銀座の甚平喰い倒れ日記

甚平を愛するサラリーマンの食生活を綴った日記。銀座界隈を中心に東京の美味しいお店をご紹介。

青山一丁目 さくらさくらにて「いしもちの塩焼き」をいただきます

2007-11-06 19:03:53 | 青山・外苑前・赤坂・乃木坂

今日はいただきもので
お昼を済ませてしまったので
先週食べたお魚のお話を・・・

皆さんは焼き魚のメニューで
「秋刀魚」に「いしもち」、
「あじ」に「いさき」、それから「イナダ」とあったら
何をご注文されるだろうか?

この焼き魚の注文に対する
偏りっぷりのものおかしさが今日の主題だ。



青山一丁目の交差点から外苑前へ向かう
左手の住宅街の一角に昼は焼き魚のみで
ランチメニューを構成する面白いお店がある。

さくらさくら。

店先でワタを取った魚達を目の前でじっくりと焼き、
仕上げには鉄板を使ってワタを抜く際に開いた腹から
じっくりと熱を送り込んで絶妙の加減で出だす。

頼んだ魚達が、私の腹に潜り込むために
こんがりと姿を変えてくれる姿を目の当たりにできる
なんとも食欲をそそってくれるお店なのだ。



ぶりが好きな私は
イナダにしようかと迷ったのだが
ここ数年独特の白身の匂いがイマイチ好きになれずに
焼き魚では食べないようにしていた「いしもち」を
興味半分で久々に注文させていただいた。

ここで気になったのが
同僚や後続が圧倒的に注文していた
秋刀魚という魚の支持率の高さ。

わが国の総理大臣を遥かに凌ぐ
60%程のお客がこいつに集中していたのだ。

確かにいしもちは旬とは言い難いのだが
いくら旬とは言え高級魚を凌いで大衆魚に群がるこの様相は
少し以上に感じてしまい魚屋が儲かってしょうがないなと
ため息が出てしまったのだ。

全ての焼き魚が¥980だったからでもあるのだが・・・



同僚に聞くと嫁さんとスーパーに行っても
秋刀魚やあじは知っていてもいさきやいしもちは
知らないから買わないのだという。

単価の違いで手を出さないのならと
ぼやいてもしょうがないのでこの変で手仕舞いにするが
イナダやいさきは旨い魚なので値段が同じならば
たまには食べてみて欲しい。

さて、肝心のお昼ごはんがやってきた。

スクエアの皿にとても美しく盛り付けている。
焼き場を見せたりこういった見た目の部分を意識するだけで
ヨダレの分泌は随分と違うものだ。



山葵かよ!と突っ込みたくなるような
大根おろしの量には目を疑ったが、
佃煮やかぼちゃやさつまいもなどの旬菜も
品目数が増える分嬉しく感じさせていた。

主役のいしもち。

振られた塩を焼き上げる際の魚の脂っ気が
吸い込んだように身に纏い、何とも旨そうだ。



くりっとしたお目めとアイコンタクトを行い
いざ、箸を走らせた・・・

うん。

旨いのだが私はやっぱりいしもちは
煮魚なんかの方が好みだ。

ニジマスの河臭さもちょいと苦手なのだが
いしもちの磯っぽさも大好物の部類にはあたらない。



クセを消すために醤油を使わせていただいた。

また、苦手意識もあるのだろうが骨抜きにも失敗し、
この日はそのまま突付かせていただいた。

こちらのお店。残念な点は2点あった。

1つは味噌汁。
もう1つはごはんだ。

特にごはんは焼き魚だけでは
腹持ちしないであろう私の神経系統が
おかわりしろとは命令してくれなかったのが残念だった。



丁度、今日の朝の番組で外苑前の上田米穀店という
ごはんに拘ったお店なんかを紹介していたのだが、
焼き魚とごはんと味噌汁は三位一体のもの。

今回は努力の先が偏って移ってしまったが
三位一体になったら魚には眼を見張った。

行列のできるお店になるのだろう。
ご馳走様でした。

さくらさくら
〒107-0062港区南青山2-13-5
TEL03-3404-7677

いしもちの塩焼き ¥980

甚平満足度 ★★★☆☆
甚平満腹度 ★★★☆☆

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・・・ あっ、ありがとうございます。・・・
   それでは明日もお会いしませう



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (マグロ君)
2007-11-07 08:47:58
イシモチだ~

つい先日記事を書いたばかり・・・

この焼きの映像がなくて・・・・

美味しそう~旬ですね~


ぽちっと!
返信する
使ってください。 (甚平)
2007-11-07 20:08:24
マグロ君

こんばんは。甚平です。

マグロ君の日記でしたら
写真は自由に使っていただいて結構ですので
充実するようでしたらお使いください。

それでは。
返信する

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