ヌーボーじゃないけど

木曜日、母の病院に付き添うため仕事を１日休んだ。用事が終わってから病院近くのショッピングセンターへ行ったのだが、ちょっと前に私の好きな輸入食品店が新規開店していた。入り口で試飲のコーヒーを配っているあの店である。



コーヒーを必ずくれるので飲みながら中をウロウロする。クリスマスシーズンが近いのでサンタのお菓子とかクッキーとかマシュマロとか心惹かれる商品が溢れている。手にしてしまいそうなのをぐっと堪えて必要なものだけを買う。ハチミツが切れているのでハチミツと、パスタ数種類。生ハムがスーパーで買うよりお買い得な気がしたので生ハム。そしてちょうどボジョレーヌーボーの解禁日だったのでしきりにワインを宣伝している。



私はあまりボジョレーヌーボーのワインは美味しいと思わないので買わないが、ワインはそこそこ好きである。でも私が過去にお酒でちょっとまずい事になったのは全てワインを飲んだときである。それでこのところワインはあまり飲まないようにしようと思っているのだ。まあ家では缶チューハイくらいしか飲まないし、外で誰かと飲む時くらいなのだが、家でもパスタやリゾットなど作るとワインが飲みたいなあ、と思うことがある。買い置きしておかないのですごくたまにスーパーで安いのを買ったりするくらいだ。


しかし何だか凄くワインを買いたい気分になって来てしまった。単純である。家でも私しか飲まないし一本を3回くらいに分けて多分飲むのだろうから余ってももったいないし安くて美味しいのが良い。白しか飲めないし、そもそもあまり味の差が分からない。色々店内を見ていたが鍋にも合うという安いのを一本買って帰った。


ワイン一本ですごく嬉しくなり、その後食料品をスーパーで買ったのだかもうワインモードである。ムール貝の冷凍食品やらキノコやらパスタソース、やらである。我ながら本当に単純である。


だが家に帰ると残りご飯が大量にあり息子はリゾットを嫌がるので結局キムチチャーハンを作りワインはお預けになった。


でも次の日に飲んだ。まだご飯があったのでリゾットにしたが、なかなか好みの味だった。たったこれだけのことでかなり幸せ。安上がりだなあ。