ヒマヒマノキ ~歩いて、見て、楽しんで~

庭園・街の花、まつり・名所。いろいろな出会いを,その時々の想いを交えて、皆様にお届けします。

これも薬用植物なんですか ~東京都薬用植物園:クサノオウ、ヒロハノレンリソウ、オタネニンジン、モミジガサ、エキナセア・サザンベル、タイワンレンギョウなど~

2021-07-14 | 公園・庭園・名所

東京には、都立の薬用植物園があったんですね。

この植物園のことを知ったのは、先月(6月)、ドクダミを

ブログにしたときでした。

いろいろなサイト検索をしていて、わかったんです。

しかし、その時はコロナ感染対策で休園していましたので、

行くことができませんでした。

 

先月(6月)下旬になって、再開園しましたので、行って

みました。訪れたのは初めてです。

「薬用植物」とは、「薬用に用いる植物の総称である。そのままで

あったり、簡単な加工をしたり、有効成分を抽出したりするなど

して用いられる。」(『ウィキペディア(Wikipedia)』)

とされています。

ちょっと難しそうです。果たしてどんな植物があるのやら。

 

園の中に入ってみると、とにかく広いんです。

ここには、薬用植物は約1600種類(小平市HP)も

あるそうです。

今回は、まずは薬用植物とされているものはどんなものか、

そんな気持ちで園内を見て回りました。

 

最初に目に飛び込んできたのがクサノオウの黄色の花。

名前の由来は、はっきりしていないようですが、

「草の王」とか「瘡(くさ)の王」、あるいは「草の黄」とか

書かれます。古来皮膚病に効くといわれてきた反面、強い毒性を

もった毒草でもあり、要注意だそうです。

確かに薬用植物だからといって、安易に考えてはならないのですね。

 

マルバハッカです。

別名アップルミント。ハーブの一種のようです。

 

ヒロハノレンリソウです。

スイトピーがその仲間だそうです。

 

黄色の花のオオバナイトタヌキモ。

微細なミジンコなどを捕らえる食虫植物だそうです。

 

赤い実をつけているのは、オタネニンジン。ウコギ科。

高麗人参といったほうが分かりやすいですね。

普段よく食べる野菜のニンジン(人参)はセリ科で、

全く別のものだそうです。

 

マツヨイグサ(待宵草)。

夕方に咲いて朝に萎む一日花。

これも薬用植物とされているんですね。

午後に写真を撮りましたので、萎んでしまっています。

 

モミジガサ。葉の形が面白いですね。

食用になるようです。

有毒なヤマトリカブトと葉の形が似ているようで、

その見分け方が書かれていました。怖いものです。

 

キキョウも薬用植物なんですね。

咳止めなど漢方で処方されるようです。

 

エキナセア(サザンベル)。ハーブ。

美しい花です。

風邪などの感染症の予防に用いられるとか。

思わず期待したくなります。

 

タイワンレンギョウ(デュランタ・レペンス)だそうです。

詳しくはわかりませんが、抗菌作用があるとか。

 

この黄色の目立つ花は、キクイモモドキ。

キクイモと違って、地中に塊根(イモ)はないそうです。

 

地味な植物が中心のように思っていましたら、随分といろいろな

薬用植物があるものです。夢中で、カメラに収めました。

まだまだたくさん撮りましたので、今後数回に分けて紹介したい

と思います。

 

コメント (2)
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