篠峯(奈良) 千代酒造
「夏カップ」、「プレ3」、「スパ晩」とはりきり企画部のお題を
次々こなしてくれる、「篠峯」堺専務がご来店。
宿題が多いと燃えるタイプですので、またいろいろ吹きかけます。
ハードル100段越えです。
息の続く限りはりきって頂きましょう。
でも造り手はタバコはやめましょう!!!!!
今年の「篠峯」の造りを終えて
今年の仕込みは、38本でした。
10月2日の精米始めから4月12日の皆造まで長い酒造期でしたが、
事故無く、大きなトラブル無くでホッとしています。
今期は初めての「愛山」での仕込みや新しい「もやし」の使用など
チャレンジが多くできて、充実した酒造りでした。
その大きな要因の一つは全ての蒸しを理想の「蒸し」にするべく、
新しい大きな甑(こしき)を導入したことです。
また、酒造り中の模様を少しですが、mixiに書いていますので、
良かったら見てみて下さい。
※ここにも「味串」がいた!!
今年の「篠峯」ここを飲んでくれ
今年は、良くお米が溶けた年ですが、
その中でも綺麗な旨さが明確な輪郭を伴ない口の中で程良く広がって、
素直な余韻を残しつつ消えていく味に仕上がっていると思います。
「篠峯」の特徴である、飲んでいてホッとする優しい味わいを
楽しんで頂きたいと思います。
一口では良さが分かりづらいかも知れませんが、
1杯飲み終わった時に良かったと思って頂けるお酒ですので、
ゆっくり食事と合わせて飲んで頂きたいと思います。
「篠峯」今年のチャレンジ
先にも書きましたが、新品の「甑」を買って楽しく蒸し米を掘りました。
量は僅かですが、愛山を「篠峯」らしく表現しました。
今年は38本、ほぼ全てテーマを変えて仕込みました。
商品には全てはなりませんが、来年に繋がる様々なチャレンジをしました。
一つの結果は綺麗な酸と少ないながらほんわりとしたアミノ酸に
表現されていますので、お試し下さい。
今年のスーパー晩酌酒の手応え
昨年は大きな課題に対して、気負って仕込みましたが、
今年は丁寧な造りに気をつけながら自然体で醸しました。
昨年は新たな味わいの表現を意識しすぎて
「篠峯」の本質から少し外れた部分があったかと思いますが、
今年は優しさと柔らかさがありながら、芯の強さを表現できたと思います。
私が考える篠峯「晩酌酒」は熟成が必要ですし、
熟成によって楽しさが増すのでいつ披露できるか分かりませんがお楽しみに。
※篠峯スーパー晩酌酒のラベルのお題はジミー大西
あの色使いを日本酒のラベルに生かしたかったのですが・・・
そのつもりで見てみて下さい。
ではこれから銀座へ市場調査へ行ってきます。