今月末で、派遣契約が切れる人の動きが慌ただしい。
昼休みの話題は、どこにどんな仕事が転がっているか、だったり、
とりあえず外注の仕事をもらった、だったりで、
やっぱり女性はたくましいと思う。
キラリと光る見栄や牽制も面白い。
たいてい、派遣会社の営業の男性はボロクソに言われる。
仕事がおそい、間違いだらけ、人の話を聞いていない、など。
派遣で働く人は女性が多いし、女性は女性らしい心配りを期待するから、
確かに、派遣会社の担当さんは女性の方がありがたい。
会社で上司にするなら、私は男性がいい。
でも、派遣会社の営業は女性がいい。これは、ある意味で真理だと思う。
さて、同僚の派遣さんと2人で話す時間が少しあった。
彼女は私より少し年上で、家が少し遠い。
要介護状態で入院している母親がいて、少しボケ始めた父親と暮らしている。
今日、母親が介護施設にうつることになったので、終業時間すぐに帰り、
手続きをすると話していた。
彼女に、はじめて、私の母も14年間、植物状態だったと話した。
だから、もしまだ母が生きていたら、
今回の大震災、余震、そして停電、
私も心配で気もそぞろになっただろうから、
彼女もいろいろと気苦労が多いだろうと心配していたので、話せてよかった。
一言二言、少し話しただけで、
同じ介護の経験をもっている人なら、わかることがある。
周囲の人の何気ない一言に、ものすごく傷ついて自分をせめたり、
いろんなことがあっても、でも親だから愛したいと思ったり・・・。
両親が元気なときに、仲違いや衝突があったとしても、
それは、相手が人間としての機能を失って行く過程で心が通じなくなり、
すれ違って行くのとは、根本的に違う。
私の両親の年齢なら、ふつうは、まだ重度の痴呆にはなっていない。
だから「わかる~。私も親と仲が悪いからさ~」という同世代の人の相づちは、
苦笑に近い微笑を浮かべて流すしか方法がない。
ぽつぽつと彼女と話し、励ましているつもりが、
なんだかすごく私の気持ちが落ち着いた。
そしてなんだか、自分に自信をもった。
そうだった。あの日々を乗り越えてきたんだった。
昼休みの話題は、どこにどんな仕事が転がっているか、だったり、
とりあえず外注の仕事をもらった、だったりで、
やっぱり女性はたくましいと思う。
キラリと光る見栄や牽制も面白い。
たいてい、派遣会社の営業の男性はボロクソに言われる。
仕事がおそい、間違いだらけ、人の話を聞いていない、など。
派遣で働く人は女性が多いし、女性は女性らしい心配りを期待するから、
確かに、派遣会社の担当さんは女性の方がありがたい。
会社で上司にするなら、私は男性がいい。
でも、派遣会社の営業は女性がいい。これは、ある意味で真理だと思う。
さて、同僚の派遣さんと2人で話す時間が少しあった。
彼女は私より少し年上で、家が少し遠い。
要介護状態で入院している母親がいて、少しボケ始めた父親と暮らしている。
今日、母親が介護施設にうつることになったので、終業時間すぐに帰り、
手続きをすると話していた。
彼女に、はじめて、私の母も14年間、植物状態だったと話した。
だから、もしまだ母が生きていたら、
今回の大震災、余震、そして停電、
私も心配で気もそぞろになっただろうから、
彼女もいろいろと気苦労が多いだろうと心配していたので、話せてよかった。
一言二言、少し話しただけで、
同じ介護の経験をもっている人なら、わかることがある。
周囲の人の何気ない一言に、ものすごく傷ついて自分をせめたり、
いろんなことがあっても、でも親だから愛したいと思ったり・・・。
両親が元気なときに、仲違いや衝突があったとしても、
それは、相手が人間としての機能を失って行く過程で心が通じなくなり、
すれ違って行くのとは、根本的に違う。
私の両親の年齢なら、ふつうは、まだ重度の痴呆にはなっていない。
だから「わかる~。私も親と仲が悪いからさ~」という同世代の人の相づちは、
苦笑に近い微笑を浮かべて流すしか方法がない。
ぽつぽつと彼女と話し、励ましているつもりが、
なんだかすごく私の気持ちが落ち着いた。
そしてなんだか、自分に自信をもった。
そうだった。あの日々を乗り越えてきたんだった。