葬儀屋日記 byノブアキ

つれづれなる葬儀屋さんの日記です

思うこと

2006年01月22日 | 葬儀屋ポエむ&葬儀屋はなし
思うほど 苦しくはなくて
思うほど 辛くもなくて

一歩下がってみてみれば
人生はそんなもんさ



君が優しい人だってことは 僕がよく知っている
君がその優しさゆえに 傷つきやすいことも 強いことも
よくわかるさ

人生はそんなもんさ




一枚の紙の表と裏

難しく考えなければ 生きているのはそう難しいことじゃない


答えがあるわけじゃないから

答えを出さなくたっていい

悩むのは 誰かの嘘っぱちに付き合ってるからさ

人生はそんなもんさ


難しく考えなければ

明日は楽しく迎えられる


自分で考えてみてごらん

誰かの嘘じゃなくて

自分の心で


人生はそんなもんさ

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たまこうやって、詩をつづると気持ちが落ち着きます
特に何の目的も無いですが、こうやって何かを書きつづって行くことは
人にとって一種の精神安定剤の役割を果たすのかもしれません


世の中がこれだけ激動に動いていくと、生きていくのはとても
ストレスの多いことだと思います。なんだかとっても複雑な世の中ですからね


でもそんな複雑な世の中も、ちゃんと自分で考えていけば
なかなか面白いもののような気がします

ほら、サーフィンでも波が高いほう面白いように
スポーツでも道が困難なほどやりがいがあるように

今の世の中は、とても楽しいのかもしれません
少なくとも私はそんな風に感じています。
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葬儀のコツをおしえます葬儀・葬式・密葬の佐藤葬祭
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師匠のお話3

2006年01月11日 | つれづれ日記

あるとき、師匠のQさんに「ノブアキはアレだな、仏教のことをもうちょっと
勉強したほうがいい、基本的なところでこれを読んで来い」という指令を受けまして

日本の仏教思想全12巻というのを読んでくるよう言われました


その頃はアマゾンも無いので、近くの紀伊国屋書店に行って
探しましたが見つからず取り寄せてもらいました

忘れもしません角川ソフィア文庫という聞いたことも食べたことも無い
シリーズを取り寄せてもらいました


二週間たって本が来て

取りにいって

読み始めると



これがもう、読めない。。。。


難しすぎて一巻目でいきなり挫折するのでした

仕方がないのでお師匠さんのQさんに

「スイマセン、読んでもさっぱりわかりませんでした」

と言いにいくと


「で、何回読んだんだ?」と聞かれわけです


この時点でまずいなあ、一回ぐらい読んだんじゃわからないことなんて
お見通しなんだ、怒られるんだ・・とわかりましたが


とりあえず正直に

「一回読んだんですが、何がなにやらわからなくて・・」というと案の定

「じゃ、5回読め。5回読んでわからなかったら、また考えてやる」

自分の甘さを痛感しましたね

これでもかってぐらい、甘かったと心のそこから思いました

「スイマセン、自分が甘かったっす。五回読んでからわからないかどうか考えます」

そうお師匠さんに約束しました。


それからは、いい年して半べそ書きながら読んでました
ぜんぜんわからない本を読み続けるのは辛いんです

布団に転がって夜中読むわけですけど
本にところどころ涙がこぼれておりました(笑)

三回目までは、さっぱりわからないだらけで
転機が訪れたのは四回目

なんとなくわかるようになってくるんです
すごく不思議でした

そんなこんなで、仕事の合間に読むので三ヶ月ぐらい
全体を読むのにかかりましたが

今では、その本を読めといってくれた
Qさんにとても感謝しています
他の葬儀屋さんより、全体的な仏教の知識が
体系的にわかるようになれたからです


ちなみに、その基本といわれた本はちゃんとした
比較仏教の本で
そうやら、葬儀業界で僕とお師匠さんのQさんしか
読んでいないことが後々わかりましたが

この本を読んでいたおかげで
どれだけ救われたかわかりません

厳しいお師匠さんに感謝ですね。

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