散歩の時に見つけた

東京都内を散策しますが、こんな所にこんな物がと再発見します。写真等を添えて記録します。

三人吉三(浅草奥山)

2011-08-12 06:26:28 | Weblog
   

 奥山参道商店街のシャッターに描かれた「三人吉三」です。いずれも吉三郎という名の三人

の盗賊を中心に話がすすみます。これは「大川端庚申塚の場」ですね。  

 節分の夜、大川端庚申塚で、ひょんなことから夜鷹を川に突き落とし、小判百両を奪ったの

がお嬢吉三。そこで有名な科白。月も朧に白魚の 篝も霞む春の空 冷てえ風にほろ酔いの

心持よくうかうかと うかれ烏のただ一羽 ねぐらに帰る川端で 竿のしずくが濡れ手で粟

思いがけなく手に入る百両・・・となります。そこにお坊吉三が現れ、その金よこせと無理を

言って斬り合いとなっところで 和尚吉三が割って入るという場面ですね。  

 その後三人は意気投合して義兄弟の契りを結ぶといいます。歌舞伎もいろいろありますが、

このお嬢吉三のセリフ回しには「待ってました」と声がかかるところです。