迷宮映画館

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クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ栄光のヤキニクロード

2003年04月19日 | か行 日本映画
今朝の野原家の朝食は・・・貧しい~~・・・。しんちゃんにヒロシにひまわりにシロもぷんぷん。こんなんじゃ力が出ないとみさえに抗議。でも目に前に出されたのは超おいしいそうなお肉たち!おいしい焼肉するためにやりくりした結果、ゲットした超豪華なお肉たち♪でも、ちょっと予算オーバーしたので、朝食にしわ寄せが・・。いい、そんなの許す。今晩美味しい焼肉なんだもん♪

そんな幸せな野原家に突然舞い込んだ変な科学者。「助けて」と倒れたところに追っ手がやってきた。彼らは野原家にこの科学者が渡したものをよこせという。そんなもの何も受け取ってないよう。断固拒否する野原家の面々。しかし、あくまで拒否する野原家の面々はいつのまにやら凶悪犯人にされ、なんと指名手配犯に・・・。ひえーーー。おらたち捕まっちゃうの~~。やだよーーー。晩御飯は焼肉が待ってるのに。「スィート・ボーイズ」と名乗る追っ手に四苦八苦の野原家。さあ、晩飯までに汚名を晴らすことができるのか・・。

昨年、桜井ランキング日本映画部門堂々1位の「しんちゃんシリーズ」の最新作。おのずと期待は高まったのだが、監督が変わったというので、過剰な期待をもたないで行った。確かに面白い、いつもののりのよさもバッチグー。しんちゃんの尻も快調でした。でもねーーやっぱちょっと足りなかった、哀愁が。前数作にあったもの。一緒に行く父ちゃん母ちゃんたちの心の奥にしまっていた大事な宝物をくすぐるようななんともいえない哀愁。そんなとこ突っつかれた日にゃ、もうおかあちゃんは泣くしかないうまさ。ギャグとの絶妙なバランス、こんな傑作なんでみんな見ないんだろうと思わせる、主人公野原しんのすけとのクロスオーバーが素晴らしかった。

今作にはこれがなかった。残念。映画好きの人にはたまらない(と多分作ってる方が思ってる)シーンはいくつかあったが、「ブラック・ホーク・ダウン」なんて、連れてくおかあちゃんはあんまり見ないと思うよ。マニアとまでは行かないまでも、だいぶ映画を見てる人はついニマニマするシーンを入れたのもいい。でもおかあちゃんが求めるものはちょっと違うんだよな・・・。しんちゃんの根性は伝わったが、あつい情熱はいまいちだった。私が期待をかけすぎたのかもしれないが、きっとそういう期待をもってる人が山のように日本にいるはず。期待かけられる方も大変だろうが、是非とも頑張ってもらいたいのです、ハイ!まあ及第点ぎりぎりってな感じかな。わかった、ボーちゃんの活躍が少なかったからかも。でもでもでも、今晩のご飯は絶対焼肉が食べたくなるゾー--。

「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ栄光のヤキニクロード」

監督 水島 務  2003年 日本作品


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