ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

お嬢さま

2011-03-28 21:55:03 | Weblog
勘違いされているようなので、面白いからそのままにしている。

会社で、
・世田谷区在住
・3LDKのマンションに一人暮らし
・持ち家
と、話したら、すごいお嬢さまなんだと勘違いされた。

18歳から1人で、親が買った家のローンを払い、いまでも住んでいる。
単に、それが一番安上がりだったからなんだけどな。

社会人になったとき、私が借りた奨学金と併せて、
ん~百万の借金があった。
預金なんてなくて、マイナスからのスタート。
母親は植物状態、父親は、ん~億円の借金があって雲隠れ。
お金には、とても苦労したけれど、
でも、一家が離ればなれになってしまったことに比べたら、
そんなにつらいことじゃなかった。

私にとっての「お嬢さま」の定義は、お金持ち、ではない。
私の同年代、つまり40歳くらいで、
「お父さん、お母さん、あれが食べたいな。
行きたいところがあるの。欲しいものがあるの」と言える人。
毎日じゃなくても、年に何回か、そんなことが言える人。
本当に実現してもらえるかどうかの問題じゃなくて、
そう言って、子どもに戻れる人。

そして、「何か食べたいものがある? 必要なものはない?」と
親から聞いてもらえること。
他人からじゃダメなんだ。親からじゃないと。

ということで、私はすごいコンプレックスの塊なのだけれど、
よくお嬢さまと勘違いされるので、そういうことにしている。