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縮小された統一部長官、気を吐く

2008年10月31日 | 南北関係関連消息

二つの世論’と ‘行動’ /統一ニュース骨子

最後の試験台に上がった金夏中統一部長官
“どこかで熟している”

去る 3月末から断絶された南北政府間関係が 7月 11日金鋼山観光客被撃死亡事件以後もっと梗塞された中に対北全段(ビラ) 撒布問題で深刻な況に落ちこんでいる.

しかし去る 29日、金夏中統一省長官は記者懇談会を通じて “今はたとえ南北関係が難しいが、あるきっかけが用意されるとか、突破口が生じれば南北関係は他のいつより活発に発展すると確信する”と言った。

特に南北関係正常化の足かせとなった ‘金鋼山事件’と関連高位当局者は “私たちの国民も金鋼山事件が起こった時と、今 4ヶ月が過ぎた時点でこの金鋼山問題を見る目、ちょっと違うと思う. そんな国民の考えに基づき北朝鮮側と協議すれば充分に何か合意点を捜すことができると思う”, “いつも「現代」が中間で多くの役目をはたした. …金剛山観光10周年になるまでには再開されたら良いんじゃないかと、期待している”とちょっと先に進んだ表現まで使った.

金夏中, “二つの世論ある”

金長官は言論と国会に代弁される民意に “二つの世論がある”と苦情を吐露した. “一つは多くの方々が政府が原則を守ってくれることを望んでいる. どこに行こうが北朝鮮圧迫や非難に搖れてはいけない、と言う意見”.

他の一つは 、“南北関係梗塞局面が続くことは国益次元で望ましくない. 統一省や政府が南北関係改善のために積極努力すべきだ.

金長官は “この二つは皆‘対北政策は超党的協助が必要だ. 国民的合意を土台で推進しなければならない’と強調した.

実際に金長官は金正日総書記の健康異常説に対して愼重な立場を取って来たし, 北朝鮮核問題の進展による南北経協拡大などを強調したりした.

しかし、突破口用意のための行動には、 躊躇!

金長官は開城工団活性化や金鋼山事件解決などに対して、どんな具体的な措置も出すことができなかった。政府間対話が必要だという当為論だけ繰り返した.

“今年中の開城工団を活性化させるための措置をいろいろ考慮している”と言いながらも、いざ北側勤労者のための寮建立問題は、北側との協議が必要だと事実上南北対話再開以後に延ばすという立場を明らかにした.

また開城工団 3通(通行,通信,通関) 問題と直結された郡通信資材装備提供に対しても ‘検討中’という立場だけ繰り返している.


北, “実在的実践行動がもっと重要だ”

金夏中長官が国内の ‘二つの世論’から ‘均衡’を取るために努力していると言ったが、結局保守勢力のご機嫌を伺うために ‘行動’で見せてくれたことはほとんど無いに等しい状況が持続している.

去る 28日、南北軍事会談北側代表団代弁人が 、“南朝鮮傀儡政府が、南北合意を言葉と行動が違うように対応するならば、南北関係の全面遮断を含んだ私たちの重大決断が実行されるようになる”と言った。 “言葉で二つの宣言に対する ‘尊重’や、合意履行のための ‘対話再開’より、実在的な実践行動がもっと重要だ”と、促した理由もこのためだろう.



一時廃止論まで持ち上がった統一省が、もう重患者室で回復期にあるという情況と, 以前の政府で高位職にいた金長官が、現政府で声を出しにくいという限界などを指摘したりもする.

実際に青瓦台や国政院が、統一省より強硬な対北朝鮮観を持ち与党内発言権も強いだけに、南北関係の担当部である統一省としては、進んで動くことができないことも現実だ.




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