嫌な天気だ。
いよいよ憎たらしい梅雨に入ってしまうのだろうか?
今日は前々から気になっていた
日本料理を名乗るお店に行ってきた。
花・味兆。
場所は青山一丁目の交差点を墓地方面に
右手にあるホテルプレジデントの
ちょうど裏手あたりにその店はある。
時間が14時に近く
お店の前には夜のメニューが出ていたのだが
最後の客として迎え入れてくれた。
中に入り内装の落ち着いた感じに心地よさを感じた。
日替わりは¥1,260なのだが生憎手仕舞い。
¥2,100のおばんざい御膳なるものならということで
ちょいとお高い昼食をいただくことになった。
最初にやってきたのがこちら。
くりみおからと言っていたのだろうか?
おからをクリーム煮したものに
煮詰めたはまぐりが和えられていた。
これは旨い。程よいクリームとはまぐりの塩気が
おからのもわっとしたパサつきをしっとりと抑えていた。
こちらのお店。
醤油をなんと各テーブルに5種類ずつ揃えている。
仙台・金沢・山口・大分・鹿児島。
左から右へ寒い地方のものはやはり塩度が高く、
南に行くほどまろやかになってゆくのだと教えられる。
先付けには先ほどのおからの他に
マグロの刺身が運ばれてきていた。
写真の色は忠実に出ている。
遠目には一瞬漬けかと惑わされたのだが
食べてみると旨い赤身だ。
この刺身ならば先ほどの5種類の醤油も
つまにこそ使えど全く必要が無い。
バチではなく、ミナミかクロの赤身。
クロじゃないよなぁ・・・とマグロに
思いをはせていると膳がやってきた。
ひじきにがんも、角煮に豆腐、焼き物は鶏だった。
そいつにごはんと赤出汁に新香で一揃えだ。
赤出汁を啜ってみる。
うん。まずまずだ。
赤出汁は麩となめこのものだった。
塩気を柔らかく抑えていてこちらの方も
美味しくいただけた。
ごはんの加減も良い。
とびっきりな米ではないが
2膳をつぶを残さずいただけた。
がんもの方は出汁が良い。
柔らかい味だと連呼しているが
加減の良い出汁は甘からず辛からず
本当にはんなりとしている。
焼き物の鶏は大山だろう。
多すぎない塩を潰さない加減で
食べると時折ピリッと鶏の味を引き立てる。
こいつも旨いぞ。
ここの焼き魚が無性に
食べてみたくなってしまった。
ひじきはもう少し戻しても良い気がしたが
味付けに関してはこれまで同様不満は無い。
写真の通りにんじんと蒟蒻を
わざと立てているのが気付きにくいが
らしさをしっかりと発揮していた。
角煮。
出汁で煮詰められた角煮は
普段食べるこってりとしたものとは
一線を画している。
わかりやすく言えば
肉じゃがのように角煮を作ってみてくださいと言えば
ピンとくるのだろう。
自家製の豆腐が黄色く見えるのは
こちらは豆腐の上に出汁をのせているからだ。
匙ものを嫌う日本料理だが
私は全然気にならない。
大豆がそこまで強くなかったので
これはちょいと出汁に負けていた。
最初に運ばれてきた際に
私は一瞬からすみか!と胸が踊ったのだが
焼たらこだった。
このたらこも刺身同様なかなか良いものを使っていた。
こいつが1本あれば3膳は飯が喰えそうな
私好みの1品だった。
食後には杏仁豆腐と珈琲が出てきた。
杏仁豆腐や珈琲自体は悪くないのだが
煎茶、番茶と茶を変える気配りがありながら
料理の名残を消してしまう珈琲はちょいと感心しない。
もったいない。
帰りがけには女将も板長も店先に出て
客を見送ってくれる。
接客や細かな気配り。
とても良いお店なのだが
珈琲は過剰すぎましたな・・・
後から調べるとこちらのお店は
演歌歌手の松前ひろ子さんがオーナーだとか。
北島三郎親分の縁者のお店で
甚平の北島ファミリー入りも1歩近づいたのかな。
美味しいごはんをご馳走様でした。
日本料理 花・味兆
港区南青山2-4-4南青山コアパレス1F
TEL03-3746-2552
11:30~14:30
18:00~22:00
日曜日定休
おばんざい御膳 ¥2,100(ごはんのおかわり無料)
甚平満足度 ★★★★☆
甚平満腹度 ★★★★☆
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こんにちは。甚平です。
東京に染まるのはぜんぜんヤバくないですよ!(笑)
醤油5種で味の変化を試してみたかったのですが
こちらのお店のお刺身は悪くなかったので
醤油を使わせてくれませんでした。
ふだんたまり醤油はめったに口にしないので
たまには自宅で使ってみようかしら・・・
おはようございます。甚平です。
チョンマゲビールは
山口萩ビールという会社が作っている
地ビールです。
http://www.hagibeer.co.jp/
私はペールエールを飲んだことがありますが
なかなか香り豊なものでした。
オーナーの松前さんが
どうやら山口に特別な何かがおありなようで
こちらのお店では一押しとして
提灯をぶら下げてる次第です。
それでは
おはようございます。甚平です。
飛竜頭。
物の本ではそのように書いてあるのですが
本当に西ではがんもが飛竜頭と呼ぶのか
正直半信半疑でした。
ひりゅうず、ひろうず、ひろうす・・・
他にも呼び名がまだまだありそうですね。
うん。でもGu-Guガンモ世代な私は
がんもはがんもが一番しっくりときます。
西に行くと甘いたまり醤油になりますよね~
マグロ君は関西人なのでたまりで育ちました~
でも、刺身、寿司は・・東側の
醤油の方が良いですね~
染まっちゃったかな?東京に・・・
ぽちっと!
おいしいですよね~
気になるものが・・・
お店のお玄関のちょうちんに
「チョンマゲビール」って読んでいいんでしょうか?
で、「チョンマゲビール」って???
出汁の美味しいがんもはいーですね!
口の中でよだれが暴れそうです。。。
関西では飛竜頭とも呼びますが
うちは親が讃岐のせいかひりゅうずでなくひろうずと言ってました。。。
こんばんは。甚平です。
私の日記を読んでいただいている方の中では
今日がんもを作っているのは恐らくあなただけ・・・
奇遇ですね。
季節は過ぎてしまいましたが
私は銀杏がんもが大好物。
どんながんもか気になるので
これから伺います。
それでは。
そして、お邪魔したら、ガンモが登場で・・・料亭の一品には勝てなくても、そこそこいい出来だったと自負してま~す。
お時間ある時に覗いてくださいな。