東京スカイツリータウンの南、北十間川を挟んだ業平2丁目に春慶寺という寺がある。正面
入り口脇に四世鶴屋南北の墓があり、何時も香華が絶えません。
その右側に「鬼平犯科帳」中 岸井左馬之助寄宿之寺 江守徹 と書かれた石柱が建ってい
る。これはファンとして見過ごすことはできませんです。長谷川平蔵の剣友岸井左馬之助と再
会する「本所・桜屋敷」を想起いたしますね。平蔵が市中見回りの途中立ち寄った高杉道場跡
地で、同行の酒井同心に隣家の桜を説明中、左馬之助がいきなり打ちこむシーン、ひらりとか
わす平蔵に「腕はおちてないなぁ」と笑いあうのです。
鬼平犯科帳のテレビドラマは、よくもまぁ・・と思うほど原作のイメージにぴったりの配役
になっていて、相模の彦十(先代江戸屋猫八)が一等賞、次いで岸井左馬之助(江守徹)が二
等賞だと勝手に点数を付けて喜んでいます。