ローリング・ストーンズ／サタニック・マジェスティーズ １６９７年発売
「ビートルズ」をオーディションで落としてしまったデッカレコードが
その穴を帳消しにすべく契約しデビューさせたローリング・ストーンズ
ビートルズのメンバーからの推薦もあったとか
ビートルズのマネージャーを裏方で手伝っていた
「アンドリュー・オールダム」をマネージャーとして
ダーティーなイメージで売り出したのがですが、
ミックなんてロンドン大学に通っていた秀才ですからね・・・・
ジョンやポールよりよっぽどお行儀が良かったのでは？
ほんとの悪っぽいイメージになるのは
「ベガーズ・バンケット」以降の様な気がするのですが・・・・
そんなデビューで、ある意味「ビートルズ」はライバルで有りながら
アルバムの先進性やその録音テクニックは先生でもあった訳です。
ビートルズの背中を見続けた最後のアルバムがこの「サタニック・マジェスティーズ」
私の中ではストーンズ全アルバム中一番ストーンズらしくない
最悪のアルバム「ビトウィーン・ザ・バトンズ」の後に出ました。
※ストーンズ版「リボルバー」といえなくもないですが、ちょっと無理が・・・
好きな方ごめんなさい
サイケ真っ直中の初のセルフ・プロデュースによる３Ｄジャケに彩られた異色作
しかし前作より、はるかに「らしさ」を含みブライアン・ジョーンズの操るメロトロンも
独特の華を咲かせています。
もちろんビートルズの「サージェント・ペパーズ」の録音をスタジオで目の当たりにして
かなり影響されたのでしょう。
日本の初盤はUK直輸入盤に「メ直帯」と呼ばれる一枚の紙帯と解説を付けたもの
そのデザインもたまりません
なかなか手に入らず今回美品 でやっと入手
ジャケットの中にはビートルズのメンバーの顔も隠れています。
探してみるのもまた面白いですよ。
デラニー＆ボニー／デラニーよりボニーへ １９７１年発売
デュアン・オールマン／デュアン・オールマンの偉大なる遺産（アンソロジーⅠ）
デュアン・オールマン／アンソロジーⅡ １９７３年、１９７４年発売
私の好きなジャンルにアメリカ南部の音楽
「スワンプ・ロック」 「サザン・ロック」があります。
デラニー＆ボニー通称「デラボニ」は黒人音楽をベースに
ソウルフルな歌声でエリック・クラプトンをも彼らのスワンプ（湿地帯）に
引き込んだ夫婦デュオです。
ジョージ・ハリスンも「デラボニ」をいたく気に入り
アップル・レコードからデビューさせようとしたらしく
アップルレーベルのテスト盤が存在する。
そして「オールマン・ブラザーズ・バンド」の看板ギタリスト「デュアン・オールマン」
「スカイ・ドッグ」と言うニックネーム通り、空を駆け上るごとき伸びやかなスライドは
バンドの演奏はもちろん、いろんなミュージシャンとのセッションで実証済み
特にエリック・クラプトン率いる「デレク・アンド・ドミノス」の名曲「レイラ」の
後半部分のスライドはまさに「スカイ・ドッグ」の面目躍如
この辺りのミュージシャンが絡み合って７０年代初頭の南部ロックの
ベースが生まれました。
その中心にいたデュアン・オールマンは１９７１年 バイク事故にて死去
バンドも評価、人気とも高まりつつあった時期だけに残念です。
ヴァレリー・カーター／ワイルド・チャイルド １９７８年発売
１９７４年「ハウディ・ムーン」というフォークトリオを
元フィフス・アヴェニュー・バンドのジョン・リンドらと結成
リトル・フィートのローエル・ジョージのプロデュースで唯一のアルバムを発表
繊細なアレンジと瑞々しいコーラスがマッチした隠れ名盤です。
そんな木漏れ日の様なアルバムを残したのみでトリオは解散
その後２枚のソロアルバムを７０年後半に発表したヴァレリー・カーターは
１９９６年に新作を出すまで沈黙する。
その後は自分のペースで活動を続け今年４月来日も果たし
大阪ブルーノートでその変わらぬ歌声を披露しました。
この２枚目のソロアルバムは顔のアップが印象的なジャケットに包まれ
TOTOのメンバーを中心とした都会的なAORを聞かせてくれます。
６月もあとわずか ワールドカップもいよいよ本戦
いい音楽とともに世界の技を楽しみましょう。
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