ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

ガス炊飯器

2011-03-21 20:48:49 | Weblog
昨日、スーパーに行ったら、比較的食べ物があった。
ただし、牛乳と納豆はゼロ。
牛乳と納豆を少しのあいだ摂取しなくても、決して死ぬことはないので、
ましてや成長に影響するわけでもないから、
まあ、しょうがないな、と思っている。

野菜の放射能の問題は、基準値がどうの、という説明ばかりで、
どのくらい摂取しつづけたらどんな危険性があるのか、という説明が乏しいので、
よくわからない。様子見だ。
とりあえず、水でよく洗って食べることにしている。
一回食べただけで即問題が出てくるような食べ物なら、
店頭に並ぶ前に何か問題が起きているだろう。
それよりも気になるのは、これから先、水と土がどうなるのか、ということ。

広島や長崎の例を挙げて、大丈夫、と言う人もいるけれど、
原発が一進一退の病状である以上は、なんとも言えない。
継続している、という点が、なかなか難しい。

原発は、廃炉になるという話があるけれど、
というか、私のような素人が見た限りでも、
廃炉にして封じるしかないだろうと思うし、
それよりも、もう稼働させないでくれというのが本音だが、
鉄とコンクリで覆うのも、たいへんな作業なのだろうと思う。

温暖化をこれ以上進めないために原発! と、学生のころ習った。
家で原発の話をしたとき、原発大反対の母はこう言った。
「大きな工場のような大口顧客には、電気料を安くしているのよ。
電気なんて、一番熱効率が悪い、無理のあるエネルギーなのに、まったくおかしい話。
その、最も無理があるエネルギーを作るために、
最も危険な核を使うなんてアホとしか言いようがない。
うちは、なるべく無駄な電気は使わない。
電気は安全だと思っているから、ダラダラと家事をする。
部屋のあかりもつけっぱなしにする。
例えばガスだったら、火から離れることができないから、
料理も効率よくするでしょう。
だいたい、原発を作るために、どれだけ石油を使っているかわからないし、
一概に、温暖化には原発なんて、言えないわよ。
だから、うちは絶対にガス炊飯器を使う!」と。

半ば、趣味の話で終わったけれど、
そのガス炊飯器が、いまも大活躍している。
三合のお米が約12分で炊け、蒸す時間を入れても15分だ。
確かにススはたまるし、手入れは電気炊飯器より、一手間かかる。
でも、いま堂々とお米を炊けるので、結構えっへん!という気持ちになっている。
炊き上がりでスイッチが切れる機能がこわれたので、
毎回、炊けている音の変化とタイマーで最終判断をして火を止めている。
それも、なかなかいい。

火を制御できないものとして接していた時、
街灯も列車も、そして家で使う火も、すごく小さかった。
その時代に戻ろうとまでは言わないけれど、
使途をしぼっていく必要はあると思う。