1970年7月1日、JAL、B747の一番機が320人の乗客をのせて午後9時39分、羽田空港からホノルルに向けて飛び立った。月曜、火曜、木曜、土曜のホノルル行き週4便と、木曜、土曜のホノルル経由ロサンゼルス行き週2便でスタートした。15日からはジャンボ3機を使って合計9便に増便する。
JALに、初めて引き渡されたジャンボは、初期型であるB747-100型(ダッシュ100)といわれるタイプであった。“-100”では、アメリカ西海岸から東京への直行も厳しく、ホノルル寄港が必要であった。
その後、この“-100”が原型となり、離陸重量やエンジン性能の向上により、航続性能を高めた“-200B”型が登場し、1971年、JALに4番機(JA8104)が導入され、アメリカ本土へジャンボがノンストップで飛んだ。
1970年7月の羽田-ホノルル線就航以来、JALのB747の就航路線は次々と広がり、北米線、北回り欧州線、南回り欧州線、アジア・中国線、オセアニア線、中南米線とJALのあらゆる航路に投入されることになる。
JALジャンボの1号機(JA8101)は、1970年4月22日にシアトルでBoeing社から引き渡されたが、そのまま、アメリカ、モーゼスレイクで乗員訓練に使用されたため、日本へ初上陸したジャンボは(1970年6月1日)、2号機(JA8102)であった。 画面は、JAL B747-100A(JA8102)、羽田空港にて撮影。