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輝く大地、水鏡の頃 (2) - 大潟村

2010-05-31 | 東北


秋田県大潟村は、昭和32年に干拓がはじまるまでは、琵琶湖に次いで日本で二番目に大きい“八郎潟”という湖であった。

八郎潟は、男鹿市船越で日本海とつながり淡水と海水がまじった半鹹湖(汽水湖)であった。そのため,淡水と海水の70種以上の魚介類が住む豊富な漁場であり、古くから“うたせ船”による漁業、冬の間は“氷下(こおりした)漁”といった風景が八郎潟の風物詩となっていた。



八郎潟干拓の計画は古く、安政年間に払戸村の渡辺斧松が八郎潟疎水案を立てたのに始まるが、実施には至らなかった。