星を見ていた。

思っていることを、言葉にするのはむずかしい・・・。
良かったら読んでいってください。

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久しぶりにどきどきした

2014-08-24 20:21:48 | 
この間出掛けたときに、電車で読む本を駅の本屋で買った。表紙が目に飛び込んできたのだ。アンリ・ルソーの、あのジャングルのような独特の絵、「楽園のカンヴァス」。何かの文学賞を取った有名な作品らしいのだが知らなかった。作者も知らなかった。

読み始めたら、久しぶりに先を読むのが楽しくて楽しくて仕方ない小説だと思った。主人公のキュレターの男性が、子供の頃アンリ・ルソーの「夢」という作品を初めて見たときに衝撃を受けた描写にとても惹きつけられた。冒頭美術館監視員だった女主人公が作品と向き合う心境を描写した部分も同じように惹きつけられた。

私もルソーが好きで、子供の頃学校の図書室にすごく大きな作家別の画集があって、ルソーの巻をじっくりと見たことがあったのをこの少年の場面で思い出した。その頃は(今もほとんどないが)画家に関しての知識が全くなく、ピカソとかゴッホなどと同じ類の画家というよりは、絵本の絵を描く人の類と思っていた。でも他にこんな絵を描く人を見たことがない、圧倒的に他の絵と違う、というようなことを思ったのを憶えている。

私はやはり、南国シリーズというか、熱帯の植物が描かれている作品が好きだ。どうしてこの人はジャングルの絵を描くのだろう、と不思議になる。葉っぱの一枚一枚が細かく、細部まで丁寧に書いてある。小説の中でも、ルソーが自分のアトリエで南国の絵に囲まれて息が詰まりそうになる、というような感じの描写があったけれど、本当に絵を見てるだけで南国の暑くて煮詰まった空気のようなものを感じる気がする。しかも私は本物の作品を見ているわけではないのに。

昔独身の頃に買ったルソーの画集があったことを思い出し、本棚を探す。表紙はルソーだけれど思っていたのと違うのが出てきた。昔バーンズコレクション、という展覧会に行って、そのときルソーの本物の作品を見ていたんだ。すっかり忘れていた。そのカタログが出てきた。それから探していたルソーの画集がやはりあった。小説の中に出てきた作品をそれらで見直してみる。小説を読んでいるときは何となく、あんな絵だったけかな、と想像していたのが確認できた。

小説では展覧会や美術館の業界の裏事情のような描写もたくさんあってそれらも興味深かった。世界的に有名な作品や貴重な作品は、なかなか日本で見ることは出来ないし、運のようなものなのだろう。だからもし見れる機会があったら絶対に逃さずに作品に会いにいくべきなんだ、そう思えた。このところ時間的余裕が若干だけれど出てきたのでなるべく美術館に行こう、と思っていた矢先、良い作品に出会えた。小説全体に渡り、アンリ・ルソーへの愛が感じられる作品だと思う。

週末に子供と一泊ホテルにお泊りをしたのだが読みかけを持って行った。あっと言う間に読み終わってしまった。読み終わって、ああ終わっちゃった、と残念になる小説を久々に読んだ。


コメント

2014-08-18 08:01:04 | つぶやき
嬉しい時に嬉しい顔をする、
簡単なことなんだけど、いつから出来なくなったんだろう。
そういえば、私小さい時も人から物を貰った時、もっと嬉しそうな顔しなさいって
よく親に怒られた。嬉しいことは嬉しかったんだけど、わー、嬉しいー、ありがとー、って
言葉は瞬時には出てこなかった。

私の人生、これで結構損してるな。
女は愛嬌、よく実父が言ってた。その通り。
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