晴れたら山へ

写真を中心にした山登り、沢登りのブログです

1039  谷川岳から平標山 主脈縦走

2024-03-11 15:46:49 | 登山

    肩ノ小屋よりオジカ沢の頭へ 左は俎嵓(マナイタグラ)

期日 :  2010年9月18~20日

メンバー : Akky、Kasahara、kawagoe、Takasaki

コースタイム・天気  

18 晴

 水上IC 23:45=ロープウェイ土合口駅(泊)24:15

19 晴後曇

 土合口駅7:10=天神平駅7:20~30―熊穴沢避難小屋8:10~20―天狗の留まり場8:50―休憩9:10~15―天神ザンゲ岩9:20―肩ノ小屋9:30―トマの耳9:35~45―肩ノ小屋9:50~55―中ゴー尾根分岐10:00―急岩場,鎖場10:40―オジカ沢ノ頭10:50~11:00―小障子ノ頭11:30―大障子避難小屋11:44―大障子下休憩(昼食)11:55~12:15―大障子ノ頭12:30―吾策新道分岐13:15―万太郎山13:20~30―越路避難小屋14:07―毛渡乗越14:20~30―休憩15:15~25―エビス大黒ノ頭15:40~50―エビス大黒避難小屋16:15―仙ノ倉山16:45~17:05―平標山17:50~55―平標山ノ家1658m,18:30  

 歩行時間 11:00、距離17.8km、標高差2026-1310=1716m、 累積標高差+2017m

            谷川岳から平標山ルート地図 1

       谷川岳から平標山ルート地図 2

         谷川岳から平標山ルート標高

 

20 雨後曇

 平標山ノ家5:05―大源太分岐5:45―三角山(浅貝分岐)5:55―三国山7:10~20―御坂三社神社7:55~8:05―上越橋8:25―法師温泉9:25~50=猿ヶ京10:05~10:15=後閑駅11:01~22=水上駅11:36~38=ロープウェイ土合駅11:57~12:10=水上駅12:25~35=真沢の森(温泉)12:54~14:20=月夜野IC 14:35=あきる野IC 17:55      

 歩行時間4:20 距離8.5km、標高差1660-795=865m、累積標高差-1080m

     平標山ノ家から法師温泉ルート1

    

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

平標山ノ家から法師温泉ルート2

    平標山ノ家から法師温泉ルート標高

 

記録、感想

 谷川岳主脈縦走コースは、笹原のすてきな道で、高山植物が咲く頃は特にすばらしいと聞いていた。4月に谷川岳に登った時いつか縦走したいと思っていた。

 今回、肩の小屋の予約が取れず泊まることができなくて二日間のコースを一日で歩くことにした。万太郎山までは展望がすばらしく楽しみながら歩くことができた。後半ガスがかかってからは展望がきかず疲れてしまった。それにしても11時間も良く歩いた。

19

 心配した天気も19日は 晴後曇り、20日は 曇となり安心して出発した。18日は谷川岳ロープウェイ土合口駅の6階のホールで仮眠の予定であったが、エレベーターが止まっており、ホールもしまっていた。やむなく二階の更衣室で仮眠した。カーペットやテーブルもあり快適に眠ることができた。

 ロープウェイは、始発15分前には長い列ができていたがなんとか遅れないで天神平駅に着いた。トマノ耳や白毛門、朝日岳などが見えるはずであるが遠くはガスがかかり見えない。

          天神平登山口

         

          標高1600m付近の急登

 一日で平標山まで行く計画の為ザックをできるだけ軽くして元気に歩きだした。結構早い。熊穴沢避難小屋は結構高さがあった。4月の雪があった時は全て埋まっていたのに。積雪量が多いのに改めて驚いた。

 ここから急登になり岩の道を登って行く。天狗の留まり場を過ぎると展望の良い笹原の道になった。

        天狗の留まり場

      天狗の留まり場より頂上を望む

      標高1800m付近の岩場で休憩

 天神ザンケ岩からは木道となり勾配も緩くなって気持ち良く登って行くと、あっけなく肩の小屋に着いた。ここにザックを置きトマの耳まで往復する。段々天気が良くなってきたがオキノ耳より北はガスがかかり良く見えなかった。残念。しかし爼嵓や縦走するオジカ沢ノ頭は良く見えるようになってきた。

     標高1820m天神ザンゲ岩

      天神ザンゲ岩より階段を登る

      肩ノ小屋にザックを置いてトマノ耳へ

          トマノ耳への登り

        トマノ耳 標高1963mにて

           トマノ耳より肩の小屋を望む

      トマノ耳よりオキの耳 標高1977m 

 肩ノ小屋から笹原に付けられたゆるい登山道を下って行く。気持ちの良いコースだ。ハクサンイチゲもまだ残っていた。

 途中で万太郎谷を登ってきた二人組に会う。そんなに難しくない沢だと言う。いつか来たいと思った。

        肩ノ小屋よりオジカ沢ノ頭へ

    中ゴー尾根分岐からオジカ沢の頭へ 左、俎嵓

        オジカ沢の頭がそそり立つ

 両側が切れ落ちた岩場を越すとオジカ沢ノ頭に着いた。左方向には爼嵓の稜線、真っすぐには彼方に万太郎山が見えた。またゆるい笹の坂を気持ち良く下って行く。小障子ノ頭から来た方向を振りかえるとオジカ沢ノ頭がどっしりとそびえていた。進む方向には、大障子ノ避難小屋が見えてきた。

 オジカ沢ノ頭の岩場 鎖場もある

 避難小屋は結構大きく15人程泊まることができる。又水場もあるし広場もありテントも張ることができる。

 右側が切れ落ちた脇の稜線を登るとようやく万太郎山に着いた。頂上からは仙ノ倉山などのすばらしい展望が得られるとあったがガスで見えなかった。ここは本日の工程のまだ半分であるが少し疲れた。

  オジカ沢の頭から下る 万太郎山ははるかに遠い

   オジカ沢ノ頭より万太郎山と仙ノ倉山 下が小障子ノ頭

  小障子ノ頭付近からオジカ沢の頭を振り返る

       小障子ノ頭から万太郎山を望む

   小障子ノ頭より大障子避難小屋と大障子ノ頭、万太郎山

   小障子ノ頭よりオジカ沢ノ頭とオキの耳を振り返る

  大障子避難小屋、大障子ノ頭、万太郎山、仙ノ倉山を望む

     大障子避難小屋とオジカ沢ノ頭

   大障子ノ頭、万太郎山はガスで見えない

     大障子ノ頭より130m下って220m登る

     登り返してようやく万太郎山ヘ着いた

    万太郎山と東俣ノ頭を、越路避難小屋から振り返る

 少しガスが晴れてエビス大黒ノ頭、仙ノ倉山までの稜線ははるか長く見えた。ここからは少し急なヤセ尾根を慎重に歩いた。万太郎山から200m程下り越路避難小屋に着いた。

越路避難小屋から毛渡乗越(1568m)まで120m下り、登り返してエビス大黒ノ頭へ

 

 小さく5人ほどしか泊まれない。さらに100m程下ると毛渡乗越であった。ここから川古温泉(赤谷林道)に下る道があり、仙ノ倉山から来た二人組が降りて行った。一時間半で林道に降りられるという。色々なコースがありいつか行ってみたいと思った。

 又ガスが掛かりぼんやりしてきた稜線を300m程登りエビス大黒ノ頭に着いた。ガスで展望がきかない中100m下り、笹原の急な道を200m程登り予定の時間に仙ノ倉山に着いた。これでエビス大黒の難所は終。

    エビス大黒ノ頭1888mに到着  ガスで周りは見えない

 エビス大黒ノ頭から100m下るとエビス大黒の避難小屋、登り返して仙ノ倉山

    242mの急坂を登り仙ノ倉山へ到着 疲れた

 仙ノ倉山からはかつて歩いたことがあるのでほっとした。方位盤があり大パノラマがみられるはずなのに残念。一等三角点にさわってすぐ出発した。ゆるい木道を歩き平標山に着いた。相変わらずガスで見えない。後30分程で山の家に着くので元気が出てきた。

         平標山山頂に到着

 暗くなった白い木の階段を、月明かりを頼りに山の家まで下った。二日間のコースを頑張って良く歩いたと我ながら感心した。持参したカレーとキウリのサラダが本当においしかった。デザートの蜂蜜レモンで疲れが取れた。

        平標山ノ家でおいしい夕食

 

20

 予報に反して朝から雨であった。カッパを着てブナや笹の樹林帯を三角山(浅貝、大源太分岐)、三国山へと歩いた。雨の中の稜線歩きも気持ちがよかった。三国山から急な階段を降り三国峠、上越橋、法師温泉と下った。標高が低くなるにつれて雨はあがってきた。法師温泉に着いた時には残念ながらヒルがスパッツなどに付着して気分を害した。バスと電車を乗り継いで土合口の車に戻った。

   平標山ノ家(11月撮影)を出発

      大源太山分岐 通過

     三角山(浅貝分岐)より大源太山

      三国山山頂に降りた

       御阪三社(三国峠)へ下りた

    国道17号線上越橋に下山 自然歩道を通り法師温泉まで歩いた

 

 帰りに立ち寄った温泉、真沢の森は貸し切り状態ですばらしかった。

 

コメント
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