにはどういうアプローチをしたほうがよいでしょうか?
②仕事をしていて一番つらかったことはなんですか?
③今の葬儀屋にはどのように就職されたのでしょうか?

以上お時間がある時でかまいませんのでどうかよろしくお願いいたします。
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と言うような、質問を頂きましたので
質問に答えてみましょう。

①利益よりも信頼を得る事を大切にしている葬儀屋を見抜くにはどういうアプローチをしたほうがよいでしょうか?

答え
社長さんが、本気で商売をしていて
語る言葉があって、その言葉にウソがないことが良いでしょう

人生を決めることなので
慎重になると思いますが、好きになれる会社を探した方が手っ取り早いです
いやな会社に入りたくない、ポリシーと違う会社はいやだ
と思っても、勤め人をやる限り結局、その与えられた中でしか仕事は
できませんから。

嫌いな会社を探すよりは、好きになれる会社を見つけるほうが現実的だと
思います

②仕事をしていて一番つらかったことはなんですか?

辛いって言えば、いつでも辛いし
楽しいと言えばいつでも楽しいですね、仕事は基本的に好きですし。

一番っていうのは特別ないです。本気でやればそれなりに
なんとかなるもんです。

③今の葬儀屋にはどのように就職されたのでしょうか?

親父が倒れて人工透析になって、
お金が無くって弟と妹の学費を払えなかったので
ボクが大学を辞めて家を継ぎました。
(とりあえず、ボクが大学辞めれば現金がクラッシュしなかったので・・)






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プリウスは霊柩車に向いているか?

2009年06月24日 | 葬儀特集の感想
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/economy/low_pollution_car/

記事転載
新型 プリウス 霊柩車 発売沖縄県に本社を持ち、ストレッチリムジンなど特殊車両の製作・販売を行うアドバンスト・カー・エンジニアリングは23日、同社霊柩車ブランドの「LEQUIOS(レキオス)」に、新型『プリウス』をベースとした第3世代霊柩車『HYBRID』を追加、受注を開始した。(レスポンス)

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なんて動きがありましたが、都内の霊柩車の会社がエスティマハイブリッドを使っていましたが、トラブルがガソリン車より多く、何回か搬送途中でトラぶってしまい、なくなりました。

まだまだ、ハイブリッドは一回しかない葬儀で使うには安定性の面で危ないでしょう。エコも大事ですが、出棺の途中で、もし車が止まったらしゃれになりません(><)
コメント (1)

日々雑感

2009年06月22日 | 葬儀特集の感想
8時に仕事が同時に二件入って、とりあえず一件は僕が行き
もう一件は、さっき帰宅したばかりの社員を家から呼び戻し
行ってもらう。

ゴメンね、人手不足で・・

ボクの方はなんとか終わって、車に乗ったゴミをかたずけて
なんだか申し訳ないので、とりあえず行ってもらった社員の帰りを
起きて待ってみる

時間が少しかかりそうなので
こうしてブログを書いてみる

深夜一時・・・まだ仕事に出た社員は戻ってこない
葬儀屋さんの仕事は大変なのにいやな顔一つせず
働いてくれる社員に深く感謝している

たぶん時間で考えればもうスグ帰ってくると思うので
しばらく起きて待っているつもりです

アリガトネ・・の言葉の一つもかけるのが
なんとなく経営者の仕事なような気がしている


とはいえ
1時半を過ぎて帰ってこないようなら
寝ようかどうか迷うところだ

その辺は、人間なので仕方ないなぁ・・と
自分に妥協をしてみる

本当に、こうして止め処も無い文章を
書くのは、なんとなく落ち着くものだ


一体何人の人が、この何の意味もない文章を
よんで、何かを思ってくれるのか

ちょっと楽しみ


まあでも
とりあえず、夜って遅いなぁ


こんな生活はずっと続けているけれど
やっぱり無理がある生活なので

社員は増やしていこうと思います

だって、葬儀屋が死んじゃうもん
良いサービスをするのは、才能も努力も根性も
必要だけれど

やっぱり、「環境」っていうのを
整えないと難しいのではないかと
思うのです

夜も夜中も働くって言うのは
本当は、三交代を引かないと無理が出てくる
それだけ、収益をあげて且つ、適正金額をまもって
お客さんも働く社員も
みんな幸せにしてあげたいなぁと思います


と言うわけで、社員が戻ってきたようなので
手伝ってきます

いってきま~~す
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直葬の誤解

2009年06月16日 | 葬儀屋ポエむ&葬儀屋はなし
直葬でお願いしたいんです
病院で亡くなったので自宅に運んでください
と夜中に電話が鳴ります。

わかりましたと、てきぱきと電話で状況を聞いて
ドライアイスを包んで、寝台車を手配して、病院に伺います

しかし正確に言うと
直葬ではなくて、これは「火葬のみ自宅版」当社で言えば

夢影
に当たります

なんで間違いかと言うと、直葬の直は
直接火葬場に、無くなったら連れて保管しちゃうの直だからです。

自宅に帰ると人件費も霊柩車代も、親戚が多ければマイクロバス代も掛かる
訳です。

火葬場にあづけてあって
そこに葬儀社の社員が一人だけ行って
お別れの案内をして、お骨拾う案内をするだけなのと

自宅で、納棺して、お別れして、出棺して
それで火葬場に行って、火葬場の案内をしてって言うのは
大分負担が違うのです。

具体的に言えば、火葬場預けの火葬場焼きだったら
お花を持って、手順さえわかればセレモニーレディさんでも
できるけど

自宅の出棺は、棺を出すのに、でるかでないか
立てるか立てないか、安全か安全じゃないか
段取りはどうか・・とそれなりに葬儀の経験のある人間をつけないと
危なくてしかたないわけです。

ドライアイスを含めて、80kgの直方体を
中の状況を把握しながら安全に運び出すのは
簡単にいえば、技術なわけです

そんなの誰でもできるよ~って人は
やってみるとわかりますが
寝るために出来ているひつぎで
なんの準備も無く、棺を傾けたら
おばあちゃんはずり落ちて
下のほうで屈んでしまいます

さぁ運び出したぞと、おもって窓を開けて確認したら

ああ!おばあちゃんが居ないなんてことに
なりかねません。

餅は餅屋

どうやったら傾けて、ずり落ちないかなんていうことは
皆さん別に気にしなくても
ちゃんとした葬儀屋ならできるので、葬儀屋さんに任せとけば
いいですが

ここまで話したので、具体的に説明すると
ウチではそれ用につくった固めのクッションを
骨盤と胴体部分に入れて、遺体が曲がるのを抑えて
かつ、そのクッションを高さを調整してふたを縛って押さえつけて
傾けます。
その際、入れたお花が落ちないように綿布か毛布をかけて
横の隙間に入れて固定して、そんでもって傾けます。このやり方なら
垂直に立ててもそんなに棺の中は荒れません

それから玄関を出るところで、お客さんに見えないように
棺の中をお直ししまして

無事出棺という次第になります。
文章で書いても、結局は経験値の問題ですので

書いてあるからと言って安易にまねしない方が良いでしょう。

と話が脱線しましたが。


直葬は病院から、直接火葬場に安置するの簡単な訳で
だからこそ料金も押さえられるので
自宅に帰る火葬プランの場合は
もう直葬ではなくなってしまうわけです。
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