ロディ・フレイム in ビルボードライブ東京
1983年「アズテック・カメラ」のボーカル&ギターとしてデビュー
「High Land Hard Rain」 1983年発売
パンク~テクノ~ニューウェイブと移り変わり、当時打ち込みの多いやや濃厚系の中で
「ネオー・アコースティック」と呼ばれる爽やかポップの中心バンド
当時私もすぐアナログ盤を購入 良く聞いておりました。
しかしそのなじみやすさだけに聞かなくなるとレコード棚にしばし眠った状態になってしまいました。
「アズテック・カメラ」名義で何度か来日していますが、そういった状態でライブは行かずじまい。
そしてしばらくのブランクを経て昨年「ロディ・フレイム」ソロ名義になって出した
「surf」というアルバムを購入。
「Surf」 2002年発売
ロディ・フレイムのアコースティック・ギターでの引き語り
デビュー当時の爽快な疾走感は無いがそ、の分落ち着いて語りかけてくる説得力を
ボーカル&ギターから感じます。
聞いているうちにビルボードライブでの来日公演が決定 チケットGETし
今のところ最新アルバム「ウエスタン・スカイズ」を購入し予習開始
「Western Skies」 2006年発売
ジャケットはあまり好きではないが切ないメロディ満載の粒ぞろいの曲が並ぶ。
今回はシンプルなバンド編成で前作よりも演奏の表現力は増しているが、
アコギ1本で引き語る前作が余韻が深い感じもあり甲乙付けがたい力作である。
個人的にはこちらのアルバムが好きです。 廃盤になる前に聞いてみて下さい。
ソロデビュー後もゆっくりではあるが充実したアルバムを聴かせてくれる「ロディ・フレイム」
今回のライブは渋~く引き語るのか?との思いでミッドタウンへ
「Surf」のジャケットのようなミッドタウン
21時30分を少し過ぎてライブは始まりました。
バックバンドは無し、ロディ・フレイム一人の引き語りです。
バンドのライブだと狭く感じるビルボードライブのステージもこの日は広く感じます。
それ程シンプル こうなるとすべてのパフォーマンスはロディの表現力にかかってきます。
二本のギターを使い分けながら実に張りと透明感のある声で引き込んでくれます。
MCもリラックスしたトークでこちらを和ませながら進行
1964年生まれのロディ 老け込んでないかとの心配は吹っ飛ばしてくれました。
そしてギターテクニックは素晴らしくアコギでこれほど表情豊かに聞いたのは初めてで、
私も含め皆がじわじわ渦のように乗っていくのがわかりました。
翌日から同じ場所で始まる「ビーチボーイズ・ブルース・ジョンストン」に敬意を表して
「アイ・キャン・ヒア・ミュージック」を歌い
後半「アズテック・カメラ」時代の曲をやる頃には爽快な曲なのに会場には熱気が漂っていました。
普通1時間ほどで終了するライブも23時近くまで続き、大満足のライブでした。
稀にやる気のないアーティストもいますが今宵は「一生懸命」 快心のライブ!!
半分無理矢理連れて行った「かみさん」もロディ・フレイムとなっておりました。
スパークスと並んでまた来てもらいたいアーティストの一人に押さえました。
来月は「ゾンビーズ」のボーカリスト「コリン・ブランストーン」がビルボードライブに来ます。