1巻。永久保存版。笠井潔伝奇小説集成、単行本。作品社。
全3巻の1巻目をようやく読み終えました。
2段組みで約700ページ。読み応えを云々する前に、まず本自体が重いです。
文庫版の4巻までが収録されています。
笠井潔さんの文章は好きなのだけれど、これまで「ヴァンパイヤー戦争」だけは、
読んだことがなかったのです。
なんとなく暴力シーンが多いイメージがあったので、
矢吹駆シリーズの哲学的な側面が好きな私にとっては、
あまり興味をそそられない作品でした。
先日、高橋克彦さんの「竜の柩」を読み、
何となく「そろそろヴァンパイヤー戦争も読んでみるか」
という気になったので、購入しました。
とはいえ、まだ最初の3分の1。
読み終わるまでには、まだ1ヶ月くらいかかりそうです。
想像した通り、暴力シーンと性のシーンが多くて、
食事をしながら読むには、まったく適していません。
文庫版からどのくらい加筆修正しているのか、よくわかりませんが、
かなりきわどいです。
とはいえ、物語の構成は、本当に緻密に考えられていて、
完璧にひとつの世界をつくりあげています。
本当に見事です。
縄文時代の日本や、三種の神器、
トランシルヴァニアのヴァンパイヤー伝説、KGBやCIA、など、
うまく再構成したものです。
ある新興宗教の信者の人が、この作品を愛読していたと、
以前何かで読んだことがありますが、
たしかに熱狂的なファンも出てきそうです。
そのくらい、細部にわたってよく構成されています。
でも、ここまでのところ、
私はそこまで熱狂的にハマることはなさそうです。
今年中に読み終わろう。
全3巻の1巻目をようやく読み終えました。
2段組みで約700ページ。読み応えを云々する前に、まず本自体が重いです。
文庫版の4巻までが収録されています。
笠井潔さんの文章は好きなのだけれど、これまで「ヴァンパイヤー戦争」だけは、
読んだことがなかったのです。
なんとなく暴力シーンが多いイメージがあったので、
矢吹駆シリーズの哲学的な側面が好きな私にとっては、
あまり興味をそそられない作品でした。
先日、高橋克彦さんの「竜の柩」を読み、
何となく「そろそろヴァンパイヤー戦争も読んでみるか」
という気になったので、購入しました。
とはいえ、まだ最初の3分の1。
読み終わるまでには、まだ1ヶ月くらいかかりそうです。
想像した通り、暴力シーンと性のシーンが多くて、
食事をしながら読むには、まったく適していません。
文庫版からどのくらい加筆修正しているのか、よくわかりませんが、
かなりきわどいです。
とはいえ、物語の構成は、本当に緻密に考えられていて、
完璧にひとつの世界をつくりあげています。
本当に見事です。
縄文時代の日本や、三種の神器、
トランシルヴァニアのヴァンパイヤー伝説、KGBやCIA、など、
うまく再構成したものです。
ある新興宗教の信者の人が、この作品を愛読していたと、
以前何かで読んだことがありますが、
たしかに熱狂的なファンも出てきそうです。
そのくらい、細部にわたってよく構成されています。
でも、ここまでのところ、
私はそこまで熱狂的にハマることはなさそうです。
今年中に読み終わろう。