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双龍車スト61目ー竜山惨事を予感させる

2009年07月21日 | 南域内情勢
現場状況ー強制執行日の様子

双龍車‘労組圧迫’…戦場みなった平沢工場
ストライキ61日目、終わりの見えない戦い
会社側,対話打ち切り全方向圧迫…ストライキ労組員‘激烈な抵抗’


 ハンギョレーホン記者、キム記者


20日でストライキ61日目をむかえた双龍車,平沢工場は、警察ヘリコプターが低く旋回する声と黒い煙,煙の臭いが入り乱れて‘戦場’を彷彿させた。 裁判所が労組員退去のための強制執行を認め,労組に向かった締めつけが本格化した。 双龍(サンヨン)車は破局に突き進むの
か。

■戦場彷彿
警察はこの日午前、34個中隊3000人余りを工場内外に配置した。 強制執行のために裁判所関係者たちが工場に入るや、警察はこのうち400人余りを労組が占拠中である塗装工場に前進配置させた。
正門で塗装工場の空地には、朝早くから労組側がタイヤを燃やし黒い煙が空を覆った。その間を赤外線カメラを装着した警察ヘリコプター2台が飛び回って動向を探っている。

執行官などが塗装工場接近を試みたが、労組員らは屋上でボルトとナットをパチンコに装填して撃ってこれらの接近を防いだ。 執行官などはハンドマイクを通じて、“工場を空けてくれ,邪魔すれば公務執行妨害罪だ”と話したが、労組の抵抗に結局1時間30分後に退いた。

午後に入って、ストライキ労組幹部の妻自殺の便りが、工場の雰囲気を急変させた。 正門の前に集まっていた双龍車家族対策委会員たちは“会社がついに人を殺した”として嗚咽した。 警察は20余個中隊を配置して,外部の工場進入を防ぐなど緊張した。 民主労総と家族らはこの日午後7時平沢工場正門の前で追慕ろうそく集会を開いた。

■対話,鎮圧皆難しく
こうした中、労使間対話チャンネルは機能しない。
会社側はこの日、塗装工場に入る水とガスを切ってしまった。 イ・ユンホ経済部長官はこの日国会で、“双龍車の生存は、可能性が非常に低いと見ている”としながら“このまま持続すれば破産は避けられない”として労組を圧迫した。 政府が仲裁に出ないという意も明確にした。
ストライキ労組員に対する圧迫が高まるのは‘労組の内部分裂が加速化すれば事態が解決される’という見解が会社や政府側にあるからと見える。
だが直ちに警察が鎮圧する可能性は高くない。 この日カン・ヒラク警察庁長官は“裁判所の強制執行に従う。不祥事を予防するだけ”であることを強調して,塗装工場進入は易しくないことを表わした。 無理な鎮圧で犠牲者を出す状況は政府や警察にも皆負担になる。


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