ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

のんびりやろう

2012-09-20 23:33:43 | Weblog
今日は、無錫まで日帰り出張。
行きは、上海駅から無錫新区まで高速鉄道、2等。
帰りは、無錫新区から上海虹橋駅まで動車、1等。

行きは、2等だったので座席シートがいまひとつだったけど、
始発だったので車内がまだ清潔だった。
帰りは、1等だから座席シートは広めでよかったのだけど、
かなりの長距離を走って来た後だったから、
車内には中国特有の食べ物やら、体臭やら、
いろいろと混ざったにおいが充満していて、
その意味では居心地が悪かった。爆睡したけど。

そうだ。
爆睡できるほどには居心地がよくなったんだ。
昔に比べると。

日本語を話していても、にらまれることもなく、
非常に平和そのものの旅だった。
デモのあいだも、隣の蘇州がひどいことになったので、
無錫でも日本料理店はかなり警戒していたらしいけれど、
そんなにひどいことにはならなかったよう。

ただ、デモがおさまってみると、
上海にも、日本人駐在員がごっそり帰国している会社があることがわかってきた。
そんな会社は、きっと国慶節があけるまで戻って来ないだろうから、
これから仕事に影響が出そうな感じだ。

ふだんでさえ「本社の意向が」と言う会社が多く
時間がかかるというのに・・・。

あーあ。もう、私ものんびりやろう。

宴の後

2012-09-20 01:58:29 | Weblog
日本ではどんな報道がされているのだろう。
中国と言っても広い。
北京、上海、広東、それぞれ全然違う。
そもそも文化背景が違う。

だから、ひとくくりに「反日デモ」とは言えない。
日本に比べて何倍もの面積をもつ中国なのだから、
「お国柄」は日本よりも激しい。

それを理解せずに報道するのは、いかがなものかと思う。

今日、自粛疲れの日本人と一緒に食事に行った。
店員さんは、積極的に日本語で話しかけてくれたし、
帰りのタクシーの運転手さんも、日本に理解があった。
そして、タクシーの運転手さんは、
ここ数日の中国人の暴挙について、すごく批判的だった。

私たちでも、自分の家族の愚痴は、家族にはあまり言えない。
そして、他人から自分の家族の批判を言われたら、腹が立つじゃない。

私は、中国の暴徒や政府の悪口を言う人には、
「でも、日本は歴史的に見て、中国に学ばせてもらったから」と
言うことにしている。

そうすると、中国人は、進んで心を開いてくれる。
このオープンマインドは、日本人の感覚と少し違う。

この広さをもし日本も持てたら、
百年の計がなるかも、と思う。