散歩の時に見つけた

東京都内を散策しますが、こんな所にこんな物がと再発見します。写真等を添えて記録します。

久保田万太郎句碑(駒形どぜう)

2012-02-09 06:51:32 | Weblog
    

         

 「神輿まつまの どぜう汁すすりけり」駒形どぜう前にある久保田万太郎の句碑です。小説

家で落語や歌舞伎分野を主とする評論家の安藤鶴夫、愛称・アンツル氏の句碑建立の文は以下

のとおりです。  

 久保田万太郎先生は市井の人を愛し とくに またふるさとをおなじくする浅草ッ子を愛し

た ここに駒形どぜう越後谷 五代 助七 その生前の厚誼をしのんで 先生をしたう情は 

まことに涙ぐましいものがあるが 昭和四十一年初夏 この句にゆかりの三社祭の吉日に当た

って 駒形どぜうの店の前に いま先生の句碑を立てる 旧称田原町三丁目なる 先生の生家

にもっともちかくにこの句碑を立てられたことは さだめし先生もよろこばれていることと思

われる ここにつつしんでこれをしるす者は おなじく浅草ッ子のひとり 昭和四十一年五月

十七日 安藤鶴夫  とあります。