葬儀屋日記 byノブアキ

つれづれなる葬儀屋さんの日記です

わすれもの・・・

2006年12月13日 | つれづれ日記
告別式の日

出棺も、心のこもったいい挨拶があって
泣いてる人もいて・・・・

火葬炉におさめて

みんなで

「おお、じいちゃん骨しっかりしてるなぁ~」なんていいながら
骨を拾って


神妙に初七日をやって


やっと最後の会食へ

「え~わたくしわ~」とちょっと長い献杯の挨拶があって

みんなで、故人を偲んでの会食が終わって


じゃそろそろ帰りますかと、親戚の人が帰り始めて


家族のひとが「どうもありがとうごいました」って

みんなに、挨拶して


さて、われわれも帰りますかって
喪主さんが帰ろうとして・・・






あの



喪主様?


おじいちゃん、わすれてない??


・・・・・・・・・・




「あっいけね」って言ってました


(^^)汗 おじいちゃん忘れないでね・・・

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ちなみに5人に一人がこれをやります(笑)

つかれてるんでしょうねぇ

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葬儀の演出とかプロデュースとか

2006年12月09日 | つれづれ日記
マスコミでは葬儀の演出とかプロデュースって言うのが
盛んに放映されたりします。


ん~、なんだか僕には「演出とかプロデュース」って言葉に違和感があるんです
故人らしいっていうのはとても好きです、やりたいことをできるだけ
やらしてあげたいっていうのはあります。

でもそれは、演出とかプロデュースというものと違うような気がするんです。
立ち会うのは人の別れ、やはりどこか厳粛なものです
イベント化してしまったら、そこに込める心がどこかに行ってしまうような
気がします。

息子さんがギターを弾けるから、最後にギターを弾いてあげたい
寿司が好きだったから、棺の前には特上の御寿司をおいてあげたい
祭りがずっとすきで、みんなと一緒に祭りの会をやっていたから
棺は担いで出棺するし、祭壇には半纏を飾りましょう。

いままでそういうことも沢山やってきましたが
そういうのって、僕がどうこう演出したからじゃなくて
その人がそういう風に生きてきたから、
家族の人がそう望んでいたからそうなったのであって
少しだけアドバイスをしたり
飾るのにちょっとだけ、七転八倒の苦労をしただけです(笑)

人の最後を、飾ってあげるっていうほど
おこがましいもんじゃありません

その人たち、亡くなった人や家族の人の心の声に
声にならない声に耳をちゃんと傾ける・・

そういうのが。いいお葬式なんじゃないかなって
気がします。
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必要な言葉

2006年12月02日 | 葬儀屋ポエむ&葬儀屋はなし
答えはなんて欲しいわけじゃなく

そんなことはもう自分でわかっているなんてことは


よくあることです


誰かに言って欲しいなぁ

大変だったね

がんばったね

って


そういって欲しいだけ


人間なんてわがままなものです

みんな みんなわがままです


一言だけ


必要な言葉を


いつもいつも

欲しがってる

手に入れるのは

むずかしいけれど

せめて誰かに

必要なひとことが


いってあげれるように

なりたいなあ

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悩んだなり苦しんだりしてるときは
同じような考えをぐるぐるしてしまいます
答えなんてわかっているんだけど
どうしようも出来ないことって
沢山あります

貴方の責任だ!
もっとこうしていればよかったのに・・
あーあだからいったでしょ・・

そんな傷つけるような言葉を
いったこともあるだろうし
聞かされたこともあると思います

でもね、人間て悩んでもしかたのないこともあるし
自分でやってみないとわからないこともあります

生きているってそういうことだと思うし
苦しいのもそのせいだと思います

だからね、受け入れてもらうこと
受け入れてあげること
そういうことが何よりも
生きている苦しさからの救いになるのではないだろうかと
僕はこのごろ思うのです。
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