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8.15記念式典、李大統領の祝辞

2009年08月16日 | 南域内情勢
'華麗な修辞'、対北朝鮮政策,転換意志なく<解説>
'非核.開放.3000'再確認した8.15慶祝辞

2009年08月15日(土)20:19:39キムチ観記者ckkim@tongilnews.com



イ・ミョンバク大統領は15日8.15慶祝辞を通じて‘非核.開放.3000’に基づいた既存対北朝鮮政策を繰り返すことによって, 華麗な修辞と一部新しい提案にもかかわらず,当分南北関係改善は難しいものと見られる。

特に長期抑留されたユ・ソンジン氏が釈放されてヒョン・ジョンウン現代グループ会長の北朝鮮訪問契機を生かして, 北側が受け入れるほどの対北朝鮮提案が含まれるという期待を裏切って、6.15共同宣言と10.4宣言に対する言及すらせず対北朝鮮政策転換意志を全く見られなかった。

祝辞の骨組みは‘非核.開放.3000’

イ大統領はこの日祝辞で“核兵器は北朝鮮の安全を保障するのではなくむしろ北朝鮮の将来をより一層難しくするだけ”としながら“どのようにすれば北朝鮮が核を放棄できるのか心を開いて対話できることを心より期待する”として事実上‘先に核放棄’の立場を鮮明にした。

引き続き“北朝鮮がそのような(核放棄)決心を見せるならばわが政府は韓半島の新しい平和構想を推進する”としながら“経済,教育,財政,インフラ,生活向上分野にわたった対北朝鮮5代開発プロジェクトを推進するだろう”と話して,事実上‘先に核放棄’に基づいた‘非核.開放.3000’構想を繰り返した。

‘華麗な修辞’、実現可能な提案はなく

イ大統領は“わが政府はいつ,いかなる水準でも南北間のすべての問題に対して対話と協力を始める準備ができていることを明確に明らかにするところだ”ともう一度抽象的対話意志を明らかにしたが、その間数回の対話提案のように具体的な対話を提案することはなかった。


特にその間、野4党と市民社会団体らが提起してきた6.15共同宣言と10.4宣言を認めて履行意志を表明する問題をはじめとして,政府の対北朝鮮政策転換意志を見せることができなかったという点で、広範囲な国民の支持やはり受けることができないものと見られる。

15日政府高位当局者は“6.15,10.4宣言はすでに過ぎ去った話”として“ささいな提案よりは大きく協議しよう”と表明した。

しかし政界では、“6.15共同宣言と10.4宣言履行意志を明らかにしないのはもちろん,言及さえしないのはイ・ミョンバク政権の限界”(民主党),“イ・ミョンバク政府の軽薄な言語遊戯に過ぎず”(民主労働党),“結局対北朝鮮強硬策をずっと守るという意志”(創造韓国党),“イ大統領の韓半島平和構想が実現されるためには政府の既存対北朝鮮政策の根本的転換がなければ”(進歩新党)との酷評が出た。


感想
全然期待はしていなかったが、クリントン訪北以降の流れから、ひょっとしたらとのサプライズを待っていたのかも知れない。そんな自分が嫌になる。もうMBはどのような美辞麗句で国民を幻惑しようとしても、信じる気にはなれない。
もう映像を見るだけでおぞましさすら感ずる。

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