NPO法人 三千里鐵道 

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韓国-10代女子学生の動向

2009年06月05日 | 南域内情勢
あるカキコに10代女子の恋の悩み相談が載った。最近ナムチン(男の友達ー恋人)と喧嘩ばかりする、と。原因はノムヒョンの死、ほか政治問題が多いと。ノムヒョン、可愛そう、ともらすと、ナムチンは「当然の報い、大統領の癖して悪いことしやがって…」とけなす。それから喧嘩になってしまう。
結婚まで考えていたのだが、こんな風じゃ先が思いやられると、真剣に相談!
今、歌手・ソテジのファンクラブが静かにポンハを感動させている。缶ジュース、ローソクなど色々な差し入れが…。その主力部隊も恐らく若い女子であろう。
以下、関連記事。




去年米国産牛肉反対蝋燭集会の初盤を導いた 10代女学生たちが,今年ノ・ムヒョン前大統領焼香所と告別式後集会にも大挙現われた.これらは制服を着て焼香したり,警察に抗議したりした.告別式が開かれたソウル市役所前広場で、キャンドルを配るなどボランティア活動もした.男子学生より女学生の姿がずっとたくさん目立った.
パク・チャンウック映画監督も “焼香所に行った時夜明けだから人々があまりいなかったが,登校する女子高生たちが押し寄せて来る姿を見た.我が国は女子高生たちが担って行く国ではないかと思う”と言った.

女性青少年たちに何が起こったのだろう?
ノ前大統領の告別式が行われた先月 29日夜、ソウル広場であった宋(18 高3)嬢は “ノ・ムヒョン前大統領が単純に可哀想だということより、李明博政府を批判する話を友達とたくさんする”と言った. 金(15 中3)嬢は “中3の社会時間にデモクラシーを学ぶ。ここに出てデモクラシーが何かを見なければならない”と言った. 金さんは告別式後、ゴミかたずけをしていた.
女学生たちはただ悲しくてではなく, 何か具体的な理由を持って来ている.
去年蝋燭集会に出た青少年たちを研究した李昌鎬韓国青少年政策研究員研究委員は “学生たちは思っている以上に多くのことを分かっている”と “去年蝋燭集会時には食べ物という特性から出たと思っていたが, 今年も出ていることを見れば政治的に成熟したのではないか”と診断した.

女学生たちが目立つ理由は何だろう?

朴ノルウェーオスロ国立大教授はハンギョレに送った電子メールで
“韓国はまだ ‘家族’ 単位で動く社会なのに,息子,特に長子には ‘良い学歴’を取って社会で ‘成功’しなさいという家族の圧力はずっと大きい”と分析、 “それで男子学生には心的な余裕が不足するが, 女学生たちは ‘学習機械’になりなさいという強要に反旗をあげる余地がもっと大きい”と言った.
男女共学高等学校で学生たちを教えるユン教師も “社会問題に関心がある学生たちと話をすると、男子学生たちは ‘政治はそらぞらしい’と自分の競争力アップに努力する面が強いが、女学生たちは批判意識を発展させる方”と言った.
告別式後ソウル広場で開かれた追慕祭に出た李潤慶(18 高3)嬢は “男の子たちはノ・ムヒョン大統領の話をしても反応がない.スポーツやゲームの話が好きだ.女学生たちは昼休みの時、テレビをつけておいて告別式を見ながら話をたくさんする”と言った.

10代女学生たちが政治的に急進化するという分析もある.





時局宣言文を読んでーあるカキコ

2009年06月05日 | 南域内情勢
さる3日、ソウル大教授ら、時局宣言文発表


ソウル大と中央大教授らが時局宣言文を発表した。チョップル参加者司法処理,大運河変則推進,対北朝鮮政策危機,竜山惨事などで民主主義が危機に追い込まれているとし,野党と市民団体を国政パートナーとして受け入れ、表現・集会・結社の自由を保障しろと主張する時局宣言文を発表した。
”大学教授らの時局宣言文はこれからリレーのように慶煕大、成均館、延世大、高麗大が宣言文を発表する予定。引き続き全国の地域大学教授らまで時局宣言文を発表する予定だ。
大学教授らまでが…。と思われるかも知れない。だが、現政権の民主主義に対する後退に覚醒と反省を要求しているのだ。
ハンナラ党の若い議員らですら深刻さを悟って党内刷新特別委を作っった。イ・ミョンバクは第5共和国の時、政界に入門したパク・ヒテを抱いている、真に心苦しいことだ。イ・ミョンバクは気を引き締めなければならない、とハンナラ党内部からも声が上がっている。
ぼくは教授らの時局宣言文を見て, 第2の4.19が起きるのではと心配になった。当時イ・スンマン政権は、度を越す独裁に学生と大学教授らが真っ先に立ち上がったし、市民らが後に従った。結局イ・スンマン政権は没落した。 
民心は天の心だ。昨日ソウル大教授らの時局宣言文発表会の時に老人らが入って妨害する一幕があった。これを見てぼくは、その老人たちに対する怒りより、その方らがあまりにも哀れでならなかった。この方たちが、少しでも学んでいれば、どんなに大金の日当をくれても恥ずかしくて出られなかった筈。
だから人間は勉強しなければならないのだ。無知は…。







DVD製作、順調! 6.28公開予定

2009年06月05日 | NPO三千里鐵道ニュース


以下、製作中のDVDタイトルと原本との出会いの経緯を記した。


オバマはこの戦略をチェンジできるか(副ーキャッチコピー)

(DVDのタイトル)

韓半島の統一を阻む
アメリカの戦略


この動画は、大統領選挙の広報活動用に2006年制作、放映されたが、当時は有権者にそれほど受け入れられなかった。却って、現在的意義があるようだ。三千里鉄道は朝鮮半島の平和を希求する市民の皆様に、この動画を贈る


          提供 NPO法人三千里鉄道


以下は、この動画を紹介したハンギョレサイトのブロガー氏の弁

この動画は、去る2006年大統領選挙を控え、当時執権勢力が保守陣営に対して警戒心を呼び覚ますための選挙戦略の一環として製作放送されたと見られます。

選挙時点にこのような動画が放映されることは、絶対多数の国民には恐らく選挙用という理由で,当時政権与党の心中を見透かされると非難されたことでしょう。

放送されて2年の時間が過ぎ、ハンナラ党が政権を掌握した今、南北間の緊張と梗塞局面、最近北朝鮮の核ミサイル発射と核実験、北・米間の綱引きなどの事実が、現実性をもって迫ってくるのが不思議だ。

動画で言及したように、今は北朝鮮を打倒の対象と見ない。対決が万事という考えを持つようになれば、その終局には破滅しかないという、ゾーッとする現実を直視しなければなりません。

民族の同質性を回復して、南北間の問題は米国や日本など周辺国の利害に関係なく進めなければならないという点を悟るきっかけにしてほしい。