ヒマヒマノキ ~歩いて、見て、楽しんで~

庭園・街の花、まつり・名所。いろいろな出会いを,その時々の想いを交えて、皆様にお届けします。

ヘクソカズラも薬用植物だったんです! ~東京都薬用植物園:ニチニチソウ、ヘビウリ、ゲンペイクサギ、クソニンジン、ヤエドクダミなど~

2021-07-20 | 公園・庭園・名所

東京都の薬用植物園の続きです。

ここ数日、本当に暑いです。

植物園で写真を撮っているときも、カメラに

「温度が上昇したため電源をオフします」の

表示が出て、慌てました。

コロナも心配ですが、熱中症も要注意。

水分補給も大切ですね。

 

ニチニチソウです。ポピュラーで、花壇などでよく見かけます。

そのニチニチソウですが、立て札を見てびっくりしました。

白血病等の抗がん剤の製造原料になる植物だったんですね。

成分の化学合成は難しいようで、重要です。

 

原っぱなどの道沿いでよく見かけるヘクソカズラです。

この果汁がひび・しもやけの薬とされていたとは、驚きです。

不運な名前です。

 

これはヘビウリの花です。日中に咲きます。

カラスウリなどの花は夜に咲き出して、翌日午前には

閉じてしまいます。

幻想的なレース状の花は、いろいろの方のブログで

紹介されています。

 

立て札には、ヘビウリは食用になると書いてありました。

ちなみに、この植物園にはオオカラスウリ(植物園の関係

HPからご覧ください)も植えられていたのですが、訪ねた

ときは花は終わっていたようでした。

 

ゲンペイクサギというのだそうです。

赤と白が目立つので、源平と名付けられたそうですが、

効能のほうはわかりませんでした。

 

インドジャボクです。熱帯植物のようです。

鎮静効果があるようですが、有毒植物だそうです。

 

サンゴバナと出ていました。

ちょっと花がぼけてしまいました。これも熱帯系の植物の

ようです。

 

上がニンジンボクで、下がセイヨウニンジンボクです。

ニンジンボクはかつて果実を煎じて、風邪に用いられたとか。

セイヨウニンジンボクは、青い花がきれいです。

よくわかりませんが、ハーブのように用いられるんでしょうか。

 

キバナノコギリソウです。

キク科の花ですが、はじめてみました 。

葉が薬用になるようです。

 

ヨモギギク(タンジー)です。キク科。

ヨーロッパでは民間の駆虫剤として使われたと出て

いましたが、そのタンジーオイルは有毒とか。

日本では観賞用だそうです。

 

クソニンジンです。ヨモギの仲間です。

日本ではあまり知られていませんが、抗マラリア薬の製造原料

なんだそうです。世界では、大変な役割です。

それにしても不運な名前です。

 

これは、良く知られたオトギリソウです。

子どもの頃、切り傷に効くとかいって、我が家にもあったような

気がします。

 

ジギタリスは、その形や色から、人気の花ですね。

これはかつて、ヨーロッパなどで強心剤として用いられて

いたそうですが、毒性が強く、成分が化学合成できるように

なって、今では用いられていないようです。

 

最後に、花はもうすでに終わっていて見ることができませんが、

ドクダミ(十薬)です。

これはヤエドクダミと書かれていました。

多分八重咲の花をつけるのでしょう。

このヤエドクダミも、植物園の関係HPからご覧ください。

来年は是非見たいと思っています。

 

実にたくさんの薬用植物があるものですね。

薬用とされていることを初めて知ったものや、

変わった花・珍しい花などを中心に紹介してきました。

撮りためたものはもっとあるのですが、

一旦区切りとさせてください。

 

 

 

 

コメント (2)
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