地酒屋のロックンロール日記

酒好き・音楽好きの仕事がらみと個人事をつらづらと・・・

平成20年10月27日(月)  晴のち雹   石鎚

2008-10-27 18:38:43 | 日本酒


石鎚 「越智 稔」登場

川崎の某酒販店の会のため今回はお兄ちゃんに変わり、
弟の「稔」君が上京
言うのは何ですが「稔」くんの気遣いと気配りは大したものです。
「礼節」を重んずる「はりきり企画部」としては信ずるにたる男の一人です。
ただ今独身 良縁を期待します

では発売が近づく「辛口酒」と好評発売中の「二夏越え」、「スパ晩」について


「石鎚」 辛口酒の苦労したところ

いつもお世話になります。愛媛県「石鎚」の越智弟です。

私どもの辛口酒での苦労点は、味のない線の細いお酒にならないように
しっかりと時間を掛けた乾いた麹を出すこと。
酵母がモロミ後半までゆっくり麹のエキスを食べ、
じわじわメーターを切るような、そんな原料処理を心がけました。

やはり、洗米 限定吸水にかなり気を使いました。
これらの工程を経た結果、ただ辛いという酒ではなく、奥深い米の旨味が、
盃を重ねるごとに伝わる石鎚らしさを持った
食と連動する辛口酒が誕生しました。

「石鎚」 二夏越え 今年のアピールポイント

  images

二夏越え 雄山錦は、味わいは、常温ではきれいな辛口ですが、
45度位のお燗で幅のあるこなれた味わいに変貌します。
芯がある酒質なので油脂系の酒肴でもうけながします。
もちろん上質なかつおだしのおでんなどもよく合います。


「石鎚」 スーパー晩酌酒 現在の酒質

私どものスーパー晩酌酒の現在の酒質は、熟度的には、やや若めですが、
バナナ系の香りが立ち、含み香が重厚です。
穏やかな流れのお酒ですが、食事に寄り添う
幅広い温度帯で楽しめる内容になっております。



「石鎚」 麹頭としての今年の気合い

今酒造年度は、兄である越智浩専務と酒造をはじめて10年目になります。
私が今思うのは、石鎚を扱ってくださる方、消費してくださる方の幸せの為に
汗をかけたらということです。

今期も お客様の為にしっかりお酒を造る!です。
盃を重ねるたびに良さを感じる 食中に活きる純米酒を理想とし、
平成20BYもしっかりとした仕事でお応えする所存です。
今後ともよろしくご指導ください。

※今年の造りもさらに気合いの入ったものになるでしょう!
   この後は赤坂「折おり」さんへ
   モチベーションを挙げるための勉強会へ出かけます!