迷宮映画館

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ゲキ×シネ SHIROH

2011年03月28日 | 一言映画群&おしばい(ゲキシネ)
去年からちいとばかりはまってしまったゲキ×シネ。きっと迫力あるエンタメなんだろうなあ~と言うことを見る前から想像し、その通り!ものすごい迫力と、役者さんたちのスキル、ほとばしる汗を身近に感じることが出来るなかなかの企画。難点は、ちょっとお高いことくらい。。。映画二本見たと思えば、いいのですが、ちょっとねええ。

「蛮幽鬼」の後、ゲキ×シネではなかったが、「ANJIN」と「MUSASHI」を鑑賞。どれも見た甲斐ありました。さすがの舞台。藤原君も、映えるのはやっぱ舞台だわ~などと再確認した。

今年は、ゲキ×シネを4本連続上映すると!うーん、財布がきついのですが、ここは見ましょう!しかし、今回の騒ぎで一時出来ない!ということになりそうだった。えーー、それは残念・・。と思っていたところ、上映と相成りました。よかった、よかった。

さて、題名は「SHIROH」。??ん・・何の話?何も知らずに鑑賞です。・・・ミュージカルでした。。。。見て、5分で後悔。いや、きっと素晴らしいのはわかってる。苦手と思いつつも、きっとその苦手な部分を吹っ飛ばしてくれるほどの中身なのはわかってる・・・。でもね、でもね、だめなんすよ、ミュージカル。

そこで歌わなくても。。。朗々と台詞を語ってくれて方がよっぽど胸に来るんですがねええ。後悔の念を抱きつつ、鑑賞。なんだ、話は島原の乱のことだったのね。ナル!SHIROHってのは、天草四郎のことかあ!!この話の中では、四郎を二人に想定して、益田四郎時貞と、天草四郎と双方に役割を与えている。

さすがにうまい設定だ。自分が救世主のように崇めたてまつられて戸惑う四郎と、己の持つ歌声の力にきづいていないもう一人の四郎。二人の四郎が出会って、人々を一つにまとめ上げて行く。

しかし、お上にたてつく輩のやっていることを、黙って見ているような甘い幕府ではない。彼らを完膚なきまでに殲滅するための策略を着々と練っていたのだ。

ツウことで、うまい構成だわ。いろんな人々の思惑が絡み合って、複雑な状況を生み出して壮大な話と昇華して行く。絶対に必要なのが、神の声を持つ男。。。。ここで、説得力のない声じゃまずこの話が成立しない。で、何と知りませんでした。世の中知らないことが多すぎる。


中川晃教君。素晴らしい!!まさに神の声。他の声とは一線を画してる。いつまでも聞いていたくなるほどのパンチのある歌声は、なんとも心地いい。この声を生かすためにはこれは歌わせないと!それは納得。でも、そうすると彼以外の歌ってのが、どうにもしょぼくて・・・。いや、そんなことをあたしごときが言えるような立場じゃないことは重々承知。それほどの声だったというわけ。

「BECK」の神の声ってのは、こういう声を言うんだろうなあ~などと思った次第。

光っていたのは伊賀のくの一のお蜜役の秋山菜津子さん。決まってます。松平伊豆守役の江守さん!役柄の上ですが、舞台上でたばこをお吸いになる。あれは演出上とはいえ、なんか違和感あったなあ。

今回もそうでしたが、こういった舞台と言うのは、大概最後はみんな死屍累々となるんでしょうか。別の終わり方も見てみたいもんだ!とも感じた。でも、やっぱミュージカルは性に合いませんです。。。とほほ。と言いつつ、次もきっと見ることと思います!

「ゲキ×シネ SHIROH」

作 中島かずき
演出 いのうえひでのり
出演 中川晃教 上川隆也 高橋由美子 杏子 大塚ちひろ 高田聖子 橋本じゅん 植本 潤 粟根まこと 吉野圭吾 泉見洋平 池田成志 秋山菜津子 江守 徹


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
不覚にも (slver)
2011-03-29 00:14:38
あっきー(中川晃教)の歌声に、不覚にも涙を流してしまいました。
揺れている今の日本にこそ、あのくらい力あるリーダーが必要です。
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>slverさま (sakurai)
2011-03-29 11:19:22
冒頭のいきなりの映画紹介見たいなもんには、面喰いましたが、すごかったですね。
あの歌声には、聞き惚れました。
パワーと声量、表現力の豊かさ。お見事でした。
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