ドイツ・ハンブルグの川端に立つ、古い倉庫のような建物。古いと言っても戦後だろうなあなどと想像する。昔の写真もあったが、何年って出てたっけ?ここは第二次世界大戦で、激しい空襲にさらされたところの一つだから、そんなに古い建物は、残っていないだろう。
そこは『ソウル・キッチン』という名のレストラン。魂がこもった料理が出るかと思いきや、冷凍食品をチンしたものや、出来あいの衣つきのフライを揚げるだけ。味は推して知るべしだが、そんなことはお客には関係ない。気取らない、雑多な雰囲気がこのレストランの一番のごちそうなのかも。
ここのオーナーシェフは、ジノス。名字は何度聞いても覚えられないような難しいギリシア人。ジャーナリストを目指す恋人がいて、彼女は上海に行く予定。自分も一緒に行きたいところだが、店をなんとかしなくてはならない。
そんなときに見つけたやけに腕のいい頑固なシェフと、不動産業をやってる昔の友人、そして仮出所してきた兄。なぜかジノスの周りが急にあわただしくなる。頑固なシェフのわけの分かんない料理のおかげで、一端は閑古鳥がないてしまった『ソウル・キッチン』。おいしいものはわかるようで、客が引きも切らずとなり、いつの間にか、大繁盛となる。
保健所の指摘もクリア、滞納していた税金も払い、兄に店をゆだねて、よーーし!上海に行くぞぉっと。
好事魔多し!うまく行ってたはずのいろんなことが、リバウンドしたかのように、マイナスに行ってしまった・・・・。このまま、ジノスは、這い上がれないのか???
つうことで、久しぶりのドイツ映画で、やけに嬉しいあたし。題名だけで、何も知らずに見に行ったのだが、こちらもお久しぶりのモーリッツ!うわーー、何か年取ったなあ~。『ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア』の時は、ほんとにちゃらい兄ちゃんだったんだけど、やけに貫録あるし、また相変わらずうまい!
怪しげな雰囲気から、気の弱いところに、決めるとこは決めるカッコよさ!主人公のジノス役の役者さんと、あまりに似てて、ほんとの兄弟かと思ったのだが、そうではないらしい。
おぉぉ、恋人のおばあちゃん役は、モーリッツの母親のモニカさんではありませんか!『4分間のピアニスト』で、ものすごいインパクトを残した女優さん。この映画を撮った後に、亡くなられたのだとか。
『4分間のピアニスト』の時のモニカ
多分、ハンブルグのことをよーく知ってると、もっともっと楽しめるのでしょうが、十分面白かったです。ところどころの小ネタが効いてる。あの泡だて方で、ボールを一回転させたら、駄目っしょ!料理のかずかずもよかったなあ。
ちょっと癖のあるニヤッと笑いたくなる小品。こういうの大好きです。
◎◎◎◎
「ソウル・キッチン」
監督 ファティ・アキン
出演 アダム・ボウスドウコス モーリッツ・ブライブトロイ ビロル・ユーネル
そこは『ソウル・キッチン』という名のレストラン。魂がこもった料理が出るかと思いきや、冷凍食品をチンしたものや、出来あいの衣つきのフライを揚げるだけ。味は推して知るべしだが、そんなことはお客には関係ない。気取らない、雑多な雰囲気がこのレストランの一番のごちそうなのかも。
ここのオーナーシェフは、ジノス。名字は何度聞いても覚えられないような難しいギリシア人。ジャーナリストを目指す恋人がいて、彼女は上海に行く予定。自分も一緒に行きたいところだが、店をなんとかしなくてはならない。
そんなときに見つけたやけに腕のいい頑固なシェフと、不動産業をやってる昔の友人、そして仮出所してきた兄。なぜかジノスの周りが急にあわただしくなる。頑固なシェフのわけの分かんない料理のおかげで、一端は閑古鳥がないてしまった『ソウル・キッチン』。おいしいものはわかるようで、客が引きも切らずとなり、いつの間にか、大繁盛となる。
保健所の指摘もクリア、滞納していた税金も払い、兄に店をゆだねて、よーーし!上海に行くぞぉっと。
好事魔多し!うまく行ってたはずのいろんなことが、リバウンドしたかのように、マイナスに行ってしまった・・・・。このまま、ジノスは、這い上がれないのか???
つうことで、久しぶりのドイツ映画で、やけに嬉しいあたし。題名だけで、何も知らずに見に行ったのだが、こちらもお久しぶりのモーリッツ!うわーー、何か年取ったなあ~。『ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア』の時は、ほんとにちゃらい兄ちゃんだったんだけど、やけに貫録あるし、また相変わらずうまい!
怪しげな雰囲気から、気の弱いところに、決めるとこは決めるカッコよさ!主人公のジノス役の役者さんと、あまりに似てて、ほんとの兄弟かと思ったのだが、そうではないらしい。
おぉぉ、恋人のおばあちゃん役は、モーリッツの母親のモニカさんではありませんか!『4分間のピアニスト』で、ものすごいインパクトを残した女優さん。この映画を撮った後に、亡くなられたのだとか。
『4分間のピアニスト』の時のモニカ
多分、ハンブルグのことをよーく知ってると、もっともっと楽しめるのでしょうが、十分面白かったです。ところどころの小ネタが効いてる。あの泡だて方で、ボールを一回転させたら、駄目っしょ!料理のかずかずもよかったなあ。
ちょっと癖のあるニヤッと笑いたくなる小品。こういうの大好きです。
◎◎◎◎
「ソウル・キッチン」
監督 ファティ・アキン
出演 アダム・ボウスドウコス モーリッツ・ブライブトロイ ビロル・ユーネル
あの時も思ったけど、お爺ちゃん顔のお婆ちゃんですよね(苦笑)
お元気そうに見受けられたけど、そうですか、合掌。
ノリがアメリカ映画な印象を受けましたが、そう歴史は詳しくないけど、面白かったです。
ギックリ腰のネタはしつこく引っ張りましたね(笑)
思ったこと。
ギリシア系の移民のお話で、さすが、ドイツはヨーロッパの優等生だなということでした。日本も大変ですがユーロ圏はこれからが大変です。この様子だとちょっと困った事になりそうです。
音楽のノリの良さには感激です。
全然イメージ違ったけどねえ。
モーリッツが出てたから、もしかして母親も出てるかな・・・と思ったんですが、あたりでした。
でも、お爺ちゃん顔のおばあちゃんって、おかしい!ぴったりです。
ドイツ映画って、自分の国の確固たるもんがなくて、どこかハリウッド的だったり、ヨーロッパ的だったり、どっちつかずというか、節操がないというか、フレキシブルと言うか、そう言う作品が多いんですよね。
なんか、その節操のなさが好きなんですよ。
ちょっと売れるとすぐハリウッド行ったりして、でもって、また帰ってくるとかね。
若干イメージしてたものとは違ってましたが、なかなか楽しく見ました。税務署のおばちゃんに唖然でした。
結構移民とのトラブルもんとかも多かったような気がします。
ネオナチとかのからみとか、いろいろあるみたいですが、なかなか興味深く見ました。
全編、音楽のセンスの良さに感服。エンドロールもオシャレでした。
今晩は☆彡
いやあこれ最高ですよね!!
今年のベスト10に入れようと思っています。
ジャガイモ料理ばっかり?
いえいえそんなことはありませんよ。
一番びっくりした料理は何と豚の関節のローストでした。ドカンと出てきました。
まあそのでかいこと!
ちなみにジャガイモ料理・・・・。
ジャガイモの団子料理でしたが、あんまり
美味しくないですね。
ただハンブルグは行ってないので、なんとも
いえませんが(笑)
すみません<(_ _)>かなり横道にそれてしまい
ました!
モーリッツさん、良かったよね。
母のシーンはカットせずにと息子は言った
そうです。いや母想いでウルウルです。
DLP上映だったようで、小さなスクリーンだったんですよ。それがちょっと残念だった。
でも、とっても良かった。
あの兄弟は、真面目にほんとの兄弟だと思いましたよ。似てた。でもって、出来の悪い兄ちゃんを持つ弟の苦労とか、うまかったですねえ。
いやーー、実はドイツの民に怒られそうですが、私、ジャガイモがどうにも苦手で・・・。カレーにも、出来れば入れたくない。。。
ドイツは、ピンからキリまでジャガイモ料理のオンパレードだぞ!みたいに刷り込まれてて、ちょっと怖い。
ジャガイモだけなわけないですよね。
どれ!ビール目指して、行こうかな。