昨日は仕事の終わりに元同じ職場だったちょっと年下の数人と食事に行った。年下と言っても2,3歳の差なので同年代である。かなり前に一緒に仕事をして、何度か職場が変わってまた同じ場所になったので、数か月に一回定例会のように食事に行くようになった。最初に出会った頃はまだ子供が保育園に行っていた頃なので随分と昔からの付き合いである。
もう仕事を始めて30年以上もなると、職場の同僚はほぼ年下で若い子の割合が多い。半年前までは少し年上の先輩がいたが転勤してしまい、50代は上司を除いて私ひとりである。職場のちょっとした愚痴とか悩みとか相談も若い子にはしにくいので結構ひとりで悶々と抱えてしまうのだが、たまに話を聞いてくれる旧知の仲の同年代はありがたいなあと思う。
先週も仕事の関係でちょっと悶々とすることがあったのだが、今は別の課にいる元同じ課にいた先輩に昼休みの数分ちょっと愚痴を聞いてもらったら、そのうち飲みに行こう、話聞いてあげるよ、と言ってくれた。私にとっては喫緊の問題だったので正直そのうちでは遅いのだけれども有難く、ではそのうちにと言ったのだが、夕方になって、いや今日すぐ行こう、早い方がいいよね、と仕事終わりに誘ってくれた。
別に解決策を誰かに求めている訳ではないのだが、話を聞いてくれるだけでなんとなくほっとするのかもしれない。私にもっと能力があって仕事もばりばりとして自信に満ち溢れていたらそんなことは無いのかもしれないが、色々と、これでいいのだろうか、と思うことがある。
他の私くらいの年齢の働いている人って誰に仕事の愚痴や相談をしているのだろう。奥さんや夫とか、上司なのか、それとも同じくらいの同僚とかなのか。まあ50代となると結構役職についている人もいるのだろうから、そういう人は判断能力や経営の能力があるのだろうから人に悩みなんて言わないのかな。前に元上司と飲んだ時に役職が上になればなるほど孤独なんだよ、と言っていたのでそういうことなのかもしれない。そういえば私は、結婚してまだ離婚する前も家で旦那に仕事の愚痴とかを話すことってほとんど無かったな。常に悩みはあったけれどもそれを家族に話すということはしなかった。まあ若いときはもっと仕事に関しては脳天気だったからあまり悩みが無かったのかもしれない。
年をとったからと言って、昔自分が考えていたような頼りがいのある大人にはなっていないんだなあとつくづく思う。
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