星を見ていた。

思っていることを、言葉にするのはむずかしい・・・。
良かったら読んでいってください。

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やっと

2010-02-15 21:02:54 | 
通信教育の試験が終わったので、これでおおっぴらに本を読めると思う。(と言うほど、試験前真面目に勉強はしていないのだけれど・・・)

もう数カ月前に買ってまだ読み終わっていない「日本奥地紀行」という本がすごく面白い。イザベラ・バードという英国人女性が、1878年に日本の東北と北海道を旅した時の日記を本にしたもの。イザベラ・バードという旅行家の名前は知っていたのだけれど本を書いていたのは知らなくて、たまたま本屋をぶらぶらとしていたらこの本を発見してそしてつい買ってしまった。

外国人の、未知の国日本に向ける視線は、現代に生きる私とさほど変わらないんじゃないかと思う。100年以上前の日本の、田舎に住む普通の人の暮らしぶりというのが良く分かる。時代劇とか歴史の本とか民俗資料館などを見るよりかは、余程外国人によって書かれたこの本を読んだ方が昔の日本の庶民の暮らしが実感できる気がする。

読んでいて何回も何回も書かれているのが、蚤が多くて困るということ。それから農民たちが着の身着のままでいることや、日本の湿気と雨にうんざりしていることなど。道路が整備されていないのだから日本は戦艦なんかをたくさん作るよりインフラ整備をしたほうがいいと書かれていたり、外国人を珍しがっている好奇の目にうんざりしながらも、決して日本人の性質を悪く書いていなく、むしろ好意的に書いている。女が一人で堂々と旅行出来る国は日本ぐらいであろうとも書いている。

私たちが今外国に行っても何もかもが珍しく感じるのだから、100年前情報もあまりない時代に英国から日本に来たということは、本当に何もかもが物珍しく新鮮に映ったであろうと思う。そして物凄く好奇心のある人だったに違いないと思う。そのため描写も結構細かく、例えば新橋駅で汽車から200人の乗客が一斉に出て来た時の下駄の音は凄まじいという場面など、あまり今まで想像したことがなかったなあと思う。馬に荷物を載せて日光、群馬、新潟を経て東北へ向かうのだが、その大変さは想像以上だったろうと思う。

先日また本屋をぶらぶらとしていたら、「100年前の世界一周」という写真集が目に入った。イザベラ・バードが日本を旅したほんの20年後くらいの頃日本を旅したドイツ人が撮った写真が載っている。写真のところだけ小1時間ほど立ち読みしたけれど結局買ってしまった。ちょうどイザベラ・バードに夢中になっていたので物凄く興味深いと思った。写真は色付けがしてあって、まさかその時代にカラー写真があったのだろうかと思ったけれど、やはり後から色付けしたものらしい。この間テレビでやっていたけれど、白黒の微妙な陰影の違いで、元の色が何色か分かり、それを元に色を再現するという技術を紹介していたので、きっとそうして色を付けたのだろうと思う。その写真集には日本だけでなく同時代の他の国(著者であり写真を撮ったドイツ人が旅した国々)の写真もあるのだが、色がついているというだけで、とても新鮮というか、どきどきする感じがする。写真と一緒に文章もかなり載っているのだけれど、まだそちらは読んでいない。

最近あらゆることに歴史というのは関係していて、またその重要性というのを感じるのだけれど(歴女、と呼ばれる人などもいて、歴史好きの人は羨ましいですが)、歴史音痴な私は何か興味を持つものから入っていかないとだめなのかもしれない。でも、こういう本や写真集は大好きなのです。

こんなに読むのを楽しく感じる本は、久しぶりかもしれない。
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